
タフな生地感とそこはかとなく醸されるレトロな雰囲気で骨太な印象を作るワークキャップ。ロゴがデフォルトのベースボールキャップとは一味違うルックスで、男らしさや武骨さ、個性を打ち出すのに重宝する。今回はそんな「ワークキャップ」にフォーカスし、その特徴とコーデの成功に導くテクニック、参考となるメンズコーデを紹介!
スポンサーリンク
ワークキャップの特徴とは?
フランス軍のヘッドギアや欧米の鉄道作業員の作業帽を出自とするワークキャップは、フラットな頭頂部の円筒形のクラウンと短いバイザー、デニムやヒッコリーなど丈夫な素材が特徴だ。もともとミリタリーやワークの作業用であることから基本的に飾り気がなくファッション性は乏しいが、男っぽさや骨太感を付与するのに最適。着こなしのキメ過ぎ感を抑制するハズしや抜け感の演出にも重宝する。
ワークキャップには2種類ある!?「ドゴールキャップ」と「レールキャップ」
一般的にワークキャップと称されるヘッドギアには、ケピ(Kepi)という名称で親しまれているミリタリーハット、通称“ドゴールキャップ(GAULLE CAP)”と、レールロード・エンジニア・ハット(Railroad Engineers Hat)、通称“レールキャップ”の二種類がある。ドゴールキャップは頭頂部がフラットな円筒形のクラウンに短いバイザーを備えたキャップでフランス軍の最も一般的なヘッドギアとして用いられ、自由フランス軍を指揮した陸軍将校シャルル・ド・ゴール(Charles de Gaulle)の名をとり“ドゴールキャップ(GAULLE CAP)”と呼ばれている。
↑陸軍将校シャルル・ド・ゴール
一方、レールキャップはその名の通り鉄道作業員たちに愛用されていたもので、トップ部に8か所ほどタックが付いているのが特徴だ。
ワークキャップコーデを成功させるコツは?
もともとワークキャップは労働者の作業服や軍隊の制服とセットで使用されてきた背景があり、それを汲み取ったコーデを組むことが成功に導くカギとなる。ワークっぽいスタイルで統一感を演出するのはもちろん、ワークキャップの色味をスタイリングに馴染ませるのも有力な選択肢だ。ともすると野暮ったくダサく見えてしまうアイテムだけに、ワークキャップが悪目立ちしないようスタイルや色使いでコーデとの関連性を高めることがおしゃれ見えのカギとなる。
KOJIMA GENES(コジマジーンズ) ワークキャップ
ワークキャップをくすんだチャコールのアイテムに馴染ませた夏のアスレジャースタイル
くすみ系チャコールグレーのTシャツにサイドラインを配したグレーの膝上ショーツ、グレーソックスとナイキの”air Jordan 1 Flight 2 Mens hi top”ブラックを組み合わせ、夏のアスレジャースタイルを表現したクリス・マーティン氏。スタイリングのグレーと同色のワークキャップとアビエーターのサングラスをプラスして、ミリタリーのトレーニングウェアを思わせるルックスに。
OTTO(オットー) ワークキャップ
ベージュのワークキャップとオリーブグリーンのミリタリーシャツでメンズコーデに武骨さを付与
黒のクルーネックTシャツと黒のワイドパンツでクールな軸を構成し、ベージュのワークキャップとオリーブグリーンのミリタリーシャツで武骨さを付与。黒アイテムにミリタリー系ワークキャップとオリーブグリーンのミリタリーシャツを対比させ、ミリタリーのエッセンスを際立たせた着こなしに。ポピュラーなベースボールキャップだと小僧っぽく見えてしまいそうだが、ミリタリーをバックグラウンドにもつワークキャップならそんな懸念も一切なし。
Dickies(ディッキーズ) ワークキャップ
その他のキャップ コーデはOTOKOMAE スナップページでチェック!
OTOKOMAE スナップページでは、今回ピックアップしたワークキャップの着こなしをはじめとした様々なキャップのコーディネートスナップを公開中。会員登録すれば、お気に入りのスナップや記事を保存できるため、ぜひ活用して欲しい。
ワークキャップのおすすめブランドを紹介!
最後にワークキャップを展開する注目ブランドからおすすめアイテムをピックアップ!
ワークキャップおすすめブランド①「NEW ERA(ニューエラ)」
ファッション性が高く世界中で広く愛されるニューエラのワークキャップは、やや深めのシルエットが特徴でカラーバリエーションが豊富。ウォーキング、アウトドア、トレッキング、キャンプ、サバゲー、フィッシングなど様々なシーンで活躍すること間違いなし。
ワークキャップおすすめブランド②「Dickies(ディッキーズ)」
昨今人気が再燃しているワークウェアブランド・ディッキーズのワークキャップは、タフな作りと“ザ・ワーク”なスタイルが特徴。コットン100%のスタンダードタイプはサイドに配されたロゴも控えめで、コーデのアクセントに最適だ。
ワークキャップおすすめブランド③「THE NORTH FACE(ザ・ノース・フェイス)」
撥水加工が施され速乾性に優れたワークキャップをお探しなら、ザ・ノース・フェイスの定番ワークキャップが断然おすすめ。水を含みにくいポリプロピレン糸とリサイクルナイロン糸でストレッチ生地に仕上げられており、多少の雨にも対応するためトレッキングから野外フェスまで幅広く活用することうけあいだ。