圧巻の機能美、ストーンアイランド(STONE ISLAND)の魅力とモデルを紹介

ストーンアイランド(STONE ISLAND)と言えば、機能とデザインを両立するスポーツウェアを中心としたコレクションで世界各国にファンを抱えるブランド。他メーカーとは一線を画す素材選びや製法で作られたアイテムは、唯一無二の個性を発揮できる。今回は「ストーンアイランド」にフォーカスして、魅力やアイテムを紹介!!

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ストーンアイランドとは

イタリアを代表するカジュアルファッションブランド、ストーンアイランド。創業当初からミリタリーウェアの機能性やデザインにいち早く着目し、ファッションアイテムとして昇華させた。1989年には温度によって色が変化する「アイスジャケット」を開発し、世界的に注目を浴びる。ステンレススチールやブロンズといった規格外の素材を積極的に起用し、常に新しいスタイルを提唱。縫製後に染色を行なう「ガーメントダイ」を得意とする。ダウンジャケットやMA-1などのクオリティは秀逸である。

ストーンアイランドの歴史

常識を超えた素材の使用でデビュー

ストーンアイランドの起源は1982年。デザインの中心を担っていたのはファッションブランド「C.P.COMPANY」の創業者でもあるマッシモ・オスティ(Massimo Osti)氏である。1970年代中頃、イタリア軍が開いていたビンテージマーケットでは数多くの軍服が売られていた。ボローニャのグラフィックデザイナーであるマッシモ・オスティ氏は、ミリタリーウェアが持つ機能性や、一般人に広めるべき可能性にいち早く気づく。シェイプ、ポケット、留め具、装飾等のディティール、表面のユーズド感や色褪せた絶妙な色彩、ヒストリカルな味わいを徹底的にリサーチし、ミリタリーウェアの目録を作成。さらにマッシモ・オスティ氏の研究は素材や織にまで及び、カラーリングや加工技術を駆使してオリジナルのミリタリーウェアを完成させた。ブランドの転機は、ある日届いたひとつの素材によってもたらされる。その素材は、一方の面が赤く、もう一方の面が青い色をしたトラックの帆に使われる防水布。衣服に使用するには到底不可能と思える重く厚い布だが、長時間のストーンウォッシュを施すことで柔らかい風合いへと変化させることに成功させた。

トラック用の生地にストーンウォッシュを施すというユニークな製法で、その後ジャケットを7着作り上げる。そして、この斬新なコレクションの名前は”STONE ISLAND(ストーンアイランド)”と命名された。どのファッションブランドも試してこなかった製法と、海辺で長い年月をかけて腐食したようなノスタルジックな雰囲気を放っていたことから、この名前が付けられたのである。さらに、ジャケットの胸元には、後にブランドの象徴となるバッジが取り付けられている。軍の勲章からインスピレーションを受けて制作されたそのバッジには、”海への愛情と永続的な研究にまっすぐに突き進む”という志を表した星のようなコンパスが描かれた。こうして、ミリタリーウェアのパイオニアとなるブランド、ストーンアイランドが骨格が形成されたのである。

「アイスジャケット」などの革新製品で一流ブランドの仲間入りを果たす

創業の翌年である1983年、マッシモ・オスティ氏はクリエイティブに専念するため、トリノを拠点とする大手繊維メーカー「GFTグループ」との合併を決意する。巨大なバックボーンを得たブランドは、ジャケットだけでなくシャツやトラウザーズ、Tシャツなどフルコレクションを展開。ファブリックやトリートメント、コーティングの研究も積極的に推進した。1985年には、ミリタリーファブリックのコットンサテンの表面と裏側にポリウレタンコーティングを施した「Raso Gommato」を、その翌年にはコットンサテンにシルバーコーティングを施した「Alu C」を発表。革新的な素材の採用により、ストーンアイランドの名は広くしられることとなる。イタリア国内では、自分の個性を存分に表現できる衣服として若者から絶大な人気を獲得。さらに、GFTグループのサポートによって海外へも進出していく。

ストーンアイランドの知名度が世界的に広まるきっかけとなったアイテムが、「Ice Jacket(アイスジャケット)」。1989年に開発されたこのジャケットは、イエローがダークグリーンに、ホワイトがライトブルーに、ピンクがグレーにといったように、温度により全く異なるカラーへと変化する。これまでの衣服には全くなかった概念を確立し、人々を驚かせるとともに当時のストーンアイランドを代表するヒット作となったのである。

