スポンサーリンク
エアマックス97を構成する3つの特徴
エアマックス97の特徴①「圧倒的な存在感のフルレングス・ビジブルエア」
エアマックスシリーズの象徴であるビジブルエア。初代エアマックスではヒール側の一部のみだったビジブルエアだが、エアマックス97ではミッドソールのほぼ全面に搭載された。広い範囲で搭載されたこの「フルレングス・ビジブルエア」が、クッショニングをサポート。足に優しいクッション性で歩きやすさを実現するとともに、斬新なデザインが足元に存在感を与える。
エアマックス97の特徴②「新幹線からインスピレーションを得た近未来的なアッパー」
エアマックス97が高い人気を誇る理由の一つが、サイバーマックスの異名どおりの近未来的なアッパーデザイン。デザイナーのクリスチャン・トレッサ―は、「Airユニットに向かって広がる放射状の水面のような池に落ちる水のしずくをイメージした」と語る。リフレクティブ素材のパイピングで構成することで、波打つラインのディティールを表現した。さらにオリジナルカラーであるメタリック色は日本の新幹線の形状からインスピレーションを受けており、東京の町並みを撮影しているときに閃いたと言われている。メタリックカラーに関しては、クリスチャン・トレッサー自身が愛用するマウンテンバイクのアルミニウムやチタンパーツからの影響も。天才的なデザイナーによるさまざまアイデアによって、他にはない近未来的なボディが生み出されたのだ。
アッパーのスウッシュは、ミッドソールのすぐ上にさり気なく配置。主張を控えた小ぶりなサイズ感が絶妙なアクセントとして機能している。
シューレース周りやシュータンのデザインも、それまでのモデルに比べると都会的な印象に。シューレースを隠すデザインは現代でこそ珍しくなくなったが、このようなデザインに史上初めて挑戦し、後の世に広めたのもエアマックス97の功績。シューレースを隠すことによってシルエットをシャープにすると同時に、デザインの源である”水面に落ちる水滴”の放射状シルエットを見事に表現している。エアマックス97を上から見たとき、もしシューレースが通常のスニーカーのようにはみ出していたらバランスが崩れていたことは想像に難くない。シュータンのラベルにエアマックスのロゴではなく、スウッシュを配している点も洗練されたイメージに一役買っている。脱ぎ履きしやすいようシュータンとヒールにストラップをあしらっているのもポイント。
エアマックス97の特徴③「機能性を意識したアウトソール」
エアマックス95ではアウトソールにもビジブルエアを採用していたが、今作ではランニングシューズらしいグリップ力重視のデザインに。前足部側とヒール側でトレッドパターンが異なり、安定した歩行を実現する。中央にさり気なく配されたスウッシュがアクセント。
4/7GO TO NEXT PAGE