
厳しい環境で真価を発揮する機能性を備えるアウトドアブランドのダウンジャケットは、その勢力をファッションの領域にまで拡大している。時代を超えて愛される普遍的なモデルから、トレンドを捉えたファッショナブルな最新モデルまで、その選択肢は極めて豊富だ。アウトドアユースはもちろんのこと、冬のお洒落なメインアウターとしてシティユースするのもアリ。今回は、ダウンジャケットを展開する29のアウトドアブランドを発祥地域別に紹介する。
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タイムレスなモデルが多数!ヘビーデューティーな北米のアウトドアブランド
もっとも大きな勢力となっているのは、広大な自然を持つアメリカ大陸をルーツとするブランド群だ。ザ ノース フェイスやパタゴニアなど、世界的な定番モデルを生み出したブランドが多く含まれる。過酷な環境にも対応するタフさと、時代を超えて愛される普遍的なデザイン、そして圧倒的なボリューム感が魅力である。極寒地で培われたカナダグースやウールリッチなど、真のギアとして使えるダウンを探すならこのカテゴリが有力だ。
ダウンジャケットを展開する北米のアウトドアブランド1THE NORTH FACE
ザ・ノース・フェイスは、1968年に米国カリフォルニア州バークレーで誕生。ブランド名はすべての山における最難関ルートである「北壁」に由来。特徴的なロゴはカリフォルニア州のヨセミテ国立公園のシンボルであり、ロッククライマーの聖地「ハーフドーム」を表している。創業当時からダウン製品を手がけており、第一号の製品「スリーピングバッグ」は、高品質ダウンを惜しみなく使ったことと業界で初めて最低温度規格を表示したことで支持を得た。1992年には、ヌプシジャケットを発売。ヒマラヤ山脈にそびえる標高7,861mの山「Nuptse(ヌプツェ)」からネーミングされたこのモデルは、高い保温性能でヒットを記録したブランドの代名詞と言えるダウンジャケットだ。現在でも人気カラーは発売と同時に完売し、高い人気を誇る。
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ダウンジャケットを展開する北米のアウトドアブランド2Patagonia
パタゴニアは、1957年にイヴォン・シュイナード氏によって創業された米国のアウトドアブランド。登山、サーフィンをはじめとしたアウトドア用品全般を製造販売しているメーカーとしても知られている。環境に配慮した商品が多く、環境問題に取り組むグループの助成を行うなど、イマの時代に注目されている取り組みを昔から実施している点も魅力の一つ。保温性に優れたダウンジャケット類も充実したバリエーションを誇る。
ダウンジャケットを展開する北米のアウトドアブランド3Arc'teryx
1989年に、カナダのブリティッシュコロンビア州ノースバンクーバーで設立されたアークテリクス。昨今では、人気ファッションブランドとのコラボコレクションや定番の「シェルジャケット」など、お洒落層からも注目を集めている。社名は、最古の鳥類として知られる始祖鳥の学名から採用。印象的なロゴデザインは、そん始祖鳥の化石の中で最も状態の良いベルリン標本をもとにデザインされているという。コレクションは控えめで都会的なデザインが多く、定番モデルのセリウムも、様々なコーディネートに使える1着だ。
ダウンジャケットを展開する北米のアウトドアブランド4CANADA GOOSE
カナダグースは、1957年、繊維産業が栄えることで知られるカナダ北東部の都市トロントにてスタートして以来“メイドインカナダ”にこだわった高い品質のダウンジャケットを製造。エべレスト登山隊や南極探検隊にも採用されるほど高スペックなダウンジャケットを生産していることで知られている。人気モデルは毎年完売するほどの人気を集めているため、長年使える定番的ダウンジャケットをお探しの方は、このブランドは外せないだろう。
ダウンジャケットを展開する北米のアウトドアブランド5WOOLRICH
1830年から続く長い歴史を持つアメリカブランドのウールリッチが放つダウンジャケットで有名なモデルといえば“アークティックパーカ”。1972年に誕生して以来、定番ダウンとして幅広い層から人気を集めている。耐水性&耐摩耗性に優れた“60/40(ロクヨン)クロス”や手袋を着用した状態でも開閉がしやすいように工夫されたジップやボタンのディテールなど、特徴的なデザインの数々が他には無い存在感を放つ。
