デニム素材で作られたワークジャケット、通称「ジージャン」。アルファベットで「Gジャン」とも表記されるこの名前の由来は一体何なのだろうか?
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リーバイスが生み出した作業上着「ジージャン(Gジャン)」
ジージャンは、デニムアイテムの王様であるリーバイスがジーンズに合わせる作業上着として開発したデニム素材のジャケットのこと。デニムジャケットと同義である。1930年代にリーバイスがリリースしてから時代を追うごとに形を変えてきており、古い順に「ファースト」「セカンド」「サード」「フォース」と4種類に分けて語られることが多い。ちなみにこれは日本の輸入業者が便宜的に付けた呼称であり、正式名称ではない。
ジージャンという名前の由来は諸説あり
ジージャンは和製英語であり、その名前の由来には諸説ある。有力な説は2つあり、1つは「Jean Jacket(ジーン ジャケット)」という呼称が変化した言葉であるとするもの。ジーンズのジャケット版ということから英語ではそう呼ばれているが、日本ではこれが「Jean Jumper(ジーン ジャンパー)」となり、略してジージャンとなった、というのがこの説のあらすじだ。頭文字を取るだけなら本来は「Jジャン」となるべきだが、このケースではJeanの音から“ジー”だけを抜き取り、Gというアルファベットに置き換えている。もう1つは「G.I.(アメリカ軍人のこと)が着るジャンパー」からジージャンへと略された説。この説では、もともとジーンズがG.I.によく穿かれていたため、ジーンズ→Gパンとなり、そこから派生してデニムジャケットもGジャンになったとされている。
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