着回しやすくて玄人ウケもする“モダンオーセンティックアウター”3選

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着回しやすくて玄人ウケもする“モダンオーセンティックアウター”3選

いつの時代も“良い物”は最高に男心をくすぐる。情報を選ぶ時代となったイマ、改めて時代を超えて愛されるモノが世界的に評価されてきた。ファッションにおいても、今一度オーセンティックの魅力を見直したい。そんな気分にバッチリと応えてくれたのがWOOLRICH(ウールリッチ)の最新コレクションだ。190年以上続くブランドが生み出してきた歴史的なアーカイブのイイトコどりをしながら、使用する素材やシルエットは現代的にモダナイズ。“イマの時代にフィットした着回しやすさ”と“玄人も認める古き良きディテール”を見事に両立させた。今回はそんな注目コレクションのアウターにフォーカスして、旬なコーディネートと共に魅力を紹介!

モダンオーセンティックアウター①「ハイテク素材×レトロ顔デザインのコンビに注目!“MOUNTAIN PARKA”」

豊富なポケット数、軽快なショート丈、スポーティーな立ち襟フードなど。1960年代後半の誕生から既に完成された特徴的ディテールを搭載していたマウンテンパーカは、春の鉄板アウターとして親しまれ続けている。現代では各ブランドからあらゆるマウンパが提案されているが、誕生当時から全米のトレッキングブームで賑わっていた70年代にかけてのディテールを忠実に再現した、ウールリッチが放つ最新の“MOUNTAIN PARKA”は別格。一見するとコットンに見える生地は、ナイロン100%の素材にフィルムを張り付けた撥水透湿の3レイヤーという、オーセンティックと現代的な機能のMIX感もグッとくる。

ウールリッチのジャケット5万600円、シャツ2万5300円(ウールリッチ 青山店)ジェントルマン プロジェクトのカットソー8000円(ジェントルマン プロジェクト)スケアーのパンツ2万2000円(アンシングス)その他スタイリスト私物 ※全て税込価格

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“MOUNTAIN PARKA”はココに惹かれる!「70年代のアーカイブをベースにデザインしたオーセンティックな佇まい!」

当時のアーカイブ品や資料を徹底的に分析し、古き良きディテールは継承しつつ、アップデートするべき箇所は調整を加えることで魅力を高めているのが“MOUNTAIN PARKA”だ。実際に参考にしたアーカイブ資料も特別に一部だけ公開許可をゲット。そのままアーカイブ資料からマウンテンパーカを抜き取ったような再現度の高さを誇りながら、実際に着てみるとイマの時代感をまとった雰囲気を醸す仕上がりになっている。

画像は参考資料の一部。赤丸部分が該当

70年代らしい、やや長い着丈やラグラン袖といったシルエットはもちろん、ぱっと見ではわからない機能的なこだわりが詰め込まれた、古き良きディテールもしっかりと再現。金属よりも軽量で滑りが良い“ビスロンのフロントジッパー”や、着脱を可能にしながらフロントオープンでもへたらない立体感を実現した“ベルクロの立ち襟”、“レザーのコードストッパー付きウエストドローコード”や後ろ身頃の“ジッパー付きマップポケット”など。当時のマウンテンパーカを知るマニアが見たら「コレぞ真のマウンテンパーカだ!」と思わず叫んでしまうような魅力が詰まった逸品に仕上がっている。

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モダンオーセンティックな“MOUNTAIN PARKA”は、デニジャケ合わせのレイヤードスタイルもクールにキマる!

いわゆる昔の服にありがちな野暮ったいシルエットは再現せず、現代的にモダナイズすることで着回し力を向上させた“MOUNTAIN PARKA”。スマートな見た目ながらも窮屈過ぎないゆとりのあるサイズ感は、インナーにデニムジャケットをセットしたレイヤードスタイルもスマートにキマる。

ウールリッチのジャケット5万600円(ウールリッチ 青山店)レッドカードのGジャン2万6400円(シップス 渋谷店)ナノ・ユニバースのカットソー8800円(ナノ・ユニバース カスタマーサービス)タンジェントのパンツ3万5200円(タンジェント)その他スタイリスト私物 ※全て税込価格

