ジャケット メンズ 【オフの着こなしを休日出勤に見せない9つの心得】

ジャケットメンズに合わせるシャツやTシャツ

オフカジュアルへのジャケットの取り入れが一般化した昨今ですが、カッコよく着こなせている男性はまだまだ一握りにすぎません。着こなしに気を使っていたり、着こなしに遊びを取り入れている男性が少ない印象です。「テーラードジャケットは他のアウターに比べてとりあえず身につけてしまえばそれなりに見えてしまう」「周囲の目を気にして大胆な着こなしに躊躇しがち」というのが原因でしょうか。今回は、ジャケット着こなしにおいて周囲を一歩も二歩もリードするためのコツをポイント別に徹底的に解説していきます。

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オフにおけるジャケット着こなしとは突き詰めると何なのか?

ジャケット着こなしメンズ

まずは、オフの着こなしにジャケットを取り入れる意味合いをおさえておきたいと思います。
テーラードジャケットはメンズファッションアイテム単体でとらえた時に、最もクラシックでドレッシーなアイテムです。とても大雑把な言い方になりますが、スラックスをジャケットと同じ生地で仕立てればスーツになりますよね?そんなドレッシーなアイテムをカジュアルな着こなしに落とし込むことは「本来ドレッシーなアイテムであるテーラードジャケットを使って、どうやってフォーマル・ビジネス着っぽくない遊びある着こなしを構築するか?」すなわち「着崩しテクニックの見せ所」「どこまで着崩すかのバランス感覚の見せ所」というわけです。着崩し度合いのセルフチェックは「スーツの着こなしとどれくらい離れているか?」を考えるとわかりやすいです。

①ジャケットとボトムの色あわせで遊び感を出す!

ジャケットに対してどんな色のボトムを合わせるかによって着こなしの印象は大きく変化します。従来のジャケパンの着こなしは「ジャケットとパンツにコントラストをつける」というのが基本でしたが、みなさんご存知の通り「あえてコントラストをつけないワントーンコーデ」も流行しています。前述の「スーツの着こなしとどのくらい離れているか?」を適用するとわかりやすいのですが当然、コントラストをつけたパンツの方がより遊びの強い印象になり、ジャケットとパンツの色味に差がないほどシックな印象になります。
下の画像を見比べていただくと、同じような明るいネイビーのジャケットですがワントーンでまとめた左のコーディネートよりも、白パンを合わせた右のコーディネートの方がより遊び感が強いことがわかります。

ジャケット着こなしメンズファッションコーディネート

また、コントラストだけではなく色調も強く影響します。補色同士の組み合わせが、色調の組み合わせの中で最も差異が大きい組み合わせになり遊び感が強くなります。下の写真で言えば右から2人目の「ネイビージャケットにイエローのパンツを合わせたジャケパンスタイル」ですね。それに対し、左の3人は無彩色であるグレーのジャケットにグレーがかった色のパンツを合わせています。両端の二人はパンツで色味を入れてはいますが色調の差が抑えられているので、よりシックなイメージになります。このようにジャケットとパンツの組み合わせによる遊び感は、トーンのコントラスト差、色調差というバロメータによって決まります。

グレージャケットの着こなしメンズ

「流行だからワントーンコーディネートにしよう」でも良いのですが、シックにまとめたいのか、華やかに遊びココロある着こなしにしたいのかによって組み合わせを考えるとイメージ通りの着こなしにつながります。

②ジャケットとパンツのシルエットをコントロール!理想は「Aライン,Iライン,Yライン」

ジャケットスタイルの良いところはスーツと違い、ジャケットとパンツの組み合わせが自由なことです。ジャケットとボトムのシルエットバランスをコントロールすることでスタイルを良く見せたり、こなれた印象を演出することができます。ちなみにスタイルを良く見せると言われている理想シルエットは、「Aライン」「Iライン」「Yライン」の3種類。

ジャケット着こなしはパンツとの組み合わせがコツ

Aラインとは?

