ダナーのブーツは世界初のゴアテックス搭載シューズ!5つの魅力とおすすめアイテムを紹介

ダナーのブーツは世界初のゴアテックス搭載シューズ!5つの魅力とおすすめアイテムを紹介

アウトドアにも耐えうるスペックを備えながら、タウンユースにも溶け込む高いデザイン性で人気を誇るダナー(Danner)のブーツ。ゴアテックスやレザー素材、ビブラム製ソールなど、このブランドのブーツには数々の革新的ディティールが備えられている。今回はダナーのブーツにフォーカスし、その魅力とおすすめのモデルを紹介!

アメリカが誇るアウトドアブーツブランド「ダナー(Danner)」の歴史

ダナーは、1932年に米国ウィスコンシン州チペワフォールズで、チャールズ・ダナーが安価な仕事用ブーツを5人の職人と一緒に作り始めたのがルーツ。“可能な範囲の中で最も優れた靴を作る”というポリシーを掲げ、ワークシューズメーカーとしてそのビジネスをスタートさせた。1936年には拠点をオレゴン州のポートランドに移し、2人の息子とともに北西部の太平洋岸で働く人々に向けて靴底に鋲の付いた靴を販売。第2次世界大戦中や戦後には、木こり用の作業靴メーカーとして有名になった。

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1960年代、ジョン・F・ケネディが大統領になった頃からアメリカ国内での健康意識が高まり、ハイキングや登山がメジャースポーツに。それに伴い、ダナーはワークブーツだけでなくハイキングブーツも扱えるように生産ラインを変更。「エルクハンター」と名付けられた初のマウンテンブーツをリリースした。その後すぐにエルクハンターは「マウンテントレイル」というモデルへと改良され、バックパッカーマガジンによって12社を越えるハイキングブーツの中で最も優れた靴として認定される。マウンテントレイルは現在のダナーの看板モデル「マウンテンライト」の原型となった名作だ。1979年には防水透湿素材のゴアテックスを世界で初めて採用することに成功。翌年に商品化され「ダナーライト」と名づけられたこのモデルは、現在でも完全防水ブーツの代名詞として君臨している。

ダナーが展開するブーツの5つの魅力とは?

ダナーのブーツの魅力①「世界で初めて靴にゴアテックスを採用!水の侵入と蒸れを防ぐアウトドアに適した素材使い」

ダナーのブーツを語るうえでまず外せないのが、ゴアテックス(GORE-TEX)の存在だ。ゴアテックスとは2〜3層で構成されるファブリックで、目に見えないレベルの細かい穴を無数に開けることで防水性と透湿性を両立しているのが特徴。マウンテンパーカーやレインウェアなどのアウトドアギアをはじめ、今ではスニーカーなどにも採用されているが、当時はシューズのアッパー素材として使うのは難しいとされていた。いち早くこの素材の可能性に目をつけていたダナーは、WLゴア&アソシエイツ社との共同開発により世界で初めて靴の素材にゴアテックスを採用。それが1980年に発売された「ダナーライト」である。ゴアテックス生地をインナーに採用することで、雨や雪の日でもガシガシ履くことが可能。天候が移り変わりやすく、露など何かと水に濡れる機会が多いアウトドアでも重宝する。さらに、ゴアテックスはただ水の侵入を防ぐだけでなく、長時間履いていても内部が蒸れにくく快適な履き心地が持続するのもポイント。透湿性が高いため悪臭の原因である雑菌の繁殖を防いでくれるのだ。

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ダナーのブーツの魅力②「職人が手作業で仕上げる高品質なレザーアッパー」

ダナーのブーツはゴアテックスの機能性が注目されがちだが、アッパーレザーの品質も見事なもの。ダナーではオートメーションの最新機器は使用せず、すべて職人の熟練された技術によるハンドメイドによってアッパー素材を生産している。採用する革には高い基準を設け、厳正な品質テストによって1〜5のグレードに分別。キズやシワなどの見た目上NGな部分は当然排除し、耐久性・強度・柔軟性・耐水性などのテストをクリアした完璧なレザーのみを厳選している。その革を職人が手作業でカットし、ミシンを用いて縫製。細かいデザインやカーブなど、手作業によるステッチならではのフィット感を生み出している。

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ダナーのブーツの魅力③「日常のコーディネートに取り入れられるおしゃれなデザイン性」

アウトドアブーツやトレッキングシューズで名を馳せるダナーだが、それらのアイテムをタウンユースとして履けてしまうデザイン性こそがブランドの真骨頂とも言える。アウトドアシューズらしい頑強で存在感のあるシルエットながら、素材を活かしたデザインはどこか都会的。Tシャツにジーンズを合わせたラフなコーディネートにもマッチするのはもちろん、ミリタリースタイルなどの着こなしに重厚感をプラスするピースとしても重宝する。

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ダナーのブーツの魅力④「快適な履き心地を実現するステッチダウン製法」

ダナーの職人技術がもっとも注ぎ込まれているとも言えるのが、アッパーとソールを接合する工程。このブランドのブーツは「ステッチダウン製法」によって縫い上げられている。アッパーの端を外側に向け、ソールの表側に貼り付けるようにして一気に出し縫いするのがステッチダウン製法。ダナーでは253にも及ぶ手作業の工程で仕上げている。軽くて屈曲性に優れ、足にフィットする履き心地は精密な職人技術の賜物だ。

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ダナーのブーツの魅力⑤「強靭で優れたグリップ力のビブラムソール」

今でこそアウトドアブーツの代表的ソールの一つであるビブラムソールだが、1952年当時のアメリカではどの靴にも使われていなかった。そんななかダナーはビブラムソールのパフォーマンスを早くから認め、アメリカ国内において初めてイタリアからソールを輸入し採用。センターに「Vibram」のロゴがあしらわれているのが特徴のビブラムソールは、優れた耐久性とグリップ力を兼ね備える。砂利道や山道などの難路に強く、雨の日でもスリップを防ぐハイスペックなソールは、まさにダナーのブーツに相応しい。

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