リーバイスの現行モデルで最もワイドなジーンズ「569」を徹底解剖!

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リーバイスの現行モデルで最もワイドなジーンズ「569」を徹底解剖!

誰もが知るジーンズ生みの親「Levi’s(リーバイス)」。定番モデル501を筆頭に、豊富なシルエットやデザインのジーンズを取り揃え、「ジーンズを買うときには必ずリーバイスをチェック」するという方も多いほど、定番ブランドとして名を馳せている。今回は、その中でもイマドキなルーズシルエットを採用した「569」にフォーカスし、リーバイスの歴史から569の特徴と種類までを徹底解説!

ジーンズの親「Levi’s(リーバイス)」の誕生秘話

3大デニムブランドのひとつとされる「Levi’s(リーバイス)」。時代やジャンルを飛び越え、多くの人々から愛されている有名ブランドだ。その歴史は19世紀中頃まで遡り、今や約160年の歴史をもつ。始まりは1853年、ユダヤ系ドイツ人移民の間に生まれたリーバイ・ストラウスが義兄と共にアメリカ サンフランシスコで織物の卸会社「リーバイ・ストラウス&カンパニー」を起こしたことがリーバイスの起源。丈夫な作業パンツをどうにかして作れないものかと模索していた彼が作り出した生地をインディゴで染めたパンツは、汚れが目立たちにくく丈夫で、瞬く間に労働者の間で話題に。1873年に上顧客であったネバダ州のテイラーと共同で、ポケットのコーナーを金属リベット打ちで補強した作業用パンツを開発し、特許を取得。これが世界初のジーンズが生まれた瞬間となったのだ。

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リーバイスのジーンズがファッションシーンへと進出した流れ

作業用パンツであったジーンズだが、1940年代~1950年代に注目されたカウボーイスタイルとバイカーズスタイルによって、“カッコいいファッション”として認識されるようになっていく。元々、西部の牧場で働くカウボーイの作業着でもあったジーンズは、第二次世界大戦後に、航空機産業で経済が潤っていたロサンゼルスで多くのカウボーイたちが着用していたことから、彼らのスタイルがイケてるファッションとして受け入れられていく。さらに、ほぼ同時期に南カリフォルニアに登場したバイカーズたちも社会への反抗の証として、リーバイスのジーンズを愛用。その後、有名映画で著名人が着用したりと、ジーンズが様々なシーンに浸透していき、“アウトローが穿く、イケてるパンツ”というイメージに。サブカルチャーファッションに欠かせないアイテムとして認知されていったのだ。

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リーバイス「569」が生まれるまで

リーバイスというと定番の「501」が圧倒的に有名だが、今回紹介するモデル「569」も押さえておきたい1本だ。ストレートフィットが特徴の501が、細身の505へ派生した後に、70年代に近づくにつれ、トレンドはヒッピーファッションの象徴でもあるフレアなシルエットのジーンズへと変化。70年代中頃にはパンクカルチャーが流行し、細身のジーンズにダメージを加えたアイテムがトレンドに。1980年代のロックとは正反対のヒップホップカルチャーでは、ルーズでゆったりとしたシルエットのパンツが流行。ギャング文化のあるB-BOYの間では、刑務所帰りが自慢話となり、刑務所で穿くようなルーズフィットのパンツがカッコいいものとされたそうだ。その動きに注目したリーバイスが、ルーズフィットモデルを販売。その時生まれたのが「569」である。

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リーバイス「569」の特徴

王道の501は知っているけれど、569がどんなシルエットなのか、どんな特徴があるのかを知らないという方も多いのではないだろうか。ここからは、絶妙なルーズ感がコーデを格上げする569の特徴を紹介。

リーバイス 569 特徴①「クセになる絶妙なゆったりシルエット」

80年代のB-BOYのカルチャーに合わせて登場した569。腰周りと太ももにゆとりを持たせたストレートシルエットが特徴のアイテム。ウエストまわりに余裕を持たせ、ウエストのやや下の位置で穿くように設定されているのがポイント。野暮ったさが出ない適度なリラックス感で、洒落た雰囲気を醸し出す1本に仕上げられている。股上が深めでリーバイスのデニムの中で最もゆとりのあるジーンズとされ、リーバイスのジーンズの中でワイドなシルエットを求めている方に、ぜひチェックしてほしい1本。レングスが1サイズのみの展開だが、ロールアップしてもシルエットが崩れない設計で、多少丈が長くてもラフなルーズシルエットを保ったまま着用できるのも嬉しいところ。ストリートスタイルに映えるデザインは、穿くだけでイマドキな雰囲気を演出できる。

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リーバイス 569 特徴②「快適な穿き心地を提供するストレッチ素材」

