カジュアルパンツの定番としてジーンズとともに絶大な人気を誇るチノパン。とりわけカーキ色のチノーズは1941年に完成した世界初のフィールドパンツ「M-41」、通称“41(ヨンイチ)カーキ”として軍パンの元祖とされ、男らしさを演出するボトムスの鉄板となっている。本来、カーキは土埃や砂のようなベージュ色を意味するが、日本だけでなく英語圏でもカーキの定義が混同され、メンズファッションでは一般的にスモーキーなオリーブグリーンをカーキとする傾向が顕著だ。今回はそんな「カーキのチノパン」をピックアップし、ミリタリー由来の武骨さと骨太感を活かしたメンズ着こなし&ワードローブに加えたいアイテムをリコメンド!
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“土埃”を意味する「カーキ」。現在ではコロニアル/ミリタリーカラーの総称的に使われることも
「カーキ」とは英語で“土埃”を意味する言葉。19世紀半ば、植民地であるインドに駐留していた英国軍が白い夏服の汚れを目立たなくするため、土を使って染色を行ったことから生まれた色味とされている。そんな起源もあり、カーキ=ミリタリーのイメージが強く、軍隊の代名詞として使用されることも多い。軍服色のイメージは世界に広がり、現在では森林地帯での活動を想定して作られた米軍服のオリーブグリーンや、ヨーロッパ諸国で用いられるアッシュグリーンなどもカーキと呼ばれている。
軍服に用いられるカラーリングは自然に馴染むアースカラーが多いため、現代ではカーキ=アースカラー、コロニアル/ミリタリーカラーという対象範囲が広い認識が一般的に。アパレル業界ではミリタリーファッション=オリーブグリーンというイメージが強く、オリーブグリーンパンツをカーキパンツと呼ぶことも多い。
続いてはカーキのチノパンを使ったコーディネートを紹介!
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