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モダンオーセンティックアウター②「オンオフ使えるバランス感が秀逸な“SOUTIEN COLLAR COAT”」

“MOUNTAIN PARKA”と同じ撥水透湿の3レイヤー素材を使用した“SOUTIEN COLLAR COAT”。コットンライクな見え方でもしっかりと撥水する現代的な機能性を備えながら、60年代前半のアメリカンスタイルのオーバーコートをデザインベースにすることで、佇まいは至極クラシックに。デニムジャケットにリラックス感のあるスウェットパンツを合わせたスポーツカジュアルのMIXコーデにも相性バツグンだ。

ウールリッチのコート5万3900円(ウールリッチ 青山店)レッドカードのGジャン2万6400円(シップス 渋谷店)ジェントルマン プロジェクトのカットソー8000円(ジェントルマン プロジェクト)スケアーのパンツ2万8600円(アンシングス)コモンプロジェクトの靴7万2600円(シップス 渋谷店)その他スタイリスト私物 ※全て税込価格

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“SOUTIEN COLLAR COAT”はココに惹かれる!「60年代前半アメリカンスタイルのオーバーコートにみられるディテールを再現した本格顔!」

“SOUTIEN COLLAR COAT”のデザインソースとなったのは、60年代前半のアメリカンスタイル。コートは着丈が長めで、ボリューム感のあるシルエットが特徴だ。ウールリッチが保管しているアーカイブ資料でも確認できる、ラグランスリーブや袖口のボタン付きストラップといったディテールも見逃せない。

画像は参考資料の一部。赤丸部分が該当

以上で触れたようなシルエットやディテールを踏襲しつつ、現代のビジネスマンがオンオフ着回せる工夫を取り入れて完成したコートが“SOUTIEN COLLAR COAT”だ。60年代の空気感を纏うようなボリューミーなシルエットを再現しつつ、着用時のフィット感と軽さを追求して袖の仕様は“スプリットラグランスリーブ”にチェンジされている。スプリットラグランスリーブとは、正面はセットインスリーブ、背面はラグランスリーブの切り替えを採用することで、セットインのフィット感とラグランの軽やかな着心地を両得した画期的な仕様だ。台襟から続くチンストラップやミリタリーウェアによくみられる無数のステッチが施された襟裏、袖口のボタン付きストラップなど、クラシックなディテールも抜かりなく再現。懐かしさがある見た目なのに現代的な着心地という、イマの時代の気分を捉えた好バランスなアウターに仕上がっている。

 

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モダンオーセンティックな“SOUTIEN COLLAR COAT”はスーツスタイルに合わせて精悍にキメるのも◎

正面はきっちりとした印象を与えるセットインスリーブの“SOUTIEN COLLAR COAT”は、タイドアップしてキメたスーツスタイルにもジャストフィット。ナイロン系のアウターにありがちな光沢感がほどよく緩和されている点も、着回しやすいポイントのひとつだ。下のようなフォーマル感のある着こなしはもちろん、現代的なドレスMIXスタイルにもハマることうけあい。

ウールリッチのコート5万3900円(ウールリッチ 青山店)ビームスFのスーツ11万6600円、エリコ フォルミコラのシャツ2万9700円、ホリデー&ブラウンのタイ1万7600円(ビームス 六本木ヒルズ)ジョセフ チーニーの靴7万8100円(ブリティッシュメイド 銀座店)※全て税込価格

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モダンオーセンティックアウター③「単体でもセットアップでも使える“DRIZZLE JACKET”」

シンプルな設計で春アウターとして使いやすいショート丈、ワークウェアらしい武骨な雰囲気を備えたジャケットといえば“ドリズラージャケット”。ウールリッチが新たに放つソレは、糸の3子撚りによってハリとコシのある生地感を追求したオリジナルファブリック採用の特別品だ。コットンにリサイクルポリエステル糸をミックスしたサステナブルなコットンポリ素材で、コットンならではの柔らかな風合いとポリエステルの高い堅牢性を高次元で両立している。武骨なのに品があるオリジナルな生地の風合いは、上品な大人のワークテイストの着こなしを実現するのに最適だ。同じ素材で展開されているパンツと合わせれば、セットアップとしても着用できる。

