CONTENTS
- 柄ジャケットの種類①「上品でクラシックなムードたっぷりな“ウィンドウペーン”」
- 柄ジャケットの種類②「峡谷から生まれたシックな英国クラシック柄“グレンチェック”」
- 柄ジャケットの種類③「直線的な格子とは一味違うジャギ感が魅力的な“ハウンドトゥース”」
- 柄ジャケットの種類④「当時のスコットランドの氏族のみが使用を許された柄として扱われた歴史を持つ“タータンチェック”」
- 柄ジャケットの種類⑤「英米狩猟クラブ御用達のこなれ柄“ガンクラブチェック”」
- 柄ジャケットの種類⑥「装いを爽やかに仕上げるならこの柄!“ギンガムチェック”」
- 代表的なテキスタイルだけじゃない!種類豊富なチェック柄ジャケット
- 柄ジャケット種類⑦「シャープで精悍な印象を演出する“ストライプ”」
- 柄ジャケット種類⑧「重厚で落ち着きのある印象をプラスする“ヘリンボーン”」
- 柄ジャケット種類⑨「旬なミリタリームードを加味!“迷彩(カモフラージュ)柄ジャケット”」
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柄ジャケットの種類④「当時のスコットランドの氏族のみが使用を許された柄として扱われた歴史を持つ“タータンチェック”」
タータンチェック(tartan check)とは、イギリス、スコットランドを代表する多色の糸を綾織りした格子柄。日本ではタータンチェックと呼ばれているが、海外ではタータンが一般的。スコットランド発祥の伝統的な毛織物で、名前の由来に関しては諸説あり、スコットランド北部ハイランドの織物を意味する「tiretaine」と格子柄の織物を指す「breacan」が混同され、現在の「tartan」という言葉になったのではないかという説が有力だ。もともとはスコットランドの氏族(クラン)のみ使用することが許され、それぞれの氏族特融の柄を有していたことから日本における家紋のような意味合いがあったと考えられている。タータンは厳密に「ウールで綾織り」「2色以上の糸を使用し、直角に交わる格子柄」「経糸(タテ糸)、緯糸(ヌキ糸)に使う糸の色と数が同じ」と、スコットランドタータン登記所によって定義され、ここに登記されているモノのみ正式な「タータン」としての名称表記を使用可能。現在では、正式に登記されたモノ以外のタータンチェックモチーフも世界中で一般化している。
タータンチェック柄ジャケットの色味を拾いコーディネートを構築する
タータンチェック柄ジャケットの色味を拾いスタイルを組み立てた洒脱なコーディネート。インナーにはローゲージのタートルネックニットを取り入れてボリューミーに仕上げながらも、ボトムに白パンツをセットすることによって軽やかな印象に仕上げている。
TOMBOLINI(トンボリーニ)テーラードジャケット
ドレスとカジュアルを絶妙なバランスでミックスしたタータンチェック柄ジャケットのスタイリング
白シャツとネイビージレをインサートしたドレスな青系タータンチェック柄ジャケットに、色落ち感のあるブルーデニムをコーデしたジャケパンスタイル。ドレスとカジュアルを絶妙なバランスでミックスしたコーディネートの好例だ。
ETRO(エトロ)テーラードジャケット
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