髪をとかすだけでなく、ヘアセットの際に毛流れを作ったり束感を出すのに重宝する「コーム」。今回はコームをテーマに、種類や使い方から商品を選ぶ際のポイント、おすすめのアイテムを一挙紹介!
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コームとは?どんなメリットがある?
コームとは薄い板に歯が並んでいる「くし」のこと。くしを英語に言い換えた言葉であり、日本ではどちらの名でも呼ばれているが、理容師や美容師らプロはコームと呼ぶことが多い。基本的にコームは髪をサラサラにとかす時や分け目を作る際に使われるアイテムで、メンズ特有のヘアセットで水溶性スタイリング剤を髪に馴染ませる際にも重宝する。手ぐしよりもプロが作るヘアスタイルに近い仕上がりを叶えられるのがコームのメリットだ。
コームとブラシの違い
同列で挙げられることが多いコームとブラシはどちらも髪をとかすための道具だが、これらには形状だけでなく効果にも違いがある。まずコームの場合、髪をとかした際の仕上がりが直線的でサラサラな質感になりやすいのに対して、ブラシは頭の形に沿ってとかすので、自然な丸みを帯びたボリュームやシルエットを作りやすい。ブラシは面が広いため、髪を持ち上げたアップスタイルやカールスタイル、ブローに使えるのもポイントだ。これらはどちらかと言うと女性に多いヘアスタイルなので、メンズのスタイリングで使いたい場合は小回りの効くコームがおすすめ。
大きく分けてコームの種類は5つ!それぞれの特徴と長所とは
コームは大きく分けて5種類に分けられ、それぞれに長所があるため自分が求める機能が何なのかを把握しておくと良いだろう。ここでは5種類のコームの特徴を紹介する。
コームの種類①「テール・リングコーム」
分け目を作ったりおくれ毛を出したりと、スタイリングに応用しやすい万能タイプ。柄が細く細かい動きに対応しやすいので、分け目の微調整など手先があまり器用でなくても使いやすいのが特徴だ。
コームの種類②「カットコーム」
その名の通りカットする際に使われるコームで、ヘアスタイリストがハサミやバリカンと一緒に使っていることを見たことがある方も多いはず。自宅でセルフカットする際に活躍するのはもちろん、密歯と粗歯の両方が揃っている点を活かしてスタイリングに使うのにも有用だ。先のものと比べて細い柄が無いため、小回りを利かせるには少々腕が必要になるが、2種類の歯を揃えたカバー力の広さがあるため、スタイリング重視のコームを探している方にもおすすめ。
コームの種類③「メッシュコーム」
バーバースタイルをスタイリングする際におすすめなのがメッシュコーム。歯が粗いので、ポマードなどのもったりとしたウェット系スタイリング剤でもスムーズにスライドさせて馴染ませられるのが長所だ。画像のように目の粗さが分かれている2wayタイプや3wayタイプがあるため、カチッとしたスタイルから少しルーズなナチュラル感あるスタイルなど、微妙に雰囲気も変えられる。髪が引っかかりにくいのでパーマスタイルにも有効だ。
コームの種類④「ジャンボコーム」
髪が長くて絡まりやすい方や長めのパーマヘアの方、ダメージが気になる方は粗目のジャンボコームがおすすめ。摩擦を限りなく抑えて髪をとかせるのが特徴で、シャンプー前後のサッと髪をとかしたいときや、トリートメントを馴染ませたいときに活躍する。全体の重量と歯の丸みを活かして頭皮マッサージに使用するのも◎
コームの種類⑤「折りたたみコーム」
外出先でサッと髪を整えたい方は、持ち運びに便利な折りたたみコームがおすすめ。ジャケットのポケットやクラッチバッグなどの小さいカバンにも入れられるコンパクトさが魅力だ。粗さが異なる複数の歯を備えたタイプや開いたコームを固定できるタイプなど、かゆいところに手が届く嬉しい機能を備えたアイテムも多い。
ダイソーなどの百均商品は使える?
結論から言うと、百均アイテムでも使えるものは多い。そもそもコームは安価な商品が多いので、ブランドや高級な材質を選ばない限り大きな差は無いと言える。自分に合った使いやすさが重要なので、百均のコームでも自分のスタイルにマッチすればそれが最適だろう。
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