裾を絞り背中に膨らみを持たせた、着丈の短いアウターの総称である「ブルゾン」。今回はその着こなしのポイントと参考にしたい海外のメンズコーデ、おすすめアイテムを紹介!
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ブルゾンは作業着から生まれた機能的メンズアウター
アウターのなかでも着丈が短くスポーティな印象に仕上がりやすいブルゾンは、フランス語の”blouson”から名称がきており、裾を絞り背中に膨らみを持たせた上着の意味を指す。英語ではブルゾンではなく“Jumper(ジャンパー)”と呼ばれているため、海外で買い物する際は頭の片隅に入れておきたい。ちなみに、イギリスではジャンパーという単語はセーターの意味。
元々は作業着として使用されており、ウエスト丈で袖口や裾が作業の妨げにならないように絞り込まれているのが特徴だ。機能性が高く、なかには背中にアクションプリーツが入ったものも。ブルゾンの定義も幅広く「MA-1」「スイングトップ」「フライトジャケット」「スタジアムジャンパー」「コーチジャケット」「スカジャン」などもブルゾンとして扱われている。ちなみに、ブルゾンの原型と呼ばれているモデルはイギリスのバラクータ社が1948年に製造したゴルフジャケットモデル9だ。
ブルゾンは短丈で裾を絞ったフォルムを活かしたスタイリングで差をつける!
ブルゾンと一口に言っても様々で、着こなしのポイントもそれぞれ若干異なるが、共通するのは短い丈と裾を絞ったフォルムを活かし、スタイリングで差別化を図ること。その際重要となるのはボトムス選びで、ボトムスのシルエットが際立つブルゾンだからこそ、コーディネートの良し悪しはブルゾンに合ったボトムス選びが決め手と言っても過言ではない。もちろん流行りのフルレングスのワイドパンツやバギージーンズに合わせるブルゾンと、大人っぽくスマートな印象を作りやすいスリムテーパードのパンツに合わせるブルゾンは、オーバーサイズかジャストフィットかで見栄えもかなり異なるため、スタイリング全体のバランスを考慮することも重要だ。
着こなしポイント①「ボトムスのシルエットを際立たせるにはブルゾンが有力な選択肢」
アウターの中でもとりわけ丈の短いブルゾンは、ボトムスのシルエットを打ち出しやすく軽快な雰囲気を演出するにもうってつけ。とりわけボトムに重きを置いたスタイリングを狙うなら、合わせるべきアウターはブルゾンが正解だ。
着こなしポイント②「ブルゾンとタートルネックの組み合わせでスポーティーでエレガントなルックを表現」
スポーティーなブルゾンとエレガントでアーティスティックなムードを醸すタートルネックは相性バツグン。イタリアではタートルネックをフェデリコ・フェリー二監督の『甘い生活(La Dolce Vita)』に由来した“ドルチェヴィータ”と呼ぶように、タートルネックセーターをブルゾンにインナー使いすることで甘くエレガントな雰囲気が付与される。
着こなしポイント③「ブルゾンを同系色のアイテムで馴染ませながら、統一感のあるスタイルミックスに落とし込み」
ブルゾンでスタイルミックスのコーディネートを表現するなら、ブルゾンと同系色のアイテムでまとめて統一感を高めるのが常套テクニック。色味をきっちり馴染ませることで異なるスタイルのぎこちなさが解消され、違和感のないスマートなルックが完成する。
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