“ヘアケア用品”という使われ方が主だったヘアオイルだが、最近は髪のダメージケアなどだけでなく、軽いセット力を持たせたヘアセットにも使えるものが人気を集めている。今回はそんな「ヘアオイル」をテーマに、使い方から効果、ヘアスタイルの参考事例、おすすめの商品までを一挙に紹介！
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ヘアオイルとは？どんな効果がある？
ヘアオイルは油分を与えることで、髪を乾燥から守ったり指通りを良くするためヘアケアアイテム。髪の表面に油分をまとわせて髪内部の水分の蒸発を防ぐので、ヘアトリートメントの効果を高めることも可能だ。また、ドライヤーやヘアアイロンによる熱ダメージを軽減したり、摩擦による切れ毛や枝毛を防ぐ効果も。
ヘアオイルと似たアイテムとしてヘアミルクが挙げられることがあるが、ヘアオイルが油性であるのに対してヘアミルクの主な成分は水性なので、髪に馴染みやすいのが特徴。髪内部の補修ケアをしたい場合はヘアミルク、外部からのダメージをケアしながら仕上がりのツヤを良くしたい場合はヘアオイル、といった形で使い分けるのがおすすめだ。
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自分の髪質と仕上がり、成分の種類に注目！ヘアオイルの選び方は？
ヘアオイルを選ぶ際に大事なのは、自分の髪質を知ることと仕上がりの髪型をイメージすること。髪が太くて硬い場合は外に広がりやすくまとまりにくいため、しっとりタイプ(重め)のヘアオイルがおすすめ。逆に細くて柔らかい猫っ毛には軽めのサラサラタイプ(軽め)がマッチしやすい。仕上がりを重視して選ぶ際は、重めのウェットな質感にしたいならしっとりタイプ、ナチュラルな質感にしたいならサラサラタイプを選ぼう。また、ヘアオイルは主に「植物性」「動物性」「鉱物性」の3種類に分けられる。以下のそれぞれの特徴を見て、実際に選ぶ際の参考にしてみてほしい。
ヘアオイル種類１植物性オイル
植物性オイルは天然由来の成分が原料なので、地肌や髪に優しいという特徴がある。椿油やオリーブオイル、ホホバオイルなどが有名で、髪の内部まで浸透しやすくて自然な仕上がりになるのが魅力。また、植物の特性によって熱や紫外線からダメージを防ぐ効果も期待できる。刺激が少なく、添加物が一切含まれていないものが多いので、頭皮マッサージなどヒーリング用途にもぴったりだ。
ヘアオイル種類２動物性オイル
サメの肝臓から採れるスクワランオイルや、馬の皮下脂肪から摂れる馬油などに代表される動物性オイル。オレイン酸やリノール酸など不飽和脂肪酸が多く、栄養価が高いのが特徴。また、動物性オイルは揮発しにくく、人の肌に馴染みやすいので保湿力が高いのもポイントだ。
ヘアオイル種類３鉱物性オイル
髪のツヤや指通りなどを重視したいなら、鉱物性オイルがおすすめ。肌や髪への浸透性があまり高くないため、表に膜を張るようにしてツヤ感を維持してくれる。石油などの鉱物がベースになっており、人工的な成分を含むためバランスが良いのが魅力的だ。また、他の種類と比べて安価なコストで複数の効果を得られるので、使い勝手が抜群なのも嬉しいポイント。鉱物性と言うと体に悪そうなイメージを持つかもしれないが、ベビーオイルやワセリンも石油ベースなので、心配は無用だ。
続いては、男性が使いやすいおすすめのヘアオイルを紹介！自分の髪の長さや質、仕上げたいイメージによって選ぼう。ヘアオイルはユニセックスのものが多く、「メンズ用」と銘打ったヘアオイルを無理に選ぶ必要はない。ただ、香りは気になるポイント。今回は、男性でも使いやすい爽やかな香りや無香料のものを中心にセレクトした。
ヘアオイル メンズおすすめ１N.「ポリッシュオイル」
多くのヘアサロンで採用されている、プロが認めるヘアオイル。シアバターやゴマ油を使用しているのが他のヘアオイルとの違いで、しっとりと仕上がるのが特徴だ。使い続けても飽きにくいマンダリンオレンジとベルガモットの爽やかな香りも人気の理由。
ヘアオイル メンズおすすめ２track「ヘアオイル No.3」
天然由来成分99.19％で、髪、顔、身体などマルチに使えるオイル。SNSでバズってから不動の人気を誇るNo.3は、重めの質感なので、毛量が多い人や髪質が硬めの人にもおすすめ。濡れ感を適度に出せるので、パーマスタイルの人にもgood。香りはシトラスフローラルで、金木犀のような香りが良し。No.1、No.2と軽いものも展開されているが(数字が大きいほど重い)、ある程度のセット力を求めるならNo.3を選ぶのがおすすめだ。
ヘアオイル メンズおすすめ３MOROCCANOIL「モロッカンオイル トリートメント」
髪を保湿する効果が高いアルガンオイルを贅沢に使用したモロッカンオイルのヘアオイルは男女共に人気が高い。髪のタンパク質を補修する成分やオメガ3オイル、それにビタミン類も含まれており、幅広いタイプの髪質に合うのが魅力だ。世界中で高い評価を得ているので、信頼感と質の高さは折り紙付き。