1991年に発表された「Reflective Jacket(リフレクトジャケット)」は、日本製の特殊な生地を採用。微小ガラス粒子を高密度にコーティングしリフレクト効果を与えることで、僅かな光源にも反射するという斬新な仕掛けが施されていた。白、赤、緑、黄色、青とメタリックな光を放つReflective Jacketは、当時の時代を象徴する強烈に際立った存在だったのである。

ストーンアイランドを成功へ導く”時代を見据えたデザイン”

1993年、GFTグループから完全に独立。社名を「SPORTSWEAR COMPANY SpA」と改めてストーンアイランドのコレクションを展開していく。さらに1996年には、創業以来ブランドのデザインを担ってきたマッシモ・オスティが自身のプロダクションを設立し、ストーンアイランドから離れる。後任のイタリア人デザイナー「ポール・ハーヴィー(Paul Harvey)氏」は、セントマーチンズでテキスタイルを専攻していた人物。マテリアルの改良に着手し、1999年には「Silver Jacket(シルバージャケット)」と「Bronze Jacket(ブロンズジャケット)」を発表。それぞれステンレススチールと銅を100%で織り上げたメッシュ地のジャケットで、ストーンアイランドの新境地を開拓した。Silver Jacketは、パリのポンピドゥー・センターの再オープンを祝して、改修工事を終えた巨大なロビーにも展示されている。

1999年には飛行機のシールドを保護するために開発された素材を採用した「Silver Spray」を発表。さらに2002年に開催された国際的な家具見本市”ミラノ・サローネ”では、光通信ケーブル用の0.1mmのガラス繊維”オプティカルファイバー”を施した「Light Jacket」を展示した。他にも1平方メートルあたり30gという薄く軽量なマットナイロン地にダウンを詰めた「Ultra-light down jacket」など、ポール・ハーヴィー氏は2008年にブランドを退くまでに24ものコレクションをデザインしたのである。ポール氏が去ったのち、ストーンアイランドはあえて後任を探さず”一人の人間が指揮を執る時代は終焉した”という結論を出す。現代的であるためには多文化的であることが必要と考え、あらゆる感性を持った者たちによって構成するデザインチームを立ち上げたのである。社長のカルロ・リヴェッティ(Carlo Rivetti)氏自らがディレクションを担当し、手がけるテーマに最適なデザイナーを専任。設立当初から続く革新的で挑戦的なスタンスを受け継ぎながら、現在も魅力的なコレクションで人々を魅了している。

ストーンアイランドのデザインと機能性

創業以来、アクティブウェアのシャープなデザインにインスパイアされたアイテムを数多く展開するストーンアイランド。機能性と創造性、そしてデザイン性を追求したアイテムは現在のコレクションでも表現されている。最新のリフレクティブジャケットでは、ナイロンテラをベースとした革新的な素材から作成。

そしてストーンアイランドの代名詞とも言えるのが、「ガーメントダイ」と呼ばれるカラーリング方法。「製品染め」や「後染め」とも言われるこの手法は、一般的な手順と異なり、縫製などを終えて製品が仕上がってから最後に色を染める。これにより生地から縫い目まですべてが同じ染料で染められることとなり、独特の風合いを出せるのである。リフレクティブジャケットのようなMussola Gommata(ゴム化モスリン)と生地をミックスさせたディテールでは、特にガーメントダイのテクニックが際立つ。

ダウンジャケットも、ストーンアイランドの人気アイテム。軽さや着心地が追求されていることはもちろん、ガーメントダイによって統一感のある美しい質感を実現している。さらに、染色過程で撥水効果をもたらす特殊な物質を加えることにより、一般的なダウンジャケットとは一線を画す防水性を備えているのだ。

ストーンアイランドの別ライン”シャドウプロジェクト”とは?

