昨今のアウター事情は、ワイドパンツやバギーパンツとのバランスを取りやすいショート丈ジャケットか、裾が膝下まで伸びるロングコートに勢いアリ。とりわけロングコートは、大人のスタイルをエレガントに格上げするのにもうってつけ。今回は「ロングコート」に着目し、スタイリングのポイントと参考にしたい海外のメンズコーデ、人気ブランドのおすすめアイテムを紹介!
あなたはどっちのルーツに心惹かれる?2つの原型から紐解くロングコートのイケてるスタイル
羽織るだけでスタイルが決まると言っても過言ではないロングコートだが、実はルーツを辿ると大きく分けて2つのコートに辿り着く。そんなルーツに想いを馳せて着こなしを考えてみるのも一興だ。まずはそれぞれの原型に触れつつ、注目の着こなしを紹介していく。
フロックコートから派生した...ドレス派ロングコートスタイル!
都市部での礼装・ファッションとしてのルーツがあるフロックコート。当時は社交場や街中で、品格を保つために着られており、外套というよりも現代のスーツ・ジャケットと近い感覚で扱われていたという。そこから派生したのが、現代のビジネスやフォーマルで着るチェスターフィールドコートだ。
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Bearded man wears a frock coat, waistcoat with roll collar, narrow fitting trousers, slim bowtie & lace- up boots. Date: 1860s
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Queen Victoria with her son Edward VII, grandson George V and great-grandson the baby Edward VIII (later Duke of Windsor) at his christening.
1894
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A gent in day dress clothes, also a frock coat, S-B coat curving away at the front, strapped trousers with decorative side seams, cravats & waistcoats with collars. Date: 1845
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スーツ・ジャケパンといったドレススタイルに合わせるロングコートは、身体のラインを美しく見せるような曲線的なカッティングや滑らかな光沢のある生地感にこだわったチェスターコートが狙い目。マスターテーラー平野史也氏が手掛けるBEAMS別注のチェスターコートのようなビスポーク由来のコートで決め込むのはもちろん、麻布テーラーをはじめとしたショップでオーダーコートを検討するのも良いだろう。
グレートコートから派生した...ミリタリー派ロングコートスタイル!
17世紀〜18世紀頃からある、非常に厚手で大きく、防寒に特化した軍用のオーバーコートとして知られている「グレートコート」。重いウール地、大きな襟、ダブルブレスト、膝下からくるぶしまでの超ロング丈が特徴だ。現代の「ポロコート」や、軍服由来の「ブリティッシュウォーム」など、ガッシリとした厚手のロングコートの原型と言われており、戦場や移動中に寒さから身を守るための「道具」としての側面が強い。
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FILE – This is a Jan. 23, 1936 file photo of the then King Edward VIII, later Duke of Windsor, centre bites his lip, as he and his brothers, the then Duke of York later King George VI, left, Duke of Gloucester, foreground right, and The Duke of Kent 3rd left, walk behind the coffin of King George V, during his funeral in London. King George VI the father of the queen, George VI _ born Albert _ became the unexpected king when his elder brother, Edward VIII, abdicated in 1936 after a reign that lasted just 11 months. Edward, often portrayed as a raffish playboy, had abandoned the throne to marry his mistress, the divorced American socialite Wallis Simpson.(AP Photo/File)
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‘Churchill as an Airman’, c1945. British politician and statesman Sir Winston Churchill (1874-1965) in an RAF greatcoat. Churchill learned to fly and once crashed his plane but escaped unhurt. He served as Prime Minister of the United Kingdom from 1940 to 1945, and again from 1951 to 1955. From "The Life and Times of Winston Churchill", by Malcolm Thomson. [Odhams Press Limited, London]
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LENNON ON LOCATION
Almeria, Spain: A greatcoated and bespectacled John Lennon chats to fellow Beatle drummer Ringo Starr, sporting strange glasses and trailing a pince-nez style of sunglasses for attaching to ordinary glasses, after Ringo dropped in for a visit to watch his colleague at work.
