1784年の創業から今もなお英国にてニットを生産し続ける老舗ブランド「JOHN SMEDLEY(ジョンスメドレー)」。007のジェームズボンドも愛用した極上のセーターは、男の定番として外せないアイテムのひとつだ。今回はジョンスメドレーのセーターにフォーカスして、その魅力を紹介!
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ジョンスメドレーとは?
1784年に設立された英国の老舗ブランドが「JOHN SMEDLEY(ジョンスメドレー) 」だ。200年以上もの長い歴史の中で、最高峰のニットウェアブランドとして不動の地位を確立している。全行程を一貫して行う企業方針によって、コストパフォーマンスの良い最高品質のニットの生産を実現。ジョンスメドレーは、一族による伝統的な経営方針も特徴だ。職人の子孫にあたる若い世代が同工場で働き、その技術を師匠から習得していくことで、伝統的な製造の工程が受け継がれている。
007のジェームズボンドも愛用したジョンスメドレーのセーター
英国王室御用達のブランドとしても知られるジョンスメドレーは、「007」のジェームズボンド演じるダニエル・クレイグが着用していることでも有名だ。スカイフォールの上海シーンでジョンスメドレーのセーターを着用。ボンドが身に付けるアイテムの条件として「世界最高峰である」という点が挙げられるが、マスコミ会見などでもボンドに愛用されるジョンスメドレーは、それをゆうにクリアしていることがわかる。
極上のキメ細やかさを実現した30ゲージニット
ゲージとは編み目の細かさの単位。一般的にゆったりと編まれたローゲージニットが1.5〜3ゲージ。ハイゲージニットが10ゲージ以上とされている。そんな中、ジョンスメドレーが展開しているハイゲージニットは、通常のハイゲージニットの3倍細く編まれた30ゲージを実現。シルキーな肌触りに加えて、毛玉になりにくい特性も持つため長年愛用できる。上品な光沢感は、スーツなどのドレススタイルにも違和感なくフィット。ピッティウオモでも、スーツスタイルのハズしとして、ジョンスメドレーのニットを着用している人物を見かける。
高級スーツにも使用される最高品質の素材”メリノウール”を採用
羊毛の中でも最高品質と言われるのがメリノウールだ。メリノウールは繊維が特に細くて柔らかく、肌触りが良いため、高級ニットウェアのみならず高級スーツ・ドレス等にも使われることで知られている。ジョンスメドレーは、ニュージーランドの牧場と直接契約を結び、徹底された管理、飼育によって生産された独自の上質なメリノウールを採用。羊一頭一頭に名前をつけて大切に育てるといったこだわりようだ。また、天然繊維のウールは「放湿性」という特徴も持つ。生地が呼吸するようなイメージで、夏はムレを解消して涼しく、冬は空気の層を作ることで暖かい着心地を実現してくれる。
手縫いによって、快適なフィッティングとシルエットを実現
ジョンスメドレーのセーターは随所に手縫いの仕様を採用することで、ストレスの無い快適なフィッティングとドレッシーな雰囲気漂うシルエットを表現。アームホールは手縫い仕上げだからこそ可能なタイトフィッティングを実現しており、肩に吸い付くような上質な着心地に魅了されるファンは多い。
“ワンサイドラグランスリーブ”でセットインのきっちり感とラグランの可動域の広さをイイトコ取り
袖付けの仕様に注目すると、バックは肩や腕が楽に動くラグランスリーブ、フロントにはきっちりした印象を与えるセットインスリーブを採用している。これは”ワンサイドラグランスリーブ”と呼ばれる珍しいデザイン。ジョンスメドレーならではのこだわりとも言えるポイントは、素材や編み方以外の部分にも存在するのだ。
袖口の小さなディテールにも着心地へのこだわりが存在
一般的に袖口の縫い代は、内側に隠すのが基本。しかし、ジョンスメドレーのセーターは袖口の縫い代を外側へ露出させている。これは、セーターを着用した際に袖口の縫い代が当たるのを防ぐために採用された、ジョンスメドレー独自のディテールだ。ジョンスメドレーの快適な着心地を実現しているのは、袖口の仕様をはじめとした細部へのさりげない配慮によるところも大きい。
ドレススタイルにもフィットする洗練されたサイズ感
ジョンスメドレーのセーターは、テーラードジャケットを羽織ったときに裾がはみ出ない程度の絶妙な丈感をキープしているため、ドレスアイテムとも好相性なデザインに仕上がっている。裾にはリブ編みのしぼりもきいているため、タックアウトでもだらしない印象を与えない。単体だとどこか物足りなく感じるタイドアップシャツスタイルに合わせたり、スーツスタイルのさりげないハズしとしても取り入れられる汎用性の高さは、仕事でジャケットを着るビジネスパーソンにも嬉しいポイントだ。
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