トレンドを追うことが必ずしもおしゃれに直結する訳では無いが、把握しておけば周りから“時代遅れ”、“ダサい”のレッテルを貼られることを避ける一助になるのは間違いない。今回はOTOKOMAE 編集部が世界の最新スナップや主力ブランドの展示会、ファッション主要都市の定点観測を通して得た情報を元に、2023秋冬にメンズがおさえておきたい5のトレンドを紹介!
スポンサーリンク
①「ちょいでかトップス」×「ちょっぴりクッションのワイドパンツ」のシンプルコーデ
2023年はロゴ物を大胆に取り入れるというよりも、洋服のシルエットや上質な素材使いによるドレープ感の取り入れでおしゃれを楽しむ着こなしが注目を集めている傾向にある。日本の高感度なティーンエイジャーの間ではストリートのゆったりとしたサイズ感でノームコアを表現したシティボーイ感のあるファッションが人気。海外ではOLD MONEYというキーワードで、一昔前の富裕層が好みそうな着こなしを区切ったファッションスタイルが注目されている。どちらも共通して、上下共にほんのりゆとりを持たせたフィッティングで、シンプルに全身をまとめているのがポイントだ。
おすすめは上のスナップのようなモノトーンの着こなし。秋冬の季節感を出したいなら、下のコーディネートのように秋を連想させる暖色のアウターやパンツをチョイスするのも良いだろう。シンプルな見た目をキープするために、取り入れる色数は2~3色程度に留めたい。
【関連記事】「ノームコア」が令和時代に人気再燃!注目メンズコーデ&おすすめブランドを紹介
②部分的な“赤”の取り入れで旬なスパイスを
最新スナップで散見された新鮮な色使いが赤の取り入れ。この数年はオリーブグリーンやブラウン、ベージュといった自然に馴染むアースカラーが主流だった背景もあり、鮮烈な赤色の投入はとても新鮮に感じる。ポイントは、1アイテムだけで部分的に赤色を取り入れること。アウター、インナー、キャップ、シューズあたりで赤色をワンポイント取り入れるのがおすすめ。
下のスナップは、数年前から注目され続けているアースカラーコーデに赤色のキャップを取り入れてブラッシュアップしたお手本的なコーディネート。赤は存在感のある色味で悪目立ちしそうなイメージがあるが、小面積であれば程よいスパイスとしてあらゆるコーディネートに馴染みやすい。
【関連記事】イマ注目の「赤コーデ」を紹介!最新のメンズ海外着こなしをピックアップ
③身幅デカめのラギッドなショート丈アウターをシティスタイルに合わせる
ワークやミリターウェアに見られる動きやすさを重視した身幅広めのショート丈アウター。羽織るとラギッドな印象を与えるこのアウターを、あえてキレイめなコーデに合わせてクリーンに着こなすスタイルが注目を集めている。この手のショート丈アウターは、ゆとりのあるシルエットのスラックスをはじめとしたキレイめなパンツと意外にも好相性。Gジャン、革ジャン、ダック地ジャケットなど、選択肢は豊富にあるため、自分好みのデザインを選んで大人の品よきMIXコーデを楽しみたい。
【関連記事】ショート丈アウター コーデ メンズ特集!注目の着こなし&おすすめアイテムを紹介
④ぷっくりトゥのシューズを裾からチラ見せ
クッションをつくったパンツの裾からぷっくりとトゥが膨らんだシューズをチラ見せすることで、あえて狙った野暮ったさのある足元に。足元にボリュームが生まれるため、オーバーサイズの着こなしと好相性で、ストリート系統の着こなしを好むセレブを中心に人気を集めている。高感度な洒落者のストリートスナップはもちろん、世界で人気を博するジョングクも実践しているファッションスタイルのひとつだ。
⑤キレイめコーデ×キャップで新鮮味のある抜け感を
ストリートファッションから徐々にキレイめコーデに気分が変わりつつある昨今。ストリートとキレイめ両者のテイストを程よくMIXしたような「キレイめコーデ」×「キャップ」のコーディネートは2023年を象徴するスタイルのひとつかもしれない。秋冬はステンカラーコートやチェスターコート、トレンチコートといったエレガントな雰囲気のあるコートをバサっと羽織り、キャップでスポーティなニュアンスを演出。秋冬はこんなストリートとキレイめのバランスが絶妙に保たれた着こなしを楽しんでみてはいかがだろうか。
【関連記事】今年の秋コーデは「スーツ」×「キャップ」が流行る!?