ゴルフ初心者の悩みのひとつとして挙げられるのが服装だろう。プレー中だけでなく、クラブハウス内でのドレスコードまで存在し、更にはゴルフ場によって服装規定が異なると聞いて、結局何を着るのが正解かわからず悩まれている方は少なくないはず。今回はそんなゴルフ場の服装で迷わないために、ほぼ全てのゴルフ場に通用するメンズコーデ事例と共に、おすすめのアイテムを紹介！
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ゴルフ場のクラブハウスに何を着ていくか迷ったらこんなメンズ服装で！
まずはイメージを掴むために、ゴルフ場のクラブハウスに最適なコーディネート事例を一気に紹介！
ポイントは紳士のイメージに相応しい品良き服装にアリ！
上で紹介した複数のスナップをご覧頂いてわかる通り、「ジャケット」「襟付きトップス」「チノパンorスラックス」といった品のあるスタイリングが基本だ。これはゴルフが貴族に愛されたスポーツとして発展してきた歴史があるため。貴族達の社交のゲームであることから、一昔前はスーツやジャケットを着用したままプレーすることが一般的だったという。現在では全体的に服装規定が緩くなってはいるものの、公式サイト内でドレスコードについての案内があるゴルフ場では、品良き服装を心掛けるのが定石だ。
実話を元に映画化された名作『グレイテスト・ゲーム』を鑑賞すると、プレーする紳士たちの服装のほとんどは、ネクタイを締めたスーツやジャケパンスタイルだ。現代ではタイドアップが義務化されているゴルフ場はほぼ無いが、紳士のイメージに相応しいある程度の品をキープした服装が求められる場合がほとんど。周りから浮いた服装を避けるなら、少し窮屈に感じてもジャケットや襟付きトップス、きれいめなパンツでスタイリングをまとめるのがベターだ。
ここからは、ゴルフ場のクラブハウスに最適な服装のポイントをアイテム別にフォーカスしながら、おすすめのアイテムとともに紹介！
ゴルフ場のクラブハウスでの服装ポイント①「ジャケット」は気張り過ぎない軽やかな仕立てが使いやすい！
品のある服装が求められるゴルフ場でも、ビジネススーツのような緊張感のある見た目までいくとTOO MUCHな印象になる恐れも。ジャケットはアンコン仕立てや機能素材で軽やかな着心地を実現した仕立てのものがおすすめだ。ノータイのシャツやニットポロなどをインナーに合わせたカジュアルスタイルと相性が良く、上品で大人らしい服装を実現してくれる。軽さがあるジャケットであれば、脱いで手元にかけて持ち運びもしやすい。
立体感があるのに軽やかな着心地！ラルディーニのアンコンジャケット
ジャケット内側の芯地を極力使用しない仕立てながら、立体感のあるシルエットを実現したラルディーニのアンコンジャケットをピックアップ。ノッチドラペルのオーソドックスなデザインは、長年の着用にも最適だ。一見すると無地ながら、織柄で表情を持たせた生地なら、羽織るだけでコーディネートにほどよいアクセントがプラスされるため、着こなしにモノ足りなさを感じることも少ない。
ゴルフ場のクラブハウスでの服装ポイント②「襟付きトップス」は“シャツ”か“ポロシャツ”をタックインで着こなし
襟付きのトップスと一口に言っても種類は様々。ゴルフ場に着ていくなら王道のカジュアルシャツかポロシャツの2択から好みのアイテムを選ぶのが間違いない。無地のアイテムなら主張し過ぎず、あらゆるコーディネートに馴染んでくれる。ジャケットに合わせやすく大人っぽさを演出できる“ニットポロ”のチョイスもイイ感じだ。
ノータイでキマる襟型“カッタウェイ”を採用したフィナモレのシャツ
ネクタイなしでのジャケット×シャツの着こなしに難易度の高さを感じている方は少なくないはず。例えば、いつもネクタイを締めているシャツをノータイでジャケットに合わせたとき、Vゾーンにモノ足りなさを感じる方は多いのでは？その原因は襟型にあるかも。襟型によってはネクタイを締めることを前提に設計されたデザインも存在するため、ノータイでジャケットを着こなす際は“ノータイでもキマる襟型”を選ぶのがお約束。襟の開きが広いカッタウェイカラーを採用したシャツは、ノータイでも立体的な襟のシルエットをキープできる。
リラックスした秋冬コーデのインナー使いにちょうど良いジョンスメドレーのニットポロ