「ジャケットよりもボトムのボリュームが大きい(太い)着こなし」ひと昔前のベッカムがよくしていたような「細身ジャケットにバギーパンツ」というような極端にボリューム感に差をつけた着こなしがわかりやすいイメージですしスタイルの良く見えるAラインに違いはありませんが、現在あまり流行っていません。「ベッカムかよ!」とツッこまれる可能性がありますので注意です。(笑)イマっぽく着こなすなら上の画像の一番左くらいのバランスがおすすめです。もしくは膨張色、例えば白のパンツを選び、下半身のボリュームを大きく見せることでAラインライクな着こなしをつくることも可能です。さらに上半身に収縮色である、例えば黒をチョイスすればより効果は大きくなります。

Iラインとは?

「ジャケットとボトムともにボリュームが小さい(細い)着こなし」モードスーツ的なシルエットのイメージです。かなり細身のジャケットにスキニーパンツを合わせる着こなしに加え、やや細身程度のジャケットであればスキニーほど細くないテーパードパンツ、スリムパンツを合わせた着こなしによってIラインを作るのがポピュラーです。上半身と下半身のボリュームに差異がない着こなしというとらえ方もできます。

Yラインとは?

「ジャケットよりもボトムのボリュームが小さい(細い)着こなし」ジャストサイズのジャケットにスキニーパンツを合わせるイメージです。オーバーサイズ気味のジャケットはテーラードジャケットに関しては難度が高く、一般的にはおすすめできません。ちなみに冬場の場合はコートなどのアウターの重ね着によって上半身にボリュームがでるので細身パンツを合わせると自然にYラインになることが多いです。

③ジャケットとボトムの素材の差異が遊び感を出す!

ジャケパンのパンツに何をあわせるかでメンズファッションとメンズ髪型が似合うthesharpgentleman.tumblr.com

ビジネスジャケパンスタイルであれば、あまりカジュアルな素材のジャケットやパンツを履くことは多くの場合ご法度でしょう。そんな制約から解放されたオフのジェケット着こなしにおいては、ジャケットとパンツの素材で遊ぶことがこなれ感につながりますし、「休日出勤?」なんて言わせないための最大の効果をもたらします。フォーマルスーツの素材からどれだけかけ離れているかで遊び・ハズし具合を判断すると良いでしょう。上の画像で言えば、一番左の着こなしは素材による遊びが上下ともになく、限りなくビジネス着に近い印象になります。ツイードやスウェット、ジャージー、デニム素材などカジュアルな素材を取り入れることでこなれ感を出すことが可能です。また、組み合わせで言えばウールのジャケットにコットンのスウェットパンツやチノパン、ジーンズを合わせるなど素材のファーマル度・カジュアル度に差異があると意外性のある遊びある着こなしになります。つまり「1点はカジュアル素材を取り入れる」ことが成功への近道です。ちなみに上下をフォーマル素材同士、またはカジュアル素材同士を組み合わせると馴染みが良くまとまりのある印象になります。

④ジャケットにあわせるパンツは短めの丈感でこなれ感を演出!

ジャケパンはアンクルパンツでこなれ感を出す!

素材で遊ばずともこなれ感を出すテクニックとして知られるのは「パンツの丈感」です。カジュアルパンツであればロールアップ、スラックスであれば丈をアンクル丈(くるぶし丈)で短めに設定することで足元をすっきりと見せスタイルアップできるだけではなく、オフらしさを演出できます。クラシックスーツの基本のスラックス丈はワンクッションが基本なので、やはり丈感についてもクラシックスーツの着こなしから離れることで遊びある着こなしにつながると言えます。

⑤ジャケットのインナーが遊び感をキメる!

ジャケットメンズに合わせるシャツやTシャツsavilestreets.com

正統のスーツの着こなしには「タイドアップしたドレスシャツ」が基本。そこからフォーマルさを削っていくと遊びある着こなしになっていきます。大まかに「タイドアップしたドレスシャツ」→「ノーネクタイのドレスシャツorタイドアップしたカジュアルシャツ」→「ノーネクタイのカジュアルシャツ」→「VネックやボートネックのTシャツ/カットソー/ニット」→「クルーネックやUネックのTシャツ/カットソー/ニット」という順に遊び感・着崩し感が強まっていくイメージです。たとえ上下フォーマル素材のジャケットとパンツを合わせていたとしても、インナーにTシャツをあわせれば十分にオフ感を演出することは可能です。

⑥ジャケットに合わせる靴であえての着崩し感を出す!

