ストリートは現代のメンズファッションシーンを語る上で欠かせないキーワードだ。オーバーサイズやMIXスタイルなど、イマ注目されているトレンドスタイルのほとんどがストリートファッションから生まれている。今回はそんな「ストリートコーデ」にフォーカスし、イマドキのスタイリングのポイントとおすすめアイテムを紹介!
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ストリートコーデとは?自由で曖昧だからこそ新しいスタイルが生まれやすい
そもそもストリートスタイルとは、ファッションブランドやメディア発信ではなくユースカルチャー、ヒップホップカルチャーなどカウンターカルチャーやサブカルチャーから草の根的に生まれたファッションスタイル。第二次世界大戦以降、マスマーケティングの発達やテレビメディアの普及によりライフスタイルの標準化が進む中、「アイデンティティ」を求める若者とサブカルチャーが同調することで生まれたと言われている。
ストリートスタイルは、1950年代のバイカー、ビート、テディボーイから1960年代のモッズ、ヒッピー、スキンヘッズと変化し、1970年代にはパンクス、B-ボーイズが誕生。そして1980年代「黒の衝撃」と称されたコムデギャルソンとヨウジヤマモトの登場によりモードとストリートは一気に関係性を深め、この2つのブランドに影響を受けたベルギー・アントワープのデザイナーによりいわゆる“モードストリートスタイル”へと昇華された。
これ以降スポーツ、アウトドア、ワーク、ミリタリーやロックなど様々なスタイルのエッセンスとヴィンテージクローズを取り入れながら、ハイテクとローテク、クラシックとモダン、ポップやキッチュ、アート、フェイクをミックスしコピー&ペーストを繰り返すことでストリートスタイルはファッションシーンを牽引することとなる。そんなストリートスタイル=ストリートファッションの気分とルックを踏襲するスタイリングがストリートコーデと言えるだろう。
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