ドレススタイルのカジュアル化が進み、あらゆる着崩しスタイルが受け入れられているここ数年。とりわけスーツスタイルは「スニーカー」や「Tシャツ」を合わせるスタイルが定番化。ビジネスシーンでもスーツにスニーカーを合わせて通勤するスタイルが認められるなど、着こなしの自由度が高まっている。そして今年はついに「キャップ」を合わせるスタイルが注目を集めはじめている模様。
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最旬「スーツ」×「キャップ」のおしゃれな着こなしに共通する3つのポイントとは?
スーツ着こなしの達人たちが集う場で知られるイタリアのメンズファッション見本市ピッティ ウオモ。数年前までピッティ ウオモの会場に赴く際は、髪型を整え、上質な仕立てのスーツにタイドアップシャツを合わせ、手入れされた本革の靴を履いた正統派ドレススタイルで参戦するのが当たり前だった。しかし、あらゆるMIX着こなしが容認されはじめているここ数年でスーツ着こなしの自由度は高くなり、スーツをカジュアルに着こなす洒落者が増加。足元にスニーカー、インナーにTシャツを合わせるなど、おしゃれにスーツを着崩したコーデが一般的になり、直近で開催されたピッティではスーツにキャップを合わせた着こなしが散見されるように。
スーツにキャップを合わせた着こなし自体は数年前から認知されていましたが、個人的にはスーツとキャップのテイストがかけ離れていると感じる着こなしが多く「イベントでコスプレとして着るなら良いけど、街着として参考にするには難しい」と思っていました。しかし、直近のピッティで見た「スーツ」×「キャップ」の着こなしは違う。スーツとキャップの組み合わせが自然で統一感があり、お洒落でかっこいいんです!ストリートスタイルから徐々にキレイめコーデが注目を集めている2023年の流れを考えると、このスタイルはこれから一気に注目を集める可能性大です。
我々OTOKOMAE 編集部は、「スーツ」×「キャップ」のおしゃれな着こなしスナップをまとめ、洒落者に共通する3つのポイントを発見した。
ポイント①「コーデは3色以内でまとめる!」
おしゃれの基本として知られているのがコーデに取り入れる色数を絞ること。当たり前ではあるものの、「スーツ」×「キャップ」の着こなしにおいても重要だ。キャップとスーツ、インナー、シューズの色味それぞれに共通点を持たせることで、コーデに統一感が生まれ洗練された雰囲気を演出できる。
個人的にお洒落だと思うコーディネートのほとんどが、スーツのベーシックカラーであるネイビー、グレー、ブラック、ブラウン、カーキ(オリーブグリーン)をベースに、全体を3色以内でまとめていました。上級者は下のスナップのように、あえてキャップやスニーカーに色モノを取り入れてハズすことも。
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ポイント②「ほどよくユルいサイズ感」
キャップコーデは着こなしがスポーティな印象になるため、スーツは動きやすい程よいユルさのあるサイズ感で着こなすのが全体をバランス良くみせるコツ。ダボダボ未満のちょいオーバーサイズが狙い目だ。
キャップと相性が良いと思うのは、芯地を極力省いて軽やかさを出したイタリアスーツや、ボックス感のあるシルエットが特徴的なアメリカのサックスーツです。鎧のような構築感のある英国仕立てのスーツは、キャップを合わせるとなるとテイストのチグハグ感が気になる可能性が高い印象です。
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ポイント③「キャップは深めの前被りがかっこいい!」
スーツ着こなしにキャップを合わせる際の被り方は、深めの前被りがおすすめ。軽くうつむいた時に視線が隠れるスタイルがクールでストイックな雰囲気を演出する。
ベースボールキャップは6パネル、5パネルどちらも合わせている姿を確認できました。またクラシック感を古さ、懐かしさのあるスタイルと解釈するなら、ウォッシュ加工でヴィンテージ感を出したツバ曲げキャップをあえて取り入れるのもアリだと思います。この手のキャップは、個人的に手縫いの柔らかい仕立てのスーツと相性が良く感じます。
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