冬の防寒アウターの主力となるダウンジャケットは、ダークカラーを選びがちだからこそ華やかなカラーを選ぶだけで簡単に他との差別化が叶う。そんな明るいトーンのなかで比較的取り入れやすく、有力な選択肢のひとつとして挙げられるのが白のダウンジャケットだ。膨張色ではあるものの、スタイリングの工夫で抑制して着膨れ感さえ回避すれば、都会的で“脱・ブナン”な着こなしを表現できる。今回はそんな「白ダウン」にフォーカスし、その魅力と着こなしのコツ、ピッティウォモ来場者のスナップからピックアップした参考となるメンズコーデを紹介!
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白ダウンはメリット多し!メンズコーデに取り入れて一気に他と差をつける
冬コーデの主役として一点投入するだけでアカ抜けた印象に仕上がるのが白ダウンの大きな魅力。数ある色味のなかでもかなりトーンが明るいアイテムであるため「コーディネートするのが難しそう」と思う方も多いかもしれないが、無彩色のカテゴリーに入るため意外に色物ニットからデニムまであらゆるアイテムに馴染みやすい。冬コーデにありがちな重見えも解消されるなど、取り入れることによって得られるメリットが実に豊富。白ダウンが気になってはいるものの、いまいち手を出せていないという方はぜひ、この機会に取り入れを決断してみてはいかがだろうか。
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白ダウンのコーデをオシャレに仕上げるコツは?
白ダウンのコーディネートはブラック・ホワイト・グレーなどモノトーンでまとめるのが鉄板だ。白ダウンを内側からダークトーンで引き締めるようにスタイリングを構成すれば、都会的でスタイリッシュなコーデを実現できるだろう。また白ダウンのなかでも、コーデに取り入れやすいとされているのがショート丈。丈が短い分、コーデ全体での白の面積を最小限におさえられるため、白ダウンが悪目立ちしにくい。
白ダウンを使ったコーデ事例を紹介!
コーデ①「ダブルブレストの白ダウンとスリムテーパードのグレースラックスで冬のメンズコーデをキレイめかつ都会的な印象に」
ヘルノの営業兼マーケティング担当代表を務め自らブランドの広告塔として着こなしを提案するガブリエーレ・バルディノッティ氏は、ダブルブレストの6つボタン白ダウンをチョイスしてスリムテーパードのグレースラックスとコーディネート。細かに区切られたキルティングと6つボタンによるダブルブレストですっきりとした白ダウンのシルエットを強調し、スリムテーパードのグレースラックスとグレーのASICS GEL-NIMBUS 21 PLATINUMとのペアリングで都会的な着こなしに。
HERNO(ヘルノ) 白ダウン
コーデ②「ショート丈の白ダウンと白のタートルネックを組み合わせ冬のカジュアルコーデのクリーンな印象を強調」
ボリューム感のある白ダウンは太って見えて着膨れ感を助長してしまいがちだが、コチラにピックアップしたスナップのようなショート丈タイプなら心配ご無用。シルエットがコンパクトになることでスタイリングのバランスが取りやすく、フロントをオープンのままルーズめに着こなしてもそのボリュームが強調される心配は少ない。昨今トレンドアイテムとして注目を集めているワイドパンツや、バギージーンズとの合わせも絶好だ。
MAURO GRIFONI(マウログリフォーニ) 白ダウン
コーデ③「マウンテンパーカースタイルの白ダウンとネイビーのジャケパンでメリハリの効いた着こなしに」
ネイビーでまとめたノーブルなジャケパンに、マウンテンパーカースタイルの白ダウンをプラス。足元に白のローカットスニーカーをセットして白とネイビーのメリハリを効かせた着こなしに。こなれ感を高めるネイビーキャップの取り入れもナイス。
PAUL & SHARK(ポール&シャーク) 白ダウン
コーデ④「白ダウンのライニングのブラウンとローカットスニーカーの色味を同調させ冬のメンズコーデに統一感を演出」
アイボリーに近いショート丈の白ダウンをオリーブのテーラードジャケットの上に羽織ったコチラの御仁。白ダウンのライニングのブラウンと足元にセットしたローカットスニーカーの色味を同調させ、冬のメンズコーデに統一感を演出している。テーラードジャケットの上に羽織っても白ダウンが着膨れして見えないのは、ジャケットよりも気持ち短めのショート丈を選んでいるから。
C.P. COMPANY(シーピーカンパニー) 白ダウン
コーデ⑤「フードに施されたファーがリッチな白ダウンで冬のキレイめコーデを格上げ」
編み地の主張が強いタートルネックセーターとスリムフィットのスラックスを濃いネイビーでシックにまとめ、白ダウンとのメリハリを効かせた冬の装い。ネイビーでまとめたキレイめなコーデの軸をフードに施されたファーがリッチな白ダウンで格上げし、ノーブルな雰囲気を宿したシックな大人の着こなしに。白ダウンをラグジュアリーな雰囲気で差別化するならハイブランドのアイテムもアリだが、この手のファーをあしらったパーカタイプも有力な選択肢となるだろう。
MOOSE KNUCKLES(ムースナックルズ) 白ダウン
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コーデ⑥「白×イエローの配色とバギージーンズの取り入れで白ダウンコーデを巧みに味付け」
白シャツとイエローニットの配色をヴィンテージチェックのバーバリースニーカーと連動させ、飛沫ペイントを施したバギージーンズの取り入れでヒネリを効かせた白ダウンのコーディネート。上半身のレイヤードを強調するよう白ダウンのフロントをオープンにし、冬にしてはかなり薄手のストールをアクセントの役割として首巻きしてコーデの印象をリフレッシュしている。
CHAMPION(チャンピオン) 白ダウン
コーデ⑦「白ダウンを主役にニュートラルな色味でクリーンにまとめたスポーティな装い」
クリーム色っぽい白のダウンジャケットに淡いヘザーグレーのスウェットパーカー、ライトグレーのジョガーパンツとナイキのパイソン柄エアフォース1を合わせたメンズコーデ。全身をニュートラルな色味でクリーンにまとめ、軽やかでスポーティな着こなしに。パキッとした白よりも肌馴染みしやすいアイボリー系の色味なら、こんな繊細な色合いのスタイリングも思いのままだ。
Goose Tech(グース・テック) 白ダウン
コーデ⑧「ピンクパーカーとカラフルなカラーリングのスニーカーで冬の白ダウンコーデをポップに演出」
丈が長めで存在感バツグンの白ダウンにビビッドなピンクのスウェットパーカー、カラフルなOff-WhiteのOdsy-1000を組み合わせクリーンな印象とポップな雰囲気をモノにしながら、ダークカラーで重見えしがちな冬コーデと差別化。濃いネイビーのスキニージーンズで上半身と足元の色使いを際立たせ、人目を引く配色の着こなしを完成させている。