
おすすめイタリアジャケットブランド「LARDINI(ラルディーニ)」
1978年にイタリア中心部のアンコナで、ルイジ・ラルディーニ氏が創業したブランド。世界的に有名なビックメゾンのウェアを自社工場で30年以上作り続けてきた実績を持つファクトリーブランドだ。全アイテムがイタリア職人によってイタリア国内で製造。あのニックウースター氏もプロジェクトに関わったことでも知られている。ラペルに添えられた花形のブートニエールはアイコニックデザインだ。機能性を重要視した”イージーウェア”や毛芯を使用して構築的な要素をプラスした”SARTORIA”などのコレクションを展開するなど、トレンドや市場のニーズを意識したプロダクトを提案できる柔軟さも人気の理由のひとつ。
おすすめイタリアジャケットブランド「BOGLIOLI(ボリオリ)」
1890年にイタリアで創業した超人気ブランド。「クラシック&モダン」をコンセプトに置き、伝統的なサルトリア仕立てを継承しながらも革新的な技術と現代的デザインを組み合わせたジャケットやスーツを提供し続けている。「Kジャケット」「ドーヴァー」「コート」などの名品は世界的に有名。一度完成されたジャケットを”洗い加工”や”製品染め”することで、独特の生地の表情を演出し、ソフトな風合いを実現させている。2015年からは、ブランド名をボリオリミラノへと変更。毛芯はもちろん、接着芯までも極力省いたボリオリの十八番であるソフトな仕立てに注目だ。
おすすめイタリアジャケットブランド「TAGLIATORE(タリアトーレ)」
1960年代創業のレラリオ社が母体となり、二代目であるピーノ・レラリオ氏がスタートさせたブランド。ブランド名のTAGLIATOREはイタリア語で裁断士の意味。ピーノ氏の祖父が革靴のアッパーを裁断する職人だったことから呼ばれていたニックネームが由来なのは意外と知られていない。また実際にブランド自体もカッティング技術にこだわり、立体的でスリムなフォルムを実現している。高いウエスト位置から絞りこんだウエストや前肩を強調するショルダーラインは、タリアトーレらしい型紙のデザインだ。人気御三家の中では最もスリムシルエットであるため、痩せ型の男性には特にオススメ。ちなみに、ピーノ氏はバットマンの衣装を手がけるなどの実績も持つ。
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