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ニューバランス「990」シリーズは過去モデルの人気も健在
時代錯誤なデザインが逆に粋「初代990」
1982年に「1000点中990点のランニングシューズ」として発売された初代990。最新の990v4と比べると極めてオーソドックスなデザインながら、ウルヴァリン社製ピッグスキンスエードを使った充実の仕様は初代から採用されていた。カカトを安定するM.C.D(モーション.コントロール.デバイス)にはニューバランスのロゴを配置。Nマークは縁取り加工がないスムースレザー仕上げの通称「デカN」。この時代には珍しい厚めのミッドソールとデカNが相まって少々野暮ったい印象だが、それが今のトレンドとマッチしているとも言える。
インソールには縁がせり上がった深さのあるカップインソールを採用しているため、カカトから土踏まずにかけてのフィット感は抜群。分厚いラバーを使用したアウトソールも耐久性に優れ、ヒール部分のみラバーの種類を変えることで摩耗を防ぐ工夫も凝らされている。
ハイテクスニーカーブームを思わせるデザインが特徴「990v2」
1998年に登場した2世代目の990v2は、機能・デザインともによりハイテクスニーカーとして進化を遂げているのが特徴。ロゴは「チビN」となり、リフレクター素材が使われるようになった。ロゴを縁取るようにステッチで覆われているのも特徴だ。
ミッドソールも曲線的なデザインに。衝撃吸収性を向上させる構造の「エンキャップ(ENCAP)」に、998以降に採用されるようになった高機能クッショニング素材「ABZORB(アブゾーブ)」を搭載。90年代のハイテクスニーカー全盛期を思わせるデザインだが、初代よりも履き心地に安定感が加えられていることから、あくまで機能性を重視しているニューバランスらしさが垣間見える。
ヒールにはメイド・イン・アメリカを示す“USA”の文字を刺繍。アウトソールはカカト部に耐摩耗性に優れた「Nデュランス(Ndurance)」を装備している。
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