メインラインとはまた違った雰囲気を楽しめる「ストーンアイランド・シャドウプロジェクト(STONE ISLAND SHADOW PROJECT)」。オーナー兼クリエイティブディレクターのカルロ・リベッティ氏が、ミハエル・サッチェンバッハー(Michaela Sachenbacher)氏とエロルソン・ヒュー(Errolson Hugh)氏のデザインチームACRONYMの協力を得て2008年にスタートさせた。

ストーンアイランドの歴史的アーカイブや、これまでの研究開発で培われたノウハウをベースに、ACRONYMが持つ強力な技術力とパフォーマンスを融合。”SHADOW”の名が表すとおり、本ラインを引き立たせるようなデザインと都会的なラインナップが目立つ。スポーティなコンセプトやハイテク素材といった本来の良さは活かしつつ、ミニマルなディティールと深みのあるカラーリングで”大人のカジュアル”を提唱している。

ストーンアイランドのモデルを紹介

ストーンアイランドのコレクションでは定番と言えるような生地は存在するが、製品としては細かな仕様の変更が行われているため、定番と言えるモデルは存在しない。また、モデルによってはカラーバリエーションも豊富なので、自分好みのデザインを見つけられるだろう。

STONE ISLAND(ストーンアイランド) フィールドコート

細く固く均一に拠られたコットン糸を高密度に織ることで高い撥水性を実現した「ウォーターリぺレント スーピマコットン」を採用したフィールドコート。トレンチコートなどに用いられるガンフラップのディテールには、裏に隠しポケットをジップ形式でセットして実用性を向上させている。比翼仕立てで防風性を持たせたフロントのジッパーには逆開式のダブルジッパーを採用。シンプルなデザインの中にストーンアイランドならではの意匠が感じられる逸品だ。その他のアウター類にも様々な工夫が施されている。

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STONE ISLAND(ストーンアイランド) ライトブルゾン

コットン製パラシュート生地を使用して生産されたライトブルゾン。コットンならではの滑らかな着心地と、ストーンアイランドが得意とする染色加工が絶妙にフィットしてこなれた雰囲気を漂わせている。ミリタリーウェアならではのボックスシルエットを踏襲しながらも、ややタイトなフィット感を取り入れることでメリハリのあるシルエットを実現。フードは着脱可能で、外すとシャツ襟に、付けるとフラップガードとして活用できる。3色展開。

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STONE ISLAND(ストーンアイランド) ロングスリーブTシャツ

至極シンプルに仕立てられたロングスリーブTシャツ。程よいボリューム感のある生地を採用することで春秋冬の3シーズンに渡り活躍を期待できる仕上がりに。ストーンアイランドの十八番であるガーメントダイを採用しているため、シンプルなデザインの中にもしっかりとブランドの世界観を感じられる。軍の勲章からインスピレーションを受けて制作されたパッチワッペンは左袖にセット。袖のカッティングやベンチレーションホールなどのアレンジを加えることでさりげなくミリタリーテイストをプラスしている点にも注目したい。2色展開。

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STONE ISLAND(ストーンアイランド) ショートパンツ

アクティブな夏のシーズンに合わせたいスポーツテイスト漂うショートパンツ。ベースはスウェット素材ながら、サイドはラバーファブリック、股部分はサテン製の布帛生地を採用することで耐久性を向上させている。それぞれ表情の異なる素材だが、ダークカラーでまとめることでシックな印象に。ジップ式のフロントポケットやカーゴポケット仕様など実用性も◎。

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STONE ISLAND(ストーンアイランド) イージーパンツ

コットンのパラシュートクロスを採用したガーメントダイのイージーパンツ。コットン100%のパラシュート素材は肌当たりの良さと高い防風性が魅力だ。裾口にはボーダー柄のプリントを施し、エラスティックバンドで絞りを入れることでスポーティーな雰囲気に仕上げている。2色展開。

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STONE ISLAND SHADOW(ストーンアイランド シャドウ) コットンセーター

“SHADOW”の名の通り、本ラインを引き立たせるようなミニマルデザインのセーターは、コットンクレープと呼ばれる強撚糸を使って編まれた上質なハイゲージニットだ。糸の段階で強く撚ることで毛羽立ちづらく張りのあるニットの仕上がりに。サラリとした風合いのため、汗ばむ季節にも着用できる。脇下部分には編地をメッシュに変更したストーンアイランドならではの意匠が感じられるディテールをプラス。袖口と裾にはカットソーのようなストレート仕上げの仕様を採用してカジュアルテイストを強めに打ち出している。

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