秋のニットコーデにおしゃれ感を出す３の方法

ニットセーターで奇をてらわずにおしゃれ感を出すのは意外と難しい。今回は秋のニットコーデをテーマに、注目の海外スナップをピックアップしながらオトナ男子がおしゃれ感を出すための方法を３つ紹介！

①「黒ニットをモノトーンで着こなす」

鉄板でありながら、今年に入ってから再注目されている「ノームコア」の着こなしと相性バツグンで洒落者が新たに買い足しを検討中の黒ニット。ほんのりゆとりを持たせたパンツと合わせて、シンプルなモノトーンコーデでまとめれば最先端のネオノームコアコーデが完成する。黒ニットは高見えするため、コーデに大人の品や余裕を演出したい方にもおすすめ。一方で、ホコリが付着しているのが目立つというデメリットがあり、放置していると一気にダラシがない印象を与えてしまうため、着用前はブラシやコロコロでしっかりと取り除くことを心掛けたい。

黒無地のセーター、白無地のイージーパンツ、オリーブグリーンローカットのスニーカーを合わせた秋冬春のメンズコーデ・着こなし。

編集部橘

ホコリが気になりにくい黒ニットをお探しの方は、線維の長い素材を採用し高密度で編まれた黒ニットを選ぶのがおすすめです。上の条件を満たすニットは繊維の接地面が少なく、ホコリをキャッチしにくいと言われています。

GRAN SASSO 12ゲージクルーネックニット

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②「ざっくりローゲージニットで着こなしに存在感をプラス！」

ニットの編み目の大きさを示す単位である「ゲージ」の数が低いローゲージのニットは、編み目が太く存在感のある見た目になる。ハイゲージセーターの着こなしが華奢に感じたり、スマートにまとまり過ぎるのが気になるという方は、ぜひローゲージニットを取り入れてみて欲しい。

黒無地のニットキャップ、黒無地のセーター、オフホワイトのイエローグラフィックのテープベルト、ピンクボトムスのサルエルパンツ、ナイキアトモスアニマルパックエアマックス95のベージュローカットのスニーカーを合わせた春秋のメンズコーデ・着こなし。

編集部橘

ローゲージニットはコーデにボリューム感をプラスできるのが最大の魅力。腕まくりで生地を寄せるとシルエットがわかりやすく変化するので、着こなしのアレンジが楽しくなります。シルエットにボリュームは欲しいけど、着心地が重たいニットを着るのは嫌という方は、ポリエステルが混紡されたローゲージニットがおすすめです。ウールやコットン100%のローゲージニットと比べて軽いので着ていてストレスを感じにくいです。

GENTLEMAN PROJECTS “俺たち”の都会派モダンニットTHE WOOSTER SWEATER

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③「カラーニットを肩掛けしてアクセント足し」

最後はニットを巻物として取り入れるという少し離れ技をご提案。色物のニットを肩に掛けることで、重たくなりがちな秋冬の着こなしに華やかなアクセントをプラスできる。ミドルゲージ〜ローゲージの厚みがあるニットなら、量感のあるアウターに当たり負けせずにバランスの良いシルエットを演出しやすい。

オリーブグリーン無地のスタジャン、ネイビー無地のタートルネックニット、イエロー無地のセーター、ダークグレーストライプのスラックス、白ワークのブーツ、白無地のトートバッグを合わせた秋冬のメンズコーデ・着こなし。

編集部橘

カラーニットはベーシックカラーのニットと比べて購入するハードルが高いと感じるのは筆者だけではないはず。予算を抑えるならユニクロが低価格でカラーニットを展開していますが、周りと被りやすい。そんな周りと被らずお得にカラーニットを手に入れたいと考えている方におすすめしたいのがYOOXです。アウトレット価格でブランド品が購入できる海外通販サイトで、日本でも人気のDRUMOHRやROBERTO COLLINAといったブランド物のニットが、数シーズン前の商品という理由で破格の値段で販売されています。

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この記事の著者

Ouki Tachibana

1991年神奈川生まれ。アパレル業界でパタンナーとして得た経験・知識を活かしてOTOKOMAEに参画。服の表面的なデザインだけではなく、構造やディテールに基づいた解説に定評がある。流行情報のアップデートを続ける一方で、年代物のヴィンテージウェアへの研究も日々行い、売買を繰り返しながら年間で500万円以上を服や靴、時計に費やす。いま欲しいのは2018年春夏 Carhartt × JUNYA WATANABEのスプラッタージャケット(Lサイズ)。