かちっとしたシャツの雰囲気から、さらにリラックスしたムードを演出したいとお考えなら、ニットポロの出番。高い伸縮性と柔らかいタッチのニット素材で形成されたポロシャツをジャケットのインナーに着込めば、優雅な大人の休日スタイルが完成することうけあいだ。シンプルなデザインのニットほど、素材の良し悪しの差が如実にあらわれるため、なるべくジョンスメドレーのような信頼の置けるブランドが展開する上質なモデルを選びたい。
③「パンツ」はスラックス型に注目！
ゴルフ場ではデニム、カーゴパンツといったワーク系のパンツがNGとされている場合が多い。ゴルフクラブの場内に馴染む上品なコーデをつくるなら、ウールやコットンのスラックス型パンツを選ぶのがベターだ。ドレスチノと呼ばれるドレッシーな仕立てを取り入れたチノパンも有力な選択肢に入るだろう。
優雅な日常を演出！ジェントルマン プロジェクトのON/OFF スラックス LIBRA MILANO SUPERIOR
素材から縫製仕上げまで、全ての工程をスラックス一筋を貫く日本の老舗メーカーとタッグを組み完成されたスラックス。ON/OFF使える絶妙なバランスを意識して、適度なクラシック感を演出する「ワンプリーツ」、ゆったりした腰周りから足元にむかって細くスマートなラインを描いた「現代的なテーパードシルエット」、ウエスト調整が自在でスポーティなアクセント足しにも使える「ドローコード」など、細部の設計までこだわってデザイン。ウール素材はスーパー110’Sというファインな原料へのこだわりだけでなく、糸から生地にする全工程において作り手の理想が詰め込まれている。
ドレススタイルのディテール、シルエットはそのままに素材をチノクロスへチェンジ！五十嵐トラウザーズのドレスチノ
ドレスパンツのディテールとシルエットはそのままに、素材をがっしりとしたチノクロスへと変更することによって、すこぶる上品なドレスチノパンを実現。ルーツを重んじたクラシックな雰囲気ながら、現代的な服装に合わせやすいシルエットにチューニングされた一本だ。
④「シューズ」は革靴にソックスを合わせて
各ゴルフクラブの服装規定をチェックすると、運動靴やサンダル、素足がNGとされる場合が多い。変にアレンジを取り入れようと考えず、大人の足元の王道である革靴に控えめなソックスを合わせたスタイリングで品良くまとめるのが良いだろう。ローファーやUチップといった革靴のなかでもスポーティな位置付けにあるシューズをチョイスすると、カジュアルスタイルに合わせてもチグハグ感が生まれにくい。
堅牢であらゆるカジュアルスタイルに馴染む最高峰の革靴。ジェイエムウエストンのゴルフ
1955年にゴルフ場の芝生で誕生したと言われているブランドを代表する革靴モデルのひとつ。堅牢な造りとあらゆるカジュアルスタイルの足元に馴染む汎用性の高さから、タイムレスな魅力を備えた逸品として多くの洒落者から支持を集めている。ゴルフクラブだけでなく、休日のリラックススタイルにも重宝する一生モノの革靴と考えれば、大枚をはたいてでも購入する価値は十分にある。
足元に高貴な寛ぎを演出するならスエードのタッセルで決まり！クロケット&ジョーンズのCavendish
数ある革靴のなかでも、カジュアルな足元に馴染みながら上品にコーディネートをまとめやすいスエードのタッセルローファー。日常的にスラックスをはじめとしたキレイめなパンツを穿く方なら、ぜひ一足は所有しておきたい。ここではタッセルローファーの鉄板モデルのひとつとして知られるクロケット&ジョーンズのCavendishをピックアップ。良い意味でクセが無く、完成されたフォルムは飽きることなく長年履き続けられる。
プレー中の服装はゴルフ専門ブランドから選べば基本的にOK
ゴルフクラブに来場する服装とプレー時の服装は異なる。プレー中の服装は、基本的にゴルフウェアブランドが展開しているウェアを選べば問題なし。基本的には「襟付きトップスをタックイン」「ベルト有りでパンツ着用」「足元はゴルフシューズ」のスタイリング。また場所によっては、迷彩柄の取り入れやカーゴパンツ着用でのプレーはNGとされる場合があるため、心配な方は事前にゴルフ場のドレスコードを確認しておくのがおすすめだ。なかにはプレー用の服は全身ユニクロで揃えるという意見も。最低限のマナーを守った服装であれば問題は無さそうだ。
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