昼と夜で寒暖差がある春に好適な“ストール”。普段のスタイリングに春らしい華やかさも演出できる優れモノだ。今回はそんな「ストール」にフォーカスして、春コーデの参考になることうけあいな注目の着こなし&アイテムを紹介!
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ストールが春のメンズコーデに最適なワケとは?
ストールとマフラーは一見似ているが、実は生地の厚みに違いがある。晩秋や冬など寒い時期に活躍するマフラーは基本的に厚地で作られるのに対し、ストールはマフラーよりも薄い生地なのが特徴だ。また、マフラーといえばカシミヤ製やウール製がベーシックだが、ストールは本来肩掛けとして誕生したアイテムのため、ウール以外にもコットン製やポリエステル製など素材のバリエーションが多い。防寒性がありながらも軽やかな仕立てゆえ、昼と夜で寒暖差が激しい春にも使い勝手が良いのが魅力だ。ちなみに、英語では「Stole」と綴るが“盗んだ”という意味を持つ言葉とも被るため、“Scarf”と呼ぶのが一般的。英語圏ではマフラー・ショール・スカーフなど体に巻くものは大抵“Scarf”と呼ぶため、海外でショッピングする際には注意したい。
ストールは装飾性が高いから春らしい華やかなメンズコーデも思いのまま作れる
軽やかな仕立てもさることながら、色・柄のバリエーションが多く装飾性が高いのもストールの魅力だ。複数の色を使ったストールを身にまとえば、こちらの御仁のコーデのように華やかで春らしいコーディネートが思いのまま作れる。ただし、華美になりすぎないようウェアアイテムはダークトーンなど控えめな色味でまとめるのがお約束だ。
ストールを差し込んでエレガントな雰囲気を醸した春のメンズコーデ
ドット柄ストールを差し込み、ドレッシーに仕上げた装いにエレガントな雰囲気をプラス。ストールが見える面積を減らすことでアクセントとして機能させているのがポイントだ。ポケットチーフにも同じ柄を選んでいるのも抜け目がない。
Camerucci Archivio(カメルッチ アルキヴィオ) ドット柄ストール
ストールをラフに肩掛けすればメンズコーデに優雅な印象も生まれる!
いまやストールといえば首回りに巻くのが一般的とされているが、本来は肩掛けとして誕生したアイテムだ。諸説あるが、7世紀ごろにローマで生まれ、地位の高い聖職者にのみ許されたと言われている。そんな出自を持つからか、ストールを肩掛けすればどこか優雅な印象を感じさせるコーデが完成する。首回りに巻くのが苦手…という方にもおすすめの着こなしテクニックだ。