今回はカーゴパンツの中でも鉄板カラーの「カーキ」や「オリーブグリーン」をテーマに、人気ブランドやスタイリッシュに見えるアイテム選びのポイント、スマートな着こなしの参考となるメンズコーデを紹介!※日本で一般的に認知されている、本来の土色ではなくオリーブグリーンをカーキとして発信
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メンズの定番!カーキのカーゴパンツで男らしいタフなコーデを
1938 年に英国で誕生し、軍人の戦闘服のユニフォーム (BDU) の一部として着用されたカーゴパンツ。特に自然に溶け込むカーキ(オリーブドラブ)と色彩感覚を迷わせる誤認性の高い迷彩柄は定番として用いられている。そのためカーキのカーゴパンツといえばミリタリーウェア、ワークウェアのイメージが強く、コーディネートに取り入れると男らしく武骨な印象を与えやすい。
オリジナルのカーゴパンツは両太ももの側面にカーゴポケットを装備しており、シルエットは動きやすさを考慮してゆったり目。1990年代にはヒップホップアーティストの間でブームとなりストリートに定着し、ラルフ・ローレンが1998-99秋冬のランウェイショーでクリーンな白のカーゴパンツを打ち出したことで一気にファッションアイテムとしてのステータスを獲得した。
カーキのカーゴパンツが有名なブランド3選
①Dickies(ディッキーズ)
アメリカ発祥のワークウェアブランド“Dickies(ディッキーズ)”といえば874ワークパンツがアイコンとして有名だが、動きやすさとプロフェッショナルなスタイルを両立させた定番のカーゴパンツも大人気。7.25オンスのポリエステル・コットンのTCツイル生地は伸縮性があり、拡張可能なカーゴポケットはあらゆるアイテムを収納可能だ。
②Carhartt(カーハート)
90年代に人気を博したワークウェアブランド“Carhartt(カーハート)”も昨今人気が再燃し、ファッション性が高く他ブランドとのコラボレーションも多い「Carhartt Work in Progress」(WIP)ラインのカーゴパンツが注目株。現代的で野暮ったさのないすっきりとしたワイドシルエットで、キレイに見えるそのフィット感は今っぽい着こなしに◎
③HOUSTON(ヒューストン)
サイジングやデザインをアレンジしたトレンド感の高いカーゴパンツをリーズナブルなプライスでお探しなら、老舗ミリタリーブランドの“HOUSTON(ヒューストン)”が断然狙い目。コスパの良い本格仕様のカーゴパンツが、定番アイテムとして展開されている。
カーキカーゴパンツのコーデを都会的に見せるなら、どんなデザインを選ぶべき?
カーキ色のカーゴパンツはミリタリーテイストが強いため、サープラス品のような本格的なデザインに寄るほど、都会的に着こなす難易度が上がる。スタイリッシュな都会感を演出したいとお考えならスマート見えするカーゴパンツを狙うのが良いだろう。足元に向かって緩やかでほどよいテーパードラインを描くモデルや、ノークッションでスッキリと穿けるカーゴパンツは、取り入れるだけで大人っぽさと武骨な雰囲気を演出できる。本格的なディテールを削ぎ落とすことで、洗練されたデザインを選ぶのも◎
カーキのカーゴパンツを使ったコーディネート事例7選
コーデ①「スリムテーパードのカーキカーゴパンツとカーハートのキャメルマデラジャケットでアーシーな色味にまとめたカジュアルコーデ」
ウォッシュドのきいたスリムテーパードのカーキカーゴパンツをチョイスして、カーハートのキャメルマデラジャケットとネイビーのボアフリースジャケットのレイヤードに組み合わせ。着膨れ感のないすっきりとした重ね着と無駄のないシルエットのカーゴパンツで野暮ったさを払拭し、黒のニット帽と厳つめの黒のダービーシューズで引き締まった印象に。
BERNA(ベルナ) カーキ カーゴパンツ
コーデ②「カーキカーゴパンツとブラウンスエードの編み上げブーツでタイドアップスタイルに武骨さをプラス」
ジャケパンスタイルにカーキ色カーゴパンツを取り入れ。それぞれアイテムで異なる色を取り入れて彩り豊かなコーデにみせたスタイリングが新鮮だ。ブーツインで足元はスッキリとしたシルエットにまとめて。
PT Torino(ピーティートリノ) カーキ カーゴパンツ
コーデ③「ワイドレッグのカーキカーゴパンツとオリーブグリーンをアクセントにしたローカットスニーカーで統一感を演出した冬の装い」
ワイドレッグのカーキカーゴパンツとオリーブグリーンをアクセントにしたローカットスニーカーをペアリング。ボトムスとスニーカーで統一感を演出し、そこはかとなく男らしさを底上げしたルックスに。本格的なワイドレッグのカーキカーゴパンツはこんな都会顔スニーカーとの組み合わせで、見栄え良く街馴染みさせられる。
コーデ④「くるぶし丈に設定したワイドレッグのカーキカーゴパンツでメンズコーデに骨太感を演出」
ボタンフロントのダブルブレストスタイルがモダンな黒のショートダウンジャケットにマスタードイエローのタートルネックニット、ワイドレッグのカーキカーゴパンツを合わせたメンズコーデ。足元にオイルドレザーのブラウンブーツをセットしてカーゴパンツとの組み合わせで骨太感を演出しながら、インナー使いしたマスタードイエローのタートルネックで顔周りの印象をリフレッシュさせている。カーゴパンツのポケットをアピールできるショートダウンジャケットのチョイスが◎
BEAMS(ビームス) カーキ カーゴパンツ
コーデ⑤「アーシーな色味でまとめたブラウンベロアジャケットとカーキカーゴパンツのジャケパンスタイル」
控えめな光沢感のあるブラウンベロアジャケットに杢ベージュのタートルネックセーター、ストレートレッグのカーキカーゴパンツを合わせたジャケパンスタイル。ネイティブ柄のブラウンマフラーと足元にセットしたニューバランスのカラーリングを同調させて彩りを添えながら、温かみのあるアーシーな色味でまとめた着こなしに。柄マフラーとマルチカラーのスニーカーをアクセントに、地味見えを回避しながら野暮ったい印象を払拭している。
コーデ⑥「ワークパンツとは一味違うスリムテーパードのカーキカーゴパンツをチョイスしてコーデの印象をリフレッシュ」
キレイめなスリムテーパードのカーキカーゴパンツをチョイスして、コーデの印象をリフレッシュしたコチラの御仁。オーバーサイズコートのミリタリーなニュアンスに寄せながらキレイめなこなし向きのカーキカーゴパンツで、いい按配に武骨さを抑制しやり過ぎ感のないコーデを完成させている。足元のこなれ感を強調したカーキカーゴパンツの丈感と黒スエードのタッセルローファーの素足履きが良い感じ。
BRIGLIA 1949(ブリリア1949) カーキ カーゴパンツ
コーデ⑦「ハイウエスト&ワイドレッグのカーキカーゴパンツとベージュの迷彩柄ミリタリーシャツを組み合わせたカジュアルコーデ」
迷彩柄のファティーグシャツと淡いブルーのアロハシャツをレイヤードし、ハイウエストでワイドレッグのカーキカーゴパンツとアイボリーのコンバースオールスターを組み合わせ。淡いイエローのベースボールキャップでスポーティな雰囲気をプラスしながら、ハンドキャリーしたグリーンのミニボストンでミリタリーのニュアンスを強調している。ミリタリーとスポーティなリゾートをミックスしたスタイリングが新鮮だ。