ダウンジャケットを展開する北米のアウトドアブランド6Columbia
1938年、アメリカのオレゴン州にて誕生したコロンビア。自然の中で行われるアウトドアスポーツに最適な機能性とデザイン性を両立したトータルコレクションを展開しているのが特徴だ。エッジのきき過ぎていないほどよいバランスのデザインが老若男女問わず幅広い層から人気を集めている。ライトなアウトドアにピッタリなスペックを誇るダウンウェアは、タウンユースにも使いやすい。
ダウンジャケットを展開する北米のアウトドアブランド7Marmot
マーモットは、アウトドア用品をはじめ、衣服やキャンプ用具の製造・販売を行う米国のブランド。山岳地方に生息する社交性の高いリスである「マーモット」が社名の由来だ。コスパグッドなダウンジャケットから、1000Fill Powerのハイスペックダウンを詰め込んだモデルまで、バリエーションは幅広い。
ダウンジャケットを展開する北米のアウトドアブランド8POLeR
ポーラーは、2011年にポートランドにて生まれたアウトドアブランド。斬新なアパレルウェアのデザインに定評がある。ダウンジャケットも、特徴的な胸ポケットが配されていたり裏地に迷彩柄を取り入れていたりと、妙味のある仕上がり。一癖あるダウンジャケットをお探しの方は、こんなブランドが狙い目だ。
ダウンジャケットを展開する北米のアウトドアブランド9Topo Designs
トポ デザインは、米国コロラド州を拠点に2007年より、Jedd Rose、Mark Hansen、Erik Gore の3名により活動しているブランド。デザイン性がありながら、アウトドアシーンにも対応する耐久性を誇るものづくりで、じわじわと人気を集めている。1000Dコーデュラ、PVCトラック・タープ、コーテッド・パッククロスなど、男心をくすぐる素材使いも魅力的。独自のフィールドテストによって製品調整されているため、クオリティもピカイチだ。
ダウンジャケットを展開する北米のアウトドアブランド10MOUNTAIN HARD WEAR
1993年に創業した米国カリフォルニア州バークレー発のマウンテン ハード ウェア。シエラデザインズで働いていた同僚たちの手によって手掛けられている。革新的なテクノロジーを駆使したコレクションで、確かな知名度を確立。2003年よりコロンビアグループの傘下になり、活動を続けている。アウトドアシーンに耐えうるクオリティをキープしながら、タウンユースにもちょうど良いデザイン性をキープしたバランス感覚がグッド。
ダウンジャケットを展開する北米のアウトドアブランド11Cape Heights
ケープ ハイツは、1994年にスタートしたライフスタイルブランド。米国東海岸の厳しい自然環境に耐えるようテストを重ね、そのフィードバックを基に機能性と耐久性に優れたウェアを展開している。ダウンジャケットは、アメリカらしいボックス感のあるゆったりとしたシルエットが人気。
ダウンジャケットを展開する北米のアウトドアブランド12SIERRA DESIGNS
シエラデザインズは、1965年に米国カリフォルニア州でスタートしたアウトドアブランド。60/40(ロクヨン)クロスやマウンテンパーカを生み出したブランドとして知られており、本物志向の男たちから愛されている。内側にダウンを忍ばせたダウンジャケットは、スッキリ感のある見た目で、オンオフ使える汎用性の高さが魅力的だ。
ダウンジャケットを展開する北米のアウトドアブランド13AZTECH MOUNTAIN
アズテック マウンテンは、米国コロラド州のアスペンにて2013年に誕生したアウトドアブランド。「スキーをコアにしながらも、山と都会の垣根を越えた美しいアウトドアウェア」をコンセプトに、機能性をキープしながら、タウンユースにもピッタリな洗練デザインのウェアを提供している。斬新な切り替えを施したデザインから、大人の男にピッタリなシンプルでスマートなシルエットのダウンジャケットまで、幅広いバリエーション展開も魅力だ。
ダウンジャケットを展開する北米のアウトドアブランド14WILDTHINGS
ワイルドシングスは、登山家のボガード夫妻により1981年に設立された米国のアウトドアブランド。数々の困難な登山経験を元にした高品質なアイテム作りで、人気を集めている。軽量ながら耐久性を持たせたダウンジャケットなど、機能美が光るコレクションはタウンユースでも快適な着心地を実現する。
