スニーカーブランド連載企画②「スニーカーを市民に広げたKeds(ケッズ)」

ケッズ

スニーカー連載の第二弾のテーマは、アメリカの老舗スニーカーブランド「Keds(ケッズ)」。昔からスニーカーコレクターにも人気が高くスニーカーという言葉を世に広めたとも言われるブランド。ここ最近ではテイラースイフトの着用からファッション好きの女性にも人気が高まっています。今回は人気の高まりの割に意外と知られていない「Keds」の知られざるストーリーについて紹介していきたいと思います!

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スニーカーの語源とは?

ケッズの紹介に入る前に、簡単にスニーカーの語源についておさえていきます。

スニーカー干すコンバースオールスターハイ

スニーカーというその名の通り「忍び寄る(sneak)」という意味に語源があります。柔らかいゴム底のスニーカーを履けば、革底の靴と違い「音をたてることなく静かに忍び寄る/歩き回ることができる」ということから「sneakers」と呼ばれるようになりました。ちなみに英国ではしばしば「trainers」、どこの国でも若者スラングとして「kicks」と呼ばれたりもします。(2つで1足なので複数形)

スニーカーという言葉を世に広めたケッズ

1916年に誕生した老舗スニーカーブランド「Keds」。そして同社の広告を担当した代理店マン、ヘンリー・ネルソン・マッキンリー氏こそが「スニーカーという言葉を作った」とまで言われています。少しスニーカーが好きな人なら「ケッズといえばスニーカーって言葉の名付け親だよね」なんていうイメージがあるかもしれません。しかし..

Keds (The Original Sneaker)manualtolyf

実は「ケッズがスニーカーの名付け親」というのは、2010年の3月にケッズ社が広告キャンペーンを行った際に大々的に掲げた内容。これに対して「1887年のボストン教育ジャーナルの中で、すでにテニスシューズをスニーカーと呼ぶ学生について言及されている」という指摘を受け、同社はキャッチコピーをトーンダウンさせたという裏話があります。

「スニーカーという言葉を発明した」というのはさすがに言い過ぎですが、もともと高価で性能も良くなかったスニーカーを改良して安価で高性能に改善し、一般的ではなかった「スニーカー」という言葉を広告や製品を通じてアメリカ市民に広めた立役者であることは間違いない事実です。

ケッズはアメリカの元祖定番スニーカー

USラバーカンパニーという巨大企業のもと生まれたケッズ。確かな品質とリーズナブルな価格が人気を博し「アメリカンキッズはケッズで育つ」とニュース番組で取り上げられるほどに、子供から大人まで幅広く受け入れられてきたブランドです。

keds広告ad

ちなみにケッズという名称は「Kids(子供)」と「Ped(ラテン語で足)」を組み合わせた造語と言われています。※当初は「Peds」にしようとしていたところ、すでに商標登録されていたため変更したという裏話も。

「東のケッズ、西のコンバース」1970年代には日本でも人気に

1916年に誕生して以来、テニスシューズや野球やサッカーのトレーニングシューズ、カジュアルシューズをメインに手掛けてきたケッズですが1949年にはプロ仕様のケッズ、そう「PROKeds(プロケッズ)」を展開してバスケットボールシューズを展開、NBAチームへの供給も本格化させていきます。バスケットシューズといえばオールスター擁するコンバースと熾烈な競争に突入していきます。

西のコンバース東のプロケッズ

1960年代にはコンバースと人気を二分していたプロケッズ。「ロイヤルローはオールスターより軽い」とあからさまにコンバースを意識した広告展開をしているのもアメリカ的で面白いポイント。

pro_keds_1960s_1970s

1960年代のアメリカといえば、ニューヨークを中心とした東海岸ではケッズ派が多く、カリフォルニアを中心としら西海岸ではコンバース派が多かったという人気を二分していた状態。当時ほどではないものの、現在でも東海岸のミュージシャンはケッズやプロケッズを履き、西海岸のミュージシャンはコンバースを愛用するという傾向が残っているそうです。

アメリカ国内の人気が日本に飛び火したのは1970年代。純粋なるスポーツシューズとしてではなくアイビーやプレッピーのファッションスタイルと共に入ってきたと言えます。「東のケッズ、西のコンバース」という見出しはメンズファッション雑誌の定番でした。

80年代後半以降は、ナイキやアディダス、プーマといったメガブランドのハイテクシューズに押されて勢いを失いましたが昨今ファッションにおけるミニマルデザインに対する見直しや、加熱するスニーカーブームの中「少しでも人と違うスニーカーを履きたい」という消費者の動向によって再び注目を集めつつあります。

最後に、ケッズとプロケッズの定番おすすめスニーカーモデルを紹介します!

Kedsのスニーカー定番モデル「CHAMPION ORIGINALS(チャンピオンオリジナル)

ケッズの中にあって定番中の定番と言えるのは「チャンピオン」。紳士的で真面目な雰囲気を醸し出す押し出しの少ないデザイン。東海岸的なトラッドファッションや、上品で洗練されたアーバンサーフスタイルを好むような男性に愛される逸品。

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Kedsのスニーカー定番モデル「CHAMPION OXFORD CVO(チャンピオンオクスフォード)

テイラースイフトを広告に起用してから女性の間で人気加熱が著しいモデル。スリムで華奢なシルエットと広く開いた履き口が特徴で、日本におけるメンズサイズ展開はほとんどなし。女性へのプレゼント用に考えてみてはいかがでしょうか?

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PROKedsのスニーカー定番モデル「ROYAL AMERICA HI(ロイヤルアメリカハイ)」

60年代に多くのNBAスタープレイヤーに愛され、70年代には若者のカルチャーシーンと強く結びついて、アイビーリーガーにも愛されました。「西のコンバース、東のプロケッズ」と支持されたプロケッズを代表する「ROYAL AMERICA」のハイカットモデル。

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PROKedsのスニーカー定番モデル「ROYAL CVO(ロイヤル)」

シンプルなアッパーデザインに対して、ブランドアイコンのラインがワンポイントでミッドソールに配置されたデザインが洒落ています。

ROYAL CVO(ロイヤルCVO)

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現行モデルが気に入ったら、ぜひアメリカ製のヴィンテージKedsにトライするのもオススメです。古着屋巡りなど探すのに労力は必要ですが、同一モデルにおいてディテールのデザイン変更が繰り返されており、男心をくすぐります!

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