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チノパン夏コーデの最新5事例【2024夏Ver.】

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チノパン夏コーデの最新5事例【2024夏Ver.】

チノパンと言えば、アメカジやプレッピーさらにはモードまで、カバーできるファッションスタイルが広範囲にわたるメンズ定番のパンツ。定番品ゆえに、いかに穿きこなすかにセンスが如実に現れる。今回はチノパンを使った夏コーデの最新事例をお届けする。

チノパンコーデのアイデア1イマドキのシティボーイファッションに本物感のあるチノパンを投入

チノパンは、定番品の取り入れが基本ルールとなるプレッピースタイルやシティボーイファッションとの相性抜群だ。例えば下スナップの男性は、ホワイトのオックスフォードシャツ、バーガンディのコインローファー、そしてキャップに、オーセンティックなチノパンを合わせたスタイルでばっちりキメている。洗練された印象のポイントは半袖シャツではなく長袖シャツをロールアップしている点や、キャップの取り入れ。

編集部 三井
この手の着こなしをする際に細身のチノパンを合わせたくなる方もいるかもしれません。それはそれで良いとは思うのですが、イマっぽさや頭ひとつ抜けたお洒落感を演出するなら、下スナップの男性がチョイスしているような本来のチノパンの太さを再現したシルエットのチノパンがおすすめです。

チノパンコーデのアイデア2難しいことを考えずにあえてシンプルな白Tに合わせるなら丈感やサイズ感に細心の注意を払う

無地の白Tシャツ、白スニーカーといったごくごくシンプルで定番的なアイテムにもチノパンは合う。ミニマルなコーデにおいては、サイズ感や素材感が命になる。アイテム選びはもちろんのこと、タックインやロールアップといった小技を使って思った通りのイメージで着こなしを完成させたい。

編集部 三井
スタイリングがシンプルになればなるほど、いわゆる「こなし」が大事になってきます。パンツのロールアップの方法はこちら、腕まくりの方法についてはこちらをご覧ください。

チノパンコーデのアイデア3茶色味の強いチノパンをチョイスすると男っぽい印象が醸成される

最近のチノパンと言えば薄いベージュが定番カラーだが、ブラウン味が強いカラーをチョイスすることでよりラギッドなニュアンスを表現できる。下すナップの男性は、少し黄色味がかったオフホワイトのシャツやキャップ、イエローのネッカチーフ、ブラウン味の強いチノパン、そしてブラウンのデッキシューズが織りなすグラデーションが洒落っ気抜群だ。

編集部 三井
1846年、インドに駐在していた英国軍は、白い軍服を着ていましたが、インドの大地の土による汚れが目立つことに加えて、敵に目立つ白い軍服は戦闘には適していませんでした。そこで、連隊長ハリー・ラムズデン卿は、白い軍服をカレー粉、コーヒー、桑の実を調合した混合液で染めたのです。こうして生まれた色が「カーキ」であり、これはヒンドゥー語で「土埃」「土色」を意味します。また、カーキ色のパンツは、戦闘中の出血が目立たないようにする効果もありました。これにより兵士たちは冷静さを保ちやすくなるということで、英国陸軍ではカーキ色の軍服が広く採用されるようになったと言われています。  

チノパンコーデのアイデア4大人のキレカジ

プレッピースタイル、シティボーイファッションなど、比較的品の良いスタイルにフィットするのがチノパンの特徴のひとつだ。例えば、下スナップの男性のような大人のキレイめカジュアルスタイルにチノパンは実によく合う。足元にセットしたヴァンズのスニーカーにより、アッパーのホワイトが白Tシャツに、ガムソールがベージュのチノパンにカラーリンクしているのがお洒落ポイント。