ダウンジャケットを展開する北米のアウトドアブランド15CHUMS
チャムスは、ブービーバードをモチーフにした印象的なロゴマークで知られる1983年創業のアウトドアブランド。アメリカのユタ州にてスタートしている。リバーガイドを務めていた創業者がサングラスを落とさないためにメガネホルダーの必要性を感じ、「オリジナルリテイナー」を作ったことが創業のきっかけ。コスパグッドなダウンジャケットは、幅広い層から支持を集めている。
ミニマルでクリーン!都会的なデザインが多い欧州のアウトドアブランド
スイス、スウェーデン、フランスを筆頭にヨーロッパの感性と技術を背景に持つブランド群だ。極限の環境に対応するハイスペックな機能を持ちながら、そのデザインは都会的で無駄がないのが特徴であり、大人のファッションアイテムとして活躍する。キレイめコーデにも対応するクリーンな印象のダウンを探すなら、このヨーロッパ系ブランドが有力だ。
ダウンジャケットを展開する欧州のアウトドアブランド1SALOMON
サロモンは、徹底した製品開発とこだわりのデザインでイマ注目を集めているフランスのアウトドアブランド。1947年のフランス南東部にて、フランソワ親子にて創業された。ブランド名は父方のフランソワ・サロモン氏からとられている。現在はスニーカーが特に人気を集めているが、ダウンジャケットのデザインも秀逸な仕上がり。2020年秋冬シーズンは「MM6 BY MAISON MARGIELAとのコラボダウン」も登場している。
ダウンジャケットを展開する欧州のアウトドアブランド2MAMMUT
マムートは、1862年に、カスパー・タナー氏によって創業されたスイス・アールガウ州ゼオンに本社を置く登山用品製造ブランド。ブランド名とは、ドイツ語でマンモスを意味する。世界50以上の国・地域で展開されており、日本でも馴染みの深いアウトドアブランドだ。過剰な装飾に頼らない洗練デザインは、大人男子にピッタリ。ダウンジャケットは、アウトドアシーンにも使えるハイスペックのモデルも多く、スマートに着こなしを仕上げてくれる。
ダウンジャケットを展開する欧州のアウトドアブランド3PeakPerformance
ピークパフォーマンスは、ずっとスキーをしていられるだけの収入を得て、仲間とその友人たちに喜んでもらえるウェアを作る。そんな思いから1986年にスウェーデンのリゾート地オーレにて誕生したプレミアムアウトドアブランドがこちら。機能性が優れているのはもちろんのこと、シンプルでクールな、華美ではないけど退屈なデザインでもない絶妙なバランスのウェアを展開している。
ダウンジャケットを展開する欧州のアウトドアブランド4KLATTERMUSEN
クレッタルムーセンは、1984年スウェーデンにて、ピーター・アスカルブ氏が創業したブランド。バッグパックや登山用スパッツ作りから始まり、人間工学に基づいた特徴的なデザインを展開して注目を集めている。斜めに走るフロントジップは、ブランドならではのデザインのひとつ。シンプルながらヒネリのきいたスタイリングを実現できる。
ダウンジャケットを展開する欧州のアウトドアブランド5HAGLOFS
スウェーデンのアウトドア用品メーカーとして知られるホグロフス。バックパックや衣料品を製造しており、2010年よりアシックスの子会社となっている。やり過ぎ感のないダウンジャケットのデザインは、大人の男にもハマることうけあい。ピッティ ウオモでも着用者を確認しているなど、ファッション的視線でも注目を集めているブランドだ。
ダウンジャケットを展開する欧州のアウトドアブランド6ROSSIGNOL
ロシニョールは、1907年に創業し、フランスのイゼール県に本拠を置くスキー&スノーボード用品を中心に製造・販売するブランド。ブランド名は、フランス語でサヨナキドリを意味する。2015年秋冬シーズンより、伝統と技術を融合したファッションライン「ヘリテージコレクション」を始動。ファッションアイテムとしても注目度を高めている。
ダウンジャケットを展開する欧州のアウトドアブランド7Fjallraven
フェールラーベンは、1960年に設立されたスウェーデンの国民的アウトドアブランド。バックパッカーブームの礎ともなったブランドとして知られている。バックパックが有名なブランドだが、現在はトータルブランドとしてダウンジャケットも展開。オーソドックスなアウトドアウェアのスタイルに、ほどよくブランドのチューニングを入れたデザインがグッとくる。
