黒・白・グレーやネイビーなどのベーシックカラーからは少し外れた個性的な色で、コーデに取り入れれば新鮮な印象を生み出せる「紫」。いざコーデに取り入れようとすると、どんな色のアイテムを合わせて良いか悩んでしまうこともあるだろう。そこで今回は「紫色に合う色」をテーマに、濃いめ・薄めの紫に合わせやすい色と実際に紫色アイテムを取り入れたメンズコーデを紹介!
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紫に合う色とは?
暖色である赤と寒色である青の中間色で、ファッションにおいては合わせるのがなかなか難しいイメージが根強い紫色。そんな攻略が難しいとされる紫も、濃い紫と薄い紫では相性の良い色が変わってくるため、コーディネートの参考となるような、それぞれ相性の良い色をピックアップ!
・濃い紫に合う色
ロイヤルパープルやバイオレットなど濃い色相の紫は、黒やブラウン、キャメルとの相性バツグン。濃い紫と黒の合わせはキリッと引き締まった印象となり、濃い紫と暖色系のブラウンの合わせはしっとりとした大人の艶っぽさを醸し出す。肌馴染みの良いニュートラルなキャメルと濃い紫のペアリングは、キャメルが濃い紫の持つ主張の強さを緩和してソフトなイメージを付与してくれる。
・薄い紫に合う色
ラベンダーやライラックなど薄めの紫は柔らかくフェミニンな印象で、白やグレーなど淡い色味やネイビー・ブルーとの合わせが◎ 淡い色味と薄い紫の合わせによって繊細で上品な雰囲気が際立ち、ネイビーやブルーなど青系と薄い紫の合わせによってトーンオントーンやグラデーションを意識させるノーブルな色合いが完成する。
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紫色が与える印象は?
聖徳太子が制定した冠位十二階の最上位である“大徳”という冠位の色が紫であるように、紫色は洋の東西を問わず、皇族や王族、貴族など権威を象徴する高貴な色として知られている。そのため古くから気品があり、高級感や優雅なイメージを表す色として用いられる。さらに「動の赤と静の青」という相反する色が共存していることで紫には二面性があり、それゆえ神秘的なイメージとも結びつく。とりわけ濃い紫は感性を刺激しインスピレーションを高める反面、沈静色・重量色としての色の特徴が裏目に出るとクセが強く扱いづらい印象となってしまうので色合わせにはそれなりに注意が必要だ。
(写真は紫のドレスに身を包むマリー・アントワネット)