
今回はバンズのオーセンティックを軸にしたコーディネートアイディアを、海外のストリートスナップからピックアップした事例をもとに紹介!
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バンズの最古モデルにして絶対的看板スニーカー「オーセンティック」
オーセンティックは、ブランド立ち上がり当初からラインナップされているバンズの中でもっとも歴史が長いモデル。1966年のオープン初日、店頭には「#44」というスニーカーが並べられており、店に訪れた客はその#44をベースに希望のサイズと色を選びオーダーするという販売形式を採っていた。このカスタムオーダーの受注生産が評価され、バンズはその名を広めることになり、このカスタムオーダーのベースモデルである「#44」が、のちにオーセンティック(AUTHENTIC)と名付けられたのだ。50年以上が経つ現在も、発売当初からほとんど変わらないシンプルなデザインで、ジャンル問わずさまざまなスタイルで取り入れられている。
類似モデル「エラ」との違いは?
オーセンティックとほぼ同じデザインの「エラ」もバンズの人気モデルのひとつ。カリフォルニア・ベニスビーチのサーフショップ「ゼファー」のスケート・チーム「Z-BOYS」の主要メンバーたちの意見を取り入れて開発された、オーセンティックの改良モデルだ。オーセンティックとの違いは、履き口の部分に中綿が入れられた足あたりの良さと、ヒール部分とサイドのステッチデザインがやや異なる点。スケボーの激しいトリックに対応するだけでなく、街中を歩いているだけでもその恩恵を受けられるのが特徴だ。
ちなみに、前述した「Z-BOYS」の実話をもとに制作された映画『Lords of Dogtown(ロード・オブ・ドッグタウン)』では、登場人物たちがバンズのオーセンティックを着用していることで有名。本人たちも愛したバンズのスニーカーをはじめとするファッションスタイルも忠実に再現されたスケート映画の金字塔だ。