実用性とファッション性を両立!緻密なモノ作りが魅力の日本のアウトドアブランド
日本のアウトドアブランドが展開するダウンジャケットは、オーセンティック志向な方にピッタリな日本らしい高いクオリティ、トレンドを捉えたファッショナブルなモデルが豊富だ。厳しい環境で真価を発揮する確かな機能性に加え、都市生活になじむ洗練されたデザインを持ち合わせる。モンベルやナンガのように、徹底した機能性追求とコストパフォーマンスに優れる一方、アンドワンダーやダイワピアのようにお洒落層から高い人気を誇るブランドも多い。
ダウンジャケットを展開する日本のアウトドアブランド1Snow Peak
スノーピークは、日本の新潟県三条市に本社を置くアウトドア総合メーカー。厳しい自然での検証に裏打ちされたハイスペックな製品群を提供するブランドとして注目を集めている。ダウンジャケットは、機能美に優れたモデルが多数。実用性を重視したデザインから生まれる他とは一味違うデザインが、マニアの心をくすぐる。
ダウンジャケットを展開する日本のアウトドアブランド2Mont-bell
モンベルは、1975年に誕生した日本最大手のアウトドアブランド。“Function is Beauty(機能美)”と“Light & Fast(軽量と迅速)”をコンセプトに商品開発を行っており、展開されているアイテムはシンプルなデザインが多い。安定した品質を誇るため、実用性重視のユーザーから支持を集めている。また、2025年秋冬シーズン、アジア圏ではBLACKPINKのジェニーが同ブランドのサングラスを着用したことをきっかけに、ダウンジャケットまで人気が波及。ヨーロッパでもストリートファッションを好む高感度な層での着用が増えてきている。
ダウンジャケットを展開する日本のアウトドアブランド3and wander
アンドワンダーは、2011年にスタートした日本の新鋭ブランドだ。ブランド創設者であり現在もデザイナーを務める池内啓太氏と森美穂子氏は、いずれもイッセイミヤケで経験を積んでおり「山で遊ぶこと」をテーマに、高機能な素材とモダンなデザインを融合させている。そのアイテムは、本質的な機能性を持たせながらも、都会的なニュアンスカラーや洗練されたカッティングが特徴だ。従来のヘビーデューティーなアウトドアウェアとは一線を画し、ファッション視点での評価が極めて高く、街中でも浮かないシームレスなダウンを求めるユーザーから熱烈に支持されている。
ダウンジャケットを展開する日本のアウトドアブランド4DAIWA PIER39
ダイワピアは、フィッシング用品の老舗であるDAIWAが手掛けるファッションラインだ。「大自然と都市をシームレスに繋ぐ架け橋」をコンセプトに掲げている。フィッシング由来の多収納(マルチポケット)や動きやすさといったディテールを、現代的なオーバーサイズシルエットに落とし込んでいるのが特徴。本格的なアウトドアギアのスペックをベースにしながらも、ファッションとして成立するクリーンで洒脱なデザインが、高感度な層から圧倒的な支持を得ている。
ダウンジャケットを展開する日本のアウトドアブランド5NANGA
滋賀県米原市を拠点とするシュラフ・メーカーのナンガが製造するダウンジャケットは、玄人から高い評価を得ている。表生地には、防水性を高めると蒸気湿性が低下するというナイロン生地の問題を解決した、高レベルの防水透湿性能を持つ素材を採用。着脱式のフードを付けたり、940FPのダウンを詰め込んだりと、機能性を重視したデザインスペックもグッとくる。2025年秋冬シーズンは、WACKO MARIAとのコラボコレクションからダウンジャケットも発表した。
ダウンジャケットを展開する日本のアウトドアブランド6Zanter
ザンターは、1956年に、現・東洋羽毛工業株式会社のウェア部門(ザンター部)として、国内初の登山用ダウン防寒着やダウンシュラフ(寝袋)の開発を皮切りに発足したブランド。創業以来、日本の南極観測隊へダウンウェアの納入を続けるとともに、ファッションアイテムとしての認知も高まりつつある注目のダウンジャケットブランドだ。














































































