ネクタイの種類を形状・素材・柄別に紹介!

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ネクタイの種類を形状・素材・柄別に紹介!

スーツスタイルやジャケパンスタイルの首元を彩るネクタイ。普段は何気なくデザインや素材を選んでいる方も少なくないのでは?素材や形状によってはそのネクタイがふさわしくない場もあるため、事故を防ぐためにもネクタイの種類は一度押さえておくべきだ。そこで今回は、形状・素材・柄のカテゴリ別に主なネクタイの種類を紹介!

ネクタイの種類【形状編】

ネクタイの種類・形①「ネクタイといえばコレ!最もオーソドックスな“ダービータイ”」

まずは、多くの男性がネクタイと聞いて真っ先に想像するであろうデザインの「ダービータイ」。中でも大剣の幅が7〜8cm程度のものは、最も一般的であることから「レギュラータイ」と呼ばれている。ちなみにダービータイとは、英国貴族のダービー卿が競馬を嗜む際に好んで使用していたことから名付けられた名前だ。両先端が剣先のように尖っており、太い方は“大剣”、細い方は“小剣”という。柄や素材にもよるが、ダービータイはスーツを着る職業でなくても男性であれば必ず使う機会が訪れるため、最低でも一本は必ず持っておきたい必須アイテムであると言える。

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ネクタイの種類・形②「カジュアルでモードな雰囲気漂う“ナロータイ”」

先に紹介したダービータイと基本の形は同じだが、大剣の幅が4〜6cmのものはナロータイと呼ばれる。キリッとした細身のデザインが特徴で、ダービータイと比べるとややカジュアルでモードな雰囲気。かっちりとスーツを着こなしたいフォーマルシーンやビジネスシーンには不向きで、カジュアルなパーティーなどで着用したいデザインだ。締めたときに結び目が小さくなるナロータイは、バランスを整えるためにボリューミーな結び目を作れるダブルノットで結ぶのがおすすめ。

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ネクタイの種類・形③「ニットタイに多くみられるカジュアルな“スクエアタイ”」

先端部分が水平にカットされて作られた四角い形状が特徴の「スクエアタイ」は、ニットタイによく見られるデザイン。このスクエアタイはナロータイよりもさらにカジュアルな印象が強く、フォーマルなシーンには不向き。スーツスタイルをカジュアルダウンしたい場合に用いられるのがほとんどだ。

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ネクタイの種類・形④「タキシードなどに合わせるフォーマルな“ボウタイ(蝶ネクタイ)”」

結んだ形が羽を広げた蝶のように見えることから、日本では“蝶ネクタイ”という名称で呼ばれることが多い「ボウタイ」。もっとも華やかなでフォーマルなネクタイであり、結婚式などのスーツ・タキシードスタイルでは定番のアイテムだ。最近では、初めから結び目が作ってありホックやボタンで留めるだけの簡易的なボウタイが多いが、クラシックなものはイチから結ぶ仕様。初見で結ぶのはかなり難易度が高いため、結び方は事前に予習しておくのがおすすめだ。

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ネクタイの種類・形⑤「少し変わったフォーマルスタイルを演出可能な“アスコットタイ”」

ここまでに紹介した種類と比べるとあまり聞き慣れないネクタイの種類である「アスコットタイ」。英国王室が所有する、イギリスでもっとも格式高いとされる競馬場の“アスコット競馬場”に集まる紳士たちの間で流行したことが名前の由来であり、現在ではモーニングコートなどの昼間の礼装において着用されるネクタイのことである。結んだときの形が昆虫のセミのように見えることから、日本では「蝉型タイ」と呼ばれることも。その形状は非常に特徴的で、結んだ際にスカーフを巻いているようにも見えるほど幅が広く、アレンジをしやすいことから結び方は多くのパターンがある。着用されるのはほとんどが結婚式などのフォーマルシーンだ。

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ネクタイの種類・形⑥「ネックレス感覚で使われることもある変わり種“ループタイ(ポーラー・タイ)”」

布でできた一般的なネクタイとは明らかに形状が異なる、ネックレスのようなデザインが特徴の「ループタイ」。日本ではループタイと呼ばれることが多いが、正式名称はポーラー・タイである。アメリカの銀細工師であるヴィクター・シーダースタッフが1940年代後半にポーラー・タイを考案したと主張し、彼のデザインが後に特許を取得した。締まり具合を調整するための留め具に紐を通しただけのシンプルな作りで、ネクタイがほどけないように紐の両先端には“アグレット”と呼ばれる金具が付いている。日本では1973年に省エネルックが流行した際に、ネクタイの代用として使われたのをきっかけに普及した歴史を持つ。そのネクタイらしからぬ形状から、パリコレでアクセサリーのように使われたこともあって、襟付きのシャツを着ていなくてもネックレス感覚で着用されることも。

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番外編「高級ネクタイの代名詞として知られるセッテピエゲとは?」

上質なネクタイを探していると目にする「セッテピエゲ」の文字。これはネクタイの製法の名前であり、イタリア語で“七つ折り”を意味する言葉だ。通常は三つ折りで作られるネクタイだが、セッテピエゲはその名の通りネクタイの生地を七つ折りにするように畳んで作られている。大剣を開いた画像を見ると複雑な折り目によって七つの面ができていることが分かるだろう。この折り方からセブンフォールドタイと呼ばれることも。なぜ高級なのかというと、使用する生地の面積が圧倒的に違うことが挙げられる。七つ折りにするには通常のネクタイ生地の2倍ほどの生地面積が必要。さらにセッテピエゲは職人の高い技術も必要とするのもその理由だ。丁寧に生地を折って作られたセッテピエゲのネクタイはふんわりと柔らかく、生地を重ねたことによる立体感も特徴。スーツスタイルをエレガントに見せてくれる高級ネクタイなのだ。セッテピエゲを得意とするメーカーとしては、TIE YOUR TIE(タイ ユア タイ)Atto Vannucci(アット・ヴァンヌッチ)E.Marinella(マリネッラ)などのイタリアブランドが有名。

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