![ヴィンテージTシャツで散見される「天地引き」って何?](https://otokomaeken.com/wp-content/uploads/2021/12/7e45880d50df575453728f3b2ceed3f4-750x396.jpg)
シンプルだからこそこだわって選びたいTシャツ。シルエットやカラーリング、生地のスペックまで、注目すべきポイントは意外に多い。そんなTシャツ選びの中で、注目したいポイントのひとつとして挙げられるのが「天地引き」だ。
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“天地引き”は昔ながらの縫製仕様のひとつ!
天地引きは、Tシャツの裾や袖口部の処理の仕方のひとつだ。表から見て、処理のステッチがポツポツと1本の点線状の縫い目になっているのが特徴。「2本針平縫い」という現行のTシャツに多く見られる2本のステッチが並行に走る仕様と比べて、控えめな見た目ながら強度が高いと言われている。しかし、熟練した技術が必要で生産効率が悪いという難点があり、現在は採用される機会が少ない貴重なディテールに。
天地引きは80年代以前のTシャツに多く採用されていたため、ヴィンテージショップでは古いTシャツの年代を見分けるひとつの指標としても注目されており“シングルステッチ”と呼ばれることも。貴重になっているだけで、現行のTシャツでも採用されている仕様のため、今後のTシャツ選びの参考に覚えておきたい。
天地引きを採用したTシャツを紹介①「SAINT MICHAEL(セントマイケル) SHEEP HEAVEN」
リアルなヴィンテージの風合いを独自の加工技術によって再現したコレクションを展開する「SAINT MICHAEL(セントマイケル)」。Tシャツは加工によって古着ならではのくたびれた生地の風合いを表現しながら、天地引きステッチでクラシックな表情を底上げしている。
天地引きを採用したTシャツを紹介②「GLAD HAND(グラッドハンド) STANDARD POCKET」
原綿からこだわったUSAコットンを使用したポケットTシャツ。編み目を詰めた男らしい生地感ながら、ワンウォッシュ加工が施されているため、こなれた風合いに仕上がっている。レトロなパッケージもイイ感じだ。
天地引きを採用したTシャツを紹介③「GENTLEMAN PROJECTS(ジェントルマン プロジェクト) JOBS」
最後に紹介するのは、ニットとTシャツの中間を行くような新感覚のモックネックウールカットソー。秋冬アウターに合わせるインナーは、襟高で保温性に優れたこんなカットソーをチョイスするのがオススメだ。非常に繊細なスーパー140sのウール原料を100%使用しているため、地肌に着れるほどのふんわりタッチ。幅広めの天地引きによるステッチがレトロなムードをただよわせる。
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