ベースボールキャップ界の二大巨塔として、ニューエラと並んで大きな人気を集める「’47(フォーティーセブン)」は、アメリカ4大スポーツ公認の由緒あるブランド。今回は、そんな’47のキャップをシリーズ別に紹介！
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アメリカの老舗キャップブランド「’47(フォーティーセブン)」
NEW ERA(ニューエラ)と肩を並べて人気を誇る「’47(フォーティーセブン)」は、ブランド名にもなっている1947年、MLB レッドソックスの本拠地であるアメリカ・ボストンにて誕生。イタリア移民の双子の兄弟であるアーサーとヘンリー・ディアンジェロが前身となる「Twins Enterprises(ツインズ エンタープライセス)」というブランドを設立したのが始まりだ。ワゴン販売からスタートした’47は、現在、MLBや NFL、NBA、NHLといったアメリカ4大プロスポーツリーグに加え、約650校以上の大学と提携するなど成長を続けている。シンプルなデザインからウィットに富んだものまで、幅広いデザインを展開しており、大人に似合う上質なキャップも多数ラインナップ。ベースボールキャップをさらっと取り入れたい方におすすめのブランドなのだ。
ツバに貼られたシールの意味とは？
’47のいくつかのキャップには、ツバに丸いシールが貼られている。このシールによって品質に変わりがあるわけではないのだが、シールを剥がさないことでカルチャー的な側面を主張できるというメリットが。その背景には、キャップがアイコン的存在となっているブラック・アメリカンの文化であるブラック・カルチャーが関係している。貧しい家庭が多かったことから昔は本物のブランドキャップを入手することが簡単なことではなかった。このシールを付けたままにしておくことで、“本物のキャップを被っている”という証明になったそうだ。カルチャーをより身近に感じている人、ブラックカルチャーを意識したスタイルを楽しみたい方は、そのままにしておくのがおすすめ。
“分かってる感”を出すなら’47？
前述の通り、ベースボールキャップの定番として’47に並ぶブランドのニューエラ。日本ではニューエラのシェア率が高く、ピッティでもベースボールキャップをかぶった男性の姿をチェックするとニューエラの数が多いように感じる。そのシェア率を逆手にとり、“分かってる感”を出すなら’47を選ぶのがおすすめだ。
下のスナップはピッティ会場でキャッチした、’47のボストン・レッドソックスのキャップをかぶったコーディネート。ミリタリーシャツやジーンズ、ローファーなどテイストの異なるアイテムを上手く組み合わせて上級者コーデを完成させている。