編集部 三井
チノパンは、19世紀中頃にフランス軍の制服として採用され、特にフランス軍の将校が植民地戦争や過酷な気候条件下で着用していたことで知られています。この時期、フランス軍はチノクロスという軽量で通気性の良い素材を使用した制服(ジャケット、シャツ、パンツ等)を導入し、将校たちはこれを実用性と快適性のために採用しました。加えて、チノパンはそのシンプルで整ったデザインにより、軍の中でも一定の品位を保つためのアイテムとして評価されていました。将校たちが着用していたことで、チノパンは機能性だけでなく、軍の上層部にふさわしい品格あるウェアとして認識されるようになりました。現在では、ごくごく一般的なカジュアルアイテムと捉えられることもあるチノパンですが、下スナップのような品のある着こなしにしっくりくるのは、このような歴史的背景にも一因があると考えます。

チノパンコーデのアイデア5モードなトップスに対するハズしアイテムとしてチノパンを投入

黒やダークグレーのカットソーやシャツ等のモードな印象のトップスを使ったコーデに温かみを与えるのが、ベージュのチノパンだ。例えば、グレーやブラックのスラックスを取り入れてとことん無機質にキメるのも良いが、下スナップの男性のように装飾が排除された無機的な印象のあるグレーシャツに合わせて、チノパンをハズしとして取り入れることで気張らない格好良さが演出できる。

編集部 三井
守備範囲の広さはチノパンの魅力のひとつです。

他のチノパンコーデも気になる方は、以下のギャラリー内のスナップ画像もぜひご参照いただけると幸いだ。

チノパンおすすめの品1WAIPER WP69

1950年代から60年代にかけてフランス軍に採用されていたことで知られる名品と言えば、M-52チノトラウザーだ。近年では放出は皆無に等しく、希少価値の高くなっている。そんな名作デザインをWAIPERがトレースし、畝が太く風合いの良いコットンツイルで仕上げた。凹凸感があり武骨さも感じられるツイル生地はガンガン履き、洗って出てくるヤレ感やシワ感を楽しむのが吉。ボタンフライの少し深めの股上にウエストから裾にかけてテーパードした絶妙なシルエットも人気の理由だ。スニーカー、ブーツ、ローファーなど様々なシューズと相性がよく、ロールアップスタイルも作りやすいので、1本あるだけで着こなしの幅が広がる!

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チノパンおすすめの品2Dickies THE ORIGINAL FIT 874 TCツイル

ディッキーズ874は、アメリカのワークウェアブランド「Dickies」が1967年に発表したチノパンの名作だ。874に採用されたコットンポリ混紡のツイル生地は、卓越した耐摩耗性を備えており、ガシガシ使えるのが魅力。低価格にも関わらず頑丈なスペックを誇っており、長年にわたり労働者に愛されてきたが、90年代に入ると、全米にストリートカルチャーのブームが到来し、西海岸のスケーター、そして各分野のアーティストがこぞって 874 を愛用し、ファッションアイテムとしての地位を確かなものにした。シンプルなデザイン、気軽に使えるタフさ、そして手を出しやすい価格設定は、他の追随を許さない。コスパの良さは、数あるチノパンのなかでも圧倒的ナンバーワンと言っても過言ではない。

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チノパンおすすめの品3BEAMS PLUS 2プリーツ ポリエステル ツイル ワイドトラウザーズ

最近では、フランスを中心とする欧州で日本国内以上の人気を博している BEAMS PLUS から、チノパンの名品をピックアップした。 綾目がしっかりと出たツイル生地を採用し、ワイドストレートのクラシックなパターンに落とし込んでいる。裾の仕上げは、カジュアルかつスポーティーさを演出する9分丈のターンアップ仕様。カジュアルのコーデはもちろんのこと、ダブルブレストジャケット等との相性も◎ プリーツ、傾斜をつけたアメリカンポケット、トラディショナルな雰囲気のコインポケット、両玉縁仕上げのバックポケットといったオーセンティックなディテールを採用。2プリーツによるヒップから裾にかけてワイドさを強調したシルエット。クラシックな印象を演出します。素材は、小松マテーレ製の鈍い光沢感が特長のポリエステル100%生地を使用。タテ糸にはポリエステルスパンを使用し、コットンライクな風合いを表現し、ヨコ糸には弾性のあるポリエステル糸を使い、ストレッチ性を持たせた綾織り生地です。

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