ヘアオイル メンズおすすめ４無印良品「ホホバオイル」
ホホバの種子から採ったオイルを化粧品用に精製した、使い勝手が最高レベルの無印良品の商品。ヘアオイルとして発売されているわけではないが、サラっとした軽い使い心地は髪や頭皮に使用するのにもおすすめだ。使い続けやすい値段とどこにでも使える便利さ、さらに無香料なので初めてのヘアオイルにぴったりと言えるだろう。
ヘアオイル メンズおすすめ５ALLNA ORGANIC「ヘアエッセンス」
オルナオーガニックのヘアオイルは、天然成分と無添加にこだわる方におすすめしたい製品。サラっとした使い心地で適度なツヤ感もあり、全体的なバランスの良さで人気を集めている。ティーツリーやラベンダーなどの落ち着いた香りがベースなので男性でも使いやすい。
ヘアオイル メンズおすすめ６NiNE「マルチスタイリングオイル リッチ」
髪のダメージケア力とスタイリング力が自慢のヘアオイル。髪をしっかりとまとめられるので、多少長さがある方やカラーやパーマをしている方にとくにおすすめしたい。こちらの商品は“リッチ”タイプだが、軽い使い心地を求めるなら“ライト”タイプにしよう。
ダメージ対策か、スタイリングで使うかで順番は変わる！ヘアオイルを使うタイミングは？
一般的にヘアオイルを使うのは、ドライの前。ドライヤーの熱は髪にダメージを与えるため、ヘアオイルを使うことによって熱ダメージから髪が守られる。ヘアオイルをこうしたヘアケア目的で使う場合は、重ためなオイルよりも軽いものがおすすめ。スタイリングで使う場合は、ドライで髪型のベースを作ってから重めのオイルを髪全体に馴染ませる。ヘアオイルでのセットは基本的に毛流れを作ったり髪をまとめたりする程度のナチュラルスタイリングになるため、大きく髪を動かしたりする髪型には向いていないことを覚えておこう。軽めのオイルは、ヘアワックスなどのスタイリング剤にヘアオイルを混ぜて使うとツヤが出たり髪がまとまりやすくなるため、ヘアセットのベースに使われることも。その場合、ヘアオイルの分量を多くしてしまうとベタつきやすいので、1滴程度を混ぜるのがいいだろう。また、ポマードには多くの油分が含まれているので、ウェット系スタイリング剤と合わせる場合はヘアジェルかグリースを選ぶのがおすすめだ。
「使用量」と「付け方」にポイントあり！スタイリングでのヘアオイルの使い方は？
ヘアオイルは、髪の毛のツヤやまとまりを出すのに適している。ただ、量を付けすぎたり、付け方を間違えると髪がベットリとした質感になって逆に不潔感がでてしまうことも。以下で、使用のポイントについて解説する。
ヘアオイル使い方 ポイント１使用量は長さによって変えて、ベースの目安から少しずつ足していくのが基本！
ヘアオイルを使用する上で一番気にしたいのは使う量。例えば、ベリーショートからショートは0.5〜1滴、ミディアムが1.5〜2滴、セミロング以上は2〜3滴を目安に使い始め、様子を見ながら足りなければ少しずつ追加していくのが基本になる。商品の容器によって出方が違うので、水やオイルを垂らしたときの1滴の量をイメージするのが◎ ちなみにヘアオイルを多くつけ過ぎてしまうと、酸化してパサつきが酷くなってしまったりベタついてしまったりするので、もし足りないと感じたら少量ずつ増やそう。
ヘアオイル使い方 ポイント２ヘアオイルを付ける際は髪の真ん中あたりから毛先に向かって
適量のヘアオイルを手の平に落としたら、指の間まで満遍なく伸ばす。手のひら全体に行き渡ったら、毛先ではなく髪の中間あたりに手を入れ、毛先に向かって揉み込むように馴染ませる。この際に毛先から揉み込んでしまうと毛先が重くなり髪型がつぶれやすいので、髪の中間あたりからスタートするのを意識しよう。
最後に、ヘアオイルでセットするのに向いたヘアスタイルを3つ紹介！
ヘアオイルで仕上げたおすすめメンズヘア１黒髪を活かしたツヤ感大人センターパートスタイル
王道の黒髪センターパートをヘアオイルのツヤ感で大人っぽく仕上げたヘアスタイル。パーマやヘアアイロンでリバースカールの毛流れにして落ち着いた雰囲気を演出するのがポイントだ。どちらかと言うとセンターパートは若い世代を中心に人気だが、こんなナチュラルな雰囲気ならば30代以降の大人男子でも似合うこと間違いなし。
ヘアオイルで仕上げたおすすめメンズヘア２ウェットな質感で色気を出すセンターパートスタイル
トップを長めに残し、サイドをツーブロックにしてスマートなシルエットに仕上げたセンターパート。少しウェットな状態に仕上げてラフな質感にしたのがセクシーな雰囲気を出す秘訣だ。ヘアオイルだけで仕上げるよりも、ヘアジェルやグリースを混ぜた方が再現しやすいだろう。
ヘアオイルで仕上げたおすすめメンズヘア３洒落感バツグン！波巻きスパイラルパーマ×センターパートウルフスタイル
パーマをかけている場合は、まず髪を濡らしてカールを出し、少量のオイル(2〜3滴)を手に取って髪に揉み込んでカール感を引き立てる。ドライ後、必要であればオイルを少量追加してツヤを出すと雰囲気のある髪型に仕上がる。
