90年代回帰のトレンドとともに様々なレトロアイテムが注目されている今、「adidas(アディダス)」からも90年代に人気を博した懐かしのスニーカーが復刻されている。今回は、当時カルト的人気を誇ったアディダスのスケートシューズ「アディマティック」にフォーカス!
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世界的スポーツメーカー「adidas(アディダス)」の歴史
まずは「adidas(アディダス)」の歴史をおさらい。数々の名作スニーカーを世に輩出し続けているアディダスのルーツは、今から100年以上前の1920年にまで遡る。ドイツのニュルンベルクにて靴職人の息子として生まれたアドルフ・ダスラーとルドルフ・ダスラーの兄弟が、靴製造の会社「ダスラー兄弟商会」を設立。会社として軌道に乗ってはいたものの、経営者である兄弟の意見の対立により、ダスラー兄弟商会は1948年に解散。その後、アドルフ・ダスラーは自身のニックネームである“アディ”と苗字のダスラーから“ダス”をとって「アディダス」を発足する。コートスニーカーの傑作「スタンスミス」や、バスケットボールスニーカー「スーパースター」、ジャーマントレーナータイプの「サンバ」など、今なお不動の地位を確立するモデルを次々に発表。スポーツメーカーならではの機能性に加え、ストリートでもセンスが光るデザインが多くの人々を魅了し続けている。
26年ぶりの復刻!当時カルト的人気を誇ったスケートシューズ「ADIMATIC(アディマティック)」
空前のストリートブームが巻き起こっていた90年代。注目を集めていたスケートシーンにアディダスが送り込んだのが、今回のテーマである「ADIMATIC(アディマティック)」だ。当時、社会現象にまでなった「エアマックス95」が登場したのと同時期であり、スニーカーブームが最高潮に達した翌年1996年にデビューを飾った。上質なスエードアッパー、スケートシューズらしいボリューム感、アディダスを象徴するスリーストライプスを極太で配したルックスが特徴で、タウンユースにも使える洒脱なスケートシューズとしてカルト的人気を博す。2022年、そんな伝説的シューズが実に26年ぶりの復刻を果たした。当時を懐かしむファンに加え、90年代リバイバルの流れも後押ししてZ世代も含めた幅広い層を虜にし、レトロなデザインが人気を集めている。
アディダスの「アディマティック」に宿る5つの魅力とは?
アディダス「アディマティック」の魅力①「スケボーのトリックにも耐えうる頑丈なスエードアッパー」
アディマティックのアッパーは耐久性に優れたスエードを採用。スケートシューズは激しいトリックにも耐えうる頑丈さが求められるため、摩擦に強いスエード素材が採用されている。これは日常においても嬉しい機能性であり、スケートをしないファッションユースとしても耐久性は高いに越したことはない。柔らかく足馴染みも良いので、靴ずれしやすいという人にもおすすめだ。
アディダス「アディマティック」の魅力②「90年代を思い起こさせるボリュームシルエット」
90年代のストリートスタイルを思い起こさせるレトロなボリュームシルエットも、アディマティックが人気を集める理由のひとつ。横から見ればミッドソールの厚み、上から見れば履き口周辺のぽってりとしたボリュームが一目瞭然に見て取れ、あの頃のストリート感をそのまま再現したシルエットに心がくすぐられる。当時を知っている人にはたまらないデザインかつ、ここ最近のモデルにはなかったデザインで改めて新鮮な雰囲気を感じられるのがいいところ。昨今のハイテクスニーカーにも劣らない独特な存在感は、コーデの味付けに活用できること間違いなし。
アディダス「アディマティック」の魅力③「存在感バツグンの極太スリーストライプスとファットシューレース」
アディダスを象徴するスリーストライプスは、ボリューム感のあるアッパーデザインに当たり負けしないよう極太に設定。シューレースもスケートシューズらしい平たいファットシューレースを採用したりと、ボリューミーなデザインとのバランスをうまく取っている。アッパーとのコントラストが楽しめるカラーを使用しているので、コーデのアクセントとしても活躍する一足だ。
アディダス「アディマティック」の魅力④「ミッドソールとアウトソールにも機能性・デザイン性のこだわりを反映」
再現度が高いディテールとして注目されているのが、ミッドソールに施されたジグザグデザイン。さらに中央にはクッション性を高めるパーフォレーションが開けられたりと、デザイン面だけでなく機能も充実している。
アウトソールは90年代のスケートシューズらしいフラットなラインが特徴で、グリップ力と耐久性に優れたガムソールを使用。ガムソールならではのブラウンがレトロなムードを加速させ、90年代らしい佇まいに仕上げられている。
アディダス「アディマティック」の魅力⑤「特大サイズのブランドロゴで後ろ姿も抜かりなく」
ヒールには特大サイズの「バッジオブスポーツロゴ」を配置。存在感バツグンのアッパーデザインだけでなく、ヒールでもアピールできる強インパクトなデザインが印象的だ。
アディダス「アディマティック」のサイズ感は?
足に馴染みやすいスエード素材や厚みのあるクッションパーツのおかげで、足当たりが良いと評判のアディマティック。ボリューム感があるので大きめのつくりかと思いきや、意外にいつもと同じサイズでジャストだったという声が多い。大きめサイズをチョイスしてしまうと、足元にボリュームが出過ぎてコーデのバランスを取りにくくなることも考えられるため、基本はジャストサイズと考えておくのがベター。シューレースで多少のホールド感を調整することも可能なので、サイズアップはよっぽどのことがない限り控えた方が良いだろう。
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