ジャケパンに合わせる靴blog.glober.jp

こちらもスーツ基準で考えましょう。遊びが少ない順に大まかに「内羽根レザーシューズ/モンクストラップレザーシューズ」→「外羽根レザーシューズ」→「ローファー/ブーツ」→「スニーカー」というイメージです。ジャケットとパンツがフォーマル素材であれば、あえてスニーカーではずしたり、ジャケットとパンツがカジュアル素材であればあえてダブルモンクなどをあわせてメリハリを出すというのもテクニックです。ちなみにシャツをタックインする(すそをパンツに入れて履く)場合のベルトの色は靴に合わせるようにするのが着こなしにおける基本ですがスニーカーの場合にはもはや従来の伝統からは完全にかけ離れた着こなしのためルールを除外して着こなすケースが海外のファッショニスタのスナップを見ていてもかなり多いですね。ノーベルトで履くこと前提に作られたベルトループなしのスラックスやパンツを選ぶとよりスマートなスタイリングになります。

⑦ジャケットにあわせるポケットチーフは基本に忠実に!

ポケットチーフの色

ポケットチーフを取り入れることで華やかな着こなしを構築することが可能ですが、色合わせが重要になります。タイドアップする場合には、ネクタイの色味に合わせるのが基本ですが白いポケットチーフに関してはどんなネクタイに合わせてもOKというルールがあります。(シャツの基本色が白のためバランスが良い)タイドアップしない場合には、シャツやパンツ靴などから色をピックするとまとまりが良くなります。また、素材に関しては着こなし全体のフォーマル度・カジュアル度に合わせるのが原則です。極めてフォーマルな着こなしであればシルク、カジュアルであればシルクもしくはコットンも可能。リネンや木綿のチーフに関してはタキシードや燕尾服などいわゆるブラックタイやホワイトタイといった最上級ドレスコード時に用いる素材なので避けるのが無難です。

⑧ジャケットのチョイスは無難な「黒・グレー・紺」のジャストサイズをまずはおさえる!

黒ジャケット着こなしメンズ

ジャケットの色チョイスは、「ブラック・ネイビー・グレー」まずはこの3つの定番色を揃えるのがおすすめです。とくにブラックやグレーのジャケットはいわゆる無彩色なので、基本的にどんな色のパンツを合わせてもマッチするという着まわしメリットがあります。「ジャケットを無難にすることが他のアイテムでの遊びやすさにつながる!」というわけです。選ぶべきシルエットは基本的にはジャストサイズからややタイトサイズが②で紹介したスタイルを良く見せるラインも作りやすく王道です。すでに何着か持っているという男性は、パッチポケット(ポケットが外から縫い付けられたディテール)やダブルブレストジャケット、③で述べたような異素材を選ぶことでさらに遊びある着こなしが可能になるでしょう。

⑨ジャケットの着崩しは「狙ってる感」を出すメリハリがポイント!

ジャケット着こなしpakutaso

以上のように様々な着崩しポイントや基本的な着こなしルールがあります。オフであってもあえてフォーマルにまとめるもよし、思い切り着崩してスポーティーにカジュアルに遊びあるスタイルでまとめるもよしですが狙っている感が出なければミスマッチな着こなしに理解されてしまう可能性があります。オフのジャケット着こなしのコツはメリハリ感です。すべてを無難にまとめようとするとメリハリのないスタイルになってしまい、特にフォーマルに寄せすぎの着こなしだと「休日出勤?」と誤解されてしまう可能性も。着崩すと決めたポイントは徹底的に崩す、もし着崩さないと決めたポイントがある場合は徹底的にフォーマルにまとめるのがポイントです。冒頭で述べた通り、テーラードジャケットをオフに取り入れた時点で一定レベル以上の外観になることは保証されていますし、大胆なことを言うようですがジャケットをカジュアルコーデに取り入れる時点で伝統的な着こなしルールに従う必要は皆無、完全に自由で正解など無いので「これが俺のスタイルだ!」という強い気持ちを持って思い切り冒険することをおすすめします。ジャケットの着こなし本場であるイタリアにも「???」という着こなしをしている男性も実は多いですが、根拠のない自信にみなぎっており胸を張っているので自然と狙ってる感とCOOL感がにじみ出ます。それでも不安という方には、その他の具体的な着こなしアイデアや事例、細かいコツをコチラで紹介していますのでぜひ参考にしてみてください。みなさんのオフのジャケパンスタイルに幸あれ!

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