8 October
8 October 1965
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エレガントなドレス派のロングコート着こなしとは一味違う、男らしい武骨なムードがただようミリタリー派のロングコートは、気張らずシンプルに着こなすだけでサマになる。いわゆる男臭い着こなしに寄せるならデニム&ブーツの足元でワーク・ミリタリー要素を高めるのが吉。知的な印象を醸すなら、下のスナップのように黒スラックス&ローファーでキレイめにまとめるのも◎
ロングコートの着こなしポイント1黒やダークグレーなら高確率でキマる
ロングコートの取り入れにハードルの高さを感じるなら、色味については思い切り保守的なブラックやチャコールグレー、ダークネイビーを選ぶのが吉。なぜならロングコートは「布の面積」が圧倒的に広く、明るい色や膨張色だと、どうしても着せられている感が出やすい。その点、収縮色であるダークトーンなら、身体のラインをグッと引き締め、縦長の効果(Iライン)を強調できる。
ロングコートの着こなしポイント280年代ムードを纏う「低めのゴージライン」が今の気分。
50年代や80年代後半に流行したローゴージがイマの気分だ。襟の刻みが低い位置にあることで、視線の重心がグッと下がり、カッチリとしたロングコートに独特の「緩さ」が生まれる。この重心の低さが、昨今のトレンドであるオーバーサイズなシルエットと相性抜群であり、明確なお洒落感を演出するのに◎
ロングコートの着こなしポイント3面積の広いコートは「キャンバス」。インナーや小物で彩りを添える
ロングコートは全身の大部分を覆うため、どうしても単調な印象になりがちだ。だからこそ、この広い布面積を「キャンバス」と捉え、中に着るトップスや小物でアクセントを加えるのが効果的。Vゾーンや前開き部分から鮮やかな「カラーニット」を覗かせたり、マフラーやバッグで差し色を効かせたり。コート自体が大きな背景となる分、インナーや小物で少し派手な色や柄を冒険しても喧嘩せず、むしろ洗練された「大人の遊び心」として成立する。
ロングコートの着こなしポイント4ボトムスはストレートやフレアで「縦のライン」を繋ぐ
ロングコートの着こなしにおいて、ボトムス選びは全体のシルエットを決定づける鍵となる。今の気分は、ストレートや微フレア、あるいはワイドパンツで、コートのボリュームを足元までスムーズに繋ぐこと。 上半身の重さに負けない「適度な太さ」をボトムスにも持たせることで、全体の重心が安定し、美しい縦のラインが完成する。足元には少しボリュームのある靴を合わせ、パンツの裾を被せるくらいがトレンドである。
ロングコートを着た海外ストリートスナップを一気見!理想のメンズコーデを探そう
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幅広ピークドラペルがマスキュリンなダブルロングコートにタートルネックニットを合わせ、冬コーデにエレガンスと男らしさを両得。
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テクスチャーに表情のある杢グレーのツイードロングコートをチョイスして、冬のワイドパンツコーデを差別化。
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黒でまとめたコーデの軸でグレーのロングコートに対比させ、テクスチャーでメリハリをつけた冬コーデ。
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エポーレットが付いた黒のロングコートとミッドレイヤーとして取り入れた黒のVネックプルオーバーを組み合わせ、個性的な冬のタイドアップスタイルに。
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アウターのロングコートとインナーのタートルネックニットを黒で揃え、冬の重ね着スーツスタイルをシックに表現。
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ダブルブレストの黒ロングコートに抜けが良く軽やかなイメージのある白パンツを合わせ、重たい印象を軽減。
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ロングコートとマフラー、ベースボールキャップの色味をグレーでまとめ、冬のブルージーンズコーデをスタイルアップ。
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キレイめな着こなし向きの黒のウールロングコートにアウトドア顔の黒バックパックを馴染ませながら、冬のメンズコーデの印象をリフレッシュ。
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黒のロングコートと黒のバギーデニムを主力に、コーデをオールブラックでまとめ、クールかつモードなレイヤードスタイルに。
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温かみのあるテラコッタカラーのロングコートとニット帽、チェック柄ベストにタートルネックを同系色でアーシーにまとめ、秋冬らしい配色のスタイリングに落とし込み。
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風を孕むように軽やかに羽織ったベージュのロングコートとフルレングスのグレーワイドパンツでリラックスした雰囲気を演出し、今感たっぷりの魅力的なシルエットを表現。
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グレーストライプのロングコートを主役に、グレーのグラデーションでまとめた冬の装い。
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