ウールリッチのジャケット3万5200円、パンツ2万900円(ウールリッチ 青山店)キャバンのニット3万800円(キャバン 代官山店)パラブーツの靴7万7000円(パラブーツ青山店)その他スタイリスト私物 ※全て税込価格

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“DRIZZLE JACKET”はココに惹かれる!「1950年代のブルゾンをデザインベースに採用!付属までこだわった本格仕様は、大人ワークスタイルを実現するのにうってつけ」

アメカジが生まれたと言われている50年代。そんなアメカジスタイルの原点とも言える、50年代のブルゾンをデザインベースに採用しているのが今作の“DRIZZLE JACKET”だ。ジャケットの顔となる襟部分は、ウールリッチが当時展開していたウールハンティングジャケット同様のラウンドシェイプが施された襟型を採用。裏襟にチンストラップを隠したディテールも本格的だ。当時のブルゾンの野暮ったさを適度に残したシェイプは、古き良きアメリカンスタイルを彷彿とさせる。

画像は参考資料の一部。赤丸部分が該当

ジッパー仕様のジーンズがブームを迎えた50年代。当時の空気感を再現するなら、ジップディテールは外せないポイントのひとつだ。こちらのブルゾンは、ヴィンテージジッパーのリプロダクションを行う、WALDES社のブラス製スライダーを使用している。ファスナーテープもコットンを使用している為、数年後には綿独特のくたっとした風合いに。左右からアクセス可能なバックスタイルのフラップ付きマップポケットは、多目的に使用できるのはもちろん、着こなしのアクセントとしても映える。

 

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“DRIZZLE JACKET”とセットアップで着れる大人ワークパンツ「リッチーズ」も見逃せない!

“DRIZZLE JACKET”とおなじ素材で、1950年代に多くみられたディテールを落とし込んだ新作ワークパンツ“リッチーズ”も合わせてチェック。ワークパンツの王道ファブリックであるコットンポリ素材、50年代の主流であったツープリーツディテールに現代的なテーパードシルエットを落とし込んだデザインは、気楽に穿ける大人のワークパンツの大本命となることうけあい。ベルトループ、ポケット口、腰裏などの全体の縫製仕様は、1945年製と71年製のミリタリートラウザーのディテールを踏襲して仕立てられている。

 

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モダンオーセンティックな“DRIZZLE JACKET”は単体使いのドレスMIXで着こなすのもNICE!

大人ワークパンツの“リッチーズ”を合わせるのはもちろん、単体使いでも洒脱にキマる汎用性の高さが魅力の“DRIZZLE JACKET”。クリーンなニットにスラックスを合わせたキレイめなドレスMIXスタイルが違和感なくハマるのは、オリジナル素材によるハリコシと上品な光沢があるからこそ。今季はこんな“語れるアウター”を取り入れて、玄人受けもする洒脱なコーデを実現してみてはいかがだろうか。

ウールリッチのジャケット3万5200円(ウールリッチ 青山店)フィリッポ デ ローレンティスのニット2万3100円(ビームス 六本木ヒルズ)その他スタイリスト私物 ※全て税込価格

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ウールリッチ直営店でモダンオーセンティックアウターをチェック!

今回の記事で紹介したモダンオーセンティックアウターはウールリッチ直営店でチェックできる。ここ数年で青山旗艦店をリニューアルオープンしたり、二子玉川や心斎橋などに新ショップも展開しているため、気になる方は近くのショップにぜひ足を運んでみて欲しい。各ショップには商品知識が豊富なスタッフが常駐しているため、商品について気になることがあれば、電話で問い合わせするのもおすすめだ。

・青山店
住所:〒107-0062東京都港区南青山5丁目2−12
TEL:03-6712-5026

・伊勢丹新宿店
住所:〒160-0022 東京都新宿区新宿3丁目14−1 伊勢丹新宿店メンズ館7F
TEL : 03-3352-1111(大代表)

・心斎橋店
住所:〒542-0085 大阪市中央区心斎橋筋1丁目8-3 心斎橋パルコ 2F
TEL : 06-6210-5144

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