スーツスタイルをカジュアルダウンする手立ては様々だが、堅苦しさを抑制しながらもキレイめで上品な印象もキープするならポロシャツのインナー使いがもってこい。オフィスカジュアルやクールビズの一つのスタイルとして環境省のお墨付きもあり、ビジネスシーンにおいてもスーツとポロシャツの組み合わせは定番化している。今回はそんな「スーツ×ポロシャツ」の着こなしにフォーカスし、スーツに合わせたポロシャツの選び方や着こなしのコツ、参考となるメンズコーデを紹介!
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スーツ×ポロシャツのコーディネートが通用するシーンは?
そもそもポロシャツはポロ競技、テニス、ゴルフなどのスポーツウェアとして知られているアイテムで、動きやすく、通気・吸湿などの機能性もバツグン。ワイシャツの代わりにスーツジャケットやテーラードジャケットの中に着ても、襟付きなのでルックス的に収まりが良く、2012年に環境省が提唱した「スーパークールビズ」によってオフィスカジュアルとしてのお墨付きも受けている。もちろんオフシーンにおいても「スーツ×ポロシャツ」のコーディネートはセミフォーマルな着こなしとして広く認知されており、高級レストランなど様々なオケージョンに対応可能。スーツのインナーとしてオールシーズン活躍するアイテムとしては、Tシャツよりもキチンと感があり上品で、シャツよりもカジュアルな選択肢と言えるだろう。
スーツに合うポロシャツの選び方
スーツに合うポロシャツの選び方①「台襟付きで襟がしっかりとしたデザインを選ぶ」
一般的にポロシャツの襟は柔らかな仕上がりが特徴で、海外では「ベーコンカラー」と呼ばれており、しっかり糊付けされたドレスシャツの襟とは全く異なる。それゆえ仕立てのしっかりとしたスーツジャケットやテーラードジャケットに合わせる際は、台襟付きで形がしっかりとしたデザインのポロシャツを合わせること肝心だ。台襟のないポロシャツはジャケットのVゾーンにおける収まりが悪く、スーツともアンバランスで、下手をすると野暮ったく見えかねない。大人らしくスマートなコーデを完成させるには、台襟付きのポロシャツで立体感のあるVゾーンを演出することが大前提だ。
スーツに合うポロシャツの選び方②「スーツと同色・同系色かベーシックカラーの無地アイテムを選ぶ」
もともとテイストの異なるスーツとポロシャツをぎこちなさや違和感なく馴染ませるには、同色・同系色のアイテムを合わせて同調させるのが王道。色味によって統一感を演出すればドレスとカジュアルのギャップもかなり解消され、ルックスもすこぶるスマートとなる。さらに白シャツに準じたキチンと感を醸す白無地やシックな黒無地などベーシックカラーも有力な選択肢。ポロシャツはあくまでもスーツをカジュアルダウンする一つのギミック、こなれた雰囲気を演出する脇役としてスーツに馴染ませることが重要だ。
スーツに合うポロシャツの選び方③「タイト過ぎずオーバーサイズ過ぎないジャストフィットのポロシャツを選ぶ」
スーツ×ポロシャツの着こなしにおいて重要なのは、両者の持ち味を最大限に活かしながらスマートかつ新鮮なルックスを完成させることであり、清潔感がしっかりとキープされていることが重要。オーバーサイズがトレンドの昨今だが、インナーにビッグシルエットのポロシャツを着込んでしまっては、着膨れしてしまいジャケットのシルエットを崩してしまうことに。とりわけイマドキのスタイリングにおいてはシルエットやサイズ感が重要視されるので、スーツのスマートなルックスを損ねることなく、自分に合ったジャストフィットのポロシャツをチョイスするのがおすすめだ。
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タックインorタックアウトはどちらが良い?スーツ×ポロシャツの着こなしのポイント
ビジネスシーンでスーツにポロシャツを合わせる際、大人っぽさを演出したい時やキチンと感を打ち出す場合は裾をタックインし、ラフで軽やかに見せたい場合は裾をタックアウトして着こなすのがおすすめだ。ポロシャツの裾を出してもマナー違反になることはないため、タックイン・タックアウトどちらが良いかはケースバイケース。特に会社で規定がない限りどちらが不正解ということはないが、ポロシャツを取り入れたオフィスカジュアル、クールビズ自体に問題はなくてもカジュアルな着こなしが相応しくない場合もあり得るので、その際はボタンをきっちり留めてシャツと同じようにタックインするのが無難だろう。
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