ジーンズと言うと、硬くて穿きにくいというイメージ。しかし、この569には、ほどよい伸縮性を持ったストレッチ素材を採用。動きの多いシチュエーションでも快適な穿き心地を提供してくれるジーンズなのだ。さらに洗う度に足に馴染んでくるため、穿き込むほどに自分の足にフィットする1本に成長するのもこのデニムの魅力の一つ。

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リーバイス 569 特徴③「高級感のある品質を保証する牛革パッチ」

リーバイスのアイテムには、耐久性を示す牛革パッチが付いているのがお決まり。もちろん569にも健在で、後ろ姿に高級感をプラスする粋なディテールとなっている。このパッチは、品質の保証を表すもので通称「ツーホースパッチ」と呼ばれ、パッチには2頭の馬のイラストが描かれている。これは、“両サイドから馬で引っ張っても破れないほど丈夫である”ということを証明しているのだそう。牛革でできたパッチのため、こちらもジーンズと一緒に経年変化が楽しめるのも男心をくすぐるポイントだ。

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リーバイス 569 特徴④「リーバイスを象徴するディテール」

569にはリーバイスを象徴するディテールもしっかり反映。画期的な発明と言われるポケットを補強するリベットや、両サイドのポケット、ウォッチポケットとして知られていたコインポケット、2つのヒップポケットからなる「5ポケット」もリーバイスならではの象徴的なデザイン。さらに、1973年から採用されたヒップポケットの弓型ステッチ「アーキュエイトステッチ」も採用し、リーバイスらしさが溢れた1本に仕上がっている。

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リーバイス 569のラインナップを紹介!

569はルーズストレートフィットというモデルを展開し、現段階で3つのカラーがラインナップ。自分のテイストに合うデザインが見つけやすいのも嬉しいところ。カラーによって加工の具合や印象が異なるので、ぜひ、自分に合った1本をチョイスしてみてほしい。

リーバイス 569の種類①「Mid Vintage」

569モデルで一番明るい色のMid Vintage。ミッドブルーとも呼ばれるこのアイテムは、濃すぎない色味が特徴で、爽やかな雰囲気をまとい、THEアメカジコーデに最もハマりやすい1本に仕上がっている。しっかりと穿き込まれたジーンズに見られるヒゲ加工を施しており、ジーンズにサンドペーパーでラインを引き、その後ストーンウォッシュで洗う工程を採用しているのだそう。購入した当初からヴィンテージ感のある雰囲気が楽しめるのもこのモデルの魅力的なポイントだ。ルーズシルエットの明るいカラーのジーンズが欲しい方は、ぜひチェックを。

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リーバイス 569の種類②「Premium Indigo」

569モデルの中で最も深い色味であるPremium Indigo。ワンウォッシュとも呼ばれる一度洗いをかけたアイテムで、縮みにくい性質を持つ。ジーンズを特徴的な深みのあるブルーに染め上げるインディゴを使用し、穿き込んで洗いを繰り返すうちに、ヴィンテージ感が増すこなれアイテム。経年変化が分かりやすく、自分だけの1本に仕上がりやすいのも嬉しいところ。こちらは元々ヒゲがないデザインなので、自分で作り出していく工程も楽しめそうだ。濃いめのカラーリングを採用するころで、ルーズシルエットの569でも引き締まった印象に見える。カジュアルよりもクリーンな印象に仕上げたい方や、コーデの引き締め役としてシックに取り入れたいという方におすすめしたい。

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リーバイス 569の種類③「Dark Vintage」

ほどよいヴィンテージ感がたまらないDark Vintageは、Mid VintageとPremium Indigoの中間の色味で、様々なスタイリングに合わせられそうな汎用性の高い1本。こちらも穿き込んだような風合いのヒゲ加工をプラスし、購入してすぐにヴィンテージ感を漂わせられるアイテム。ただDark Vintageは洗濯時に色落ちする可能性が考えられるため、淡色カラーの衣類や、他のアイテムへの色移りに注意が必要。他のカラーとは一線を画すDark Vintageならではの雰囲気は、いつものコーデを格上げすること間違いなし。

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リーバイス 569を選ぶときのサイズ感

569は、インチ表記でウエストが28から36の8パターンの展開、レングスはすべて同様の32インチと豊富なサイジングのため、どのサイズを選べば良いか迷うアイテム。アメリカ製のサイズのため、基本的につくりは日本より大きめと考えるのが妥当。ウエストまわりがゆったりとしたモデルなので、定番501のW36が569のW34くらいという認識が良さそうだ。そのため、いつもより小さめのサイズ選びがおすすめだが、よりリラックスとしたワイドなシルエットを楽しみたいという方は、いつもと同じサイズまたは、少し大きめをチョイスするのもあり。自分のテイストに合わせてカラーやサイズを選ぶことで、日々のスタイリングに活躍する相棒のような1本に出会えるだろう。

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