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サスペンダーのメンズコーデ術【+基礎知識&定番ブランド】

サスペンダーのメンズコーデ術【+基礎知識&定番ブランド】

正装からジーンズスタイルまで幅広く取り入れられている「サスペンダー(ブレイシーズ)」にフォーカスして、基礎知識や注目の着こなし、要チェックのブランド等を紹介!

サスペンダーの基礎知識1サスペンダー(ブレイシーズ)とは?

アメリカ英語でサスペンダー(suspender)と呼ばれており、日本では「吊りバンド」と呼ぶ人もいる。イギリス英語ではサスペンダーのことを「ブレイシーズ(braces)」と呼んでおり、イギリスで「サスペンダー」というとガーターやアームバンドのことを指す場合があることもおさえておこう。逆に通常エラスティックゴム、または人工皮革や天然皮革製の一対のベルトを肩にかけ、ベルト先端のボタンまたはクリップでズボンを吊り下げるものを指す。クリップ式はパンツを問わずに装着できるのが利点。ボタン式はパンツ側にサスペンダー用のボタンが備わっていることが装着の条件となるが、正統でエレガントなスタイルにアプローチできる。

ちなみに歴史的な観点から見ると、男性のズボンはベルトではなくサスペンダーで吊るのが正装とされている。正装以外にも作業服やジーンズにもサスペンダー用のボタン取り付けられていた歴史も存在。ウェストでパンツをギュッと固定するベルトに比較して、サスペンダーはウェストを締め付けずに肩でパンツを吊る形でパンツ本来のシルエットを立体的に美しく見せられる点で大きな優位性がある。特に股上が深くゆったりとしたシルエットのスラックスとサスペンダーの相性は抜群だ。

サスペンダーを探す

サスペンダーの基礎知識2サスペンダーをフォーマルウェアに合わせる場合のルールは?

礼装に用いるものは、ビジネススーツやタキシード、弔事なら無地の黒、慶事のディレクターズスーツ、モーニングコートには白黒の縞柄、燕尾服には無地の白を合わせるのが好ましいとされている。たとえば、下のダニエルクレイグが着用しているようなフォーマルなブラックのタキシードスタイルには、無地の黒サスペンダーを合わせたい。格下の礼服に白や白黒の縞柄を用いてもよい場合もあり、TPOに応じた組み合わせを。サスペンダーは一般にはバンドは黒や茶色、金具は銀や金、黒だが、金具だけの色違いやバンドの花柄などの柄物も存在する。ワイシャツやネクタイの色に合わせて着用する人も多い。ちなみに正統なドレスウェアの着こなしにおいては、サスペンダーは見せないのが基本であり、スリーピーススーツの場合はジレのとシャツの間に装着するのがルールである。ジャケット&パンツスタイルや2ピーススーツスタイルに合わせる場合には、極力サスペンダーが露出しないような位置に固定するのがお作法だ。これらは、あくまでフォーマルにおけるルールであり、カジュアルファッションにおいてはサスペンダーを前面に打ち出した装いが広く受け入れられている。

サスペンダーの基礎知識3時代の移ろいによって変化してきたサスペンダーの形状

パンツと連結させるための方式はクリップ(金具)式と釦止め式がある。またベルトは、後ろから見た際の形状でH型・X型・Y型・ショルダーホルスター型に分類される。Y型と比べて、H型・X型・ショルダーホルスター型の方がパンツとの連結ポイントが多く、やや丈夫と言われる。18世紀にはH型、18世紀の終わり頃にX型、19世紀の中頃以降はY型が主流となっている。20世紀になってからはショルダーホルスター型が登場したが、Y型に代わる主流とはなっていない。

ショルダーホルスター型

サスペンダーを買うならチェックしておくべきブランドは...ALBERT THURSTON(アルバート・サーストン)

サスペンダーを手に入れるなら、まずチェックすべきはアルバート・サーストンだ。1820年の創業以来、彼らはこの分野で揺るぎない地位を築いてきた。ロンドン・ヘイマーケットで生まれた小さな工房が、英国王室や世界中のテーラーたちから絶大な信頼を得るまでになったのは、単に伝統があるからではない。トラウザーズのフィットを美しく整え、スーツのシルエットに最高のバランスをもたらす“機能美”と、上質な素材と仕立てに裏打ちされた“審美性”を、完璧なまでに両立させてきたからだ。歴代のジェームズ・ボンドの衣装として、アルバート・サーストンが選ばれてきたことも、その事実を雄弁に物語っている。さらに注目すべきは、今もなおイギリス国内での生産を守り続けている点だ。サヴィル・ロウの一流テーラーが、オーダースーツの最終仕上げに推奨する数少ないブランドの一つであり、既成品でありながらビスポークに通じる品格を漂わせる。クラシックなレザーエンドタイプから、現代的なクリップオンタイプまで、用途やスタイルに応じた幅広いラインナップも魅力だ。

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