
パーカーをインナーとして使った重ね着コーデは冬のメンズ定番スタイルのひとつ。ミリタリージャケットからコート、ライダースジャケットなど、あらゆるアウターと相性が良く採用する頻度も高いだろう。そこで今回は、パーカーを重ね着したメンズの冬コーデに着目して、重ね着に適したアイテムの選び方から実際のコーディネート事例を紹介!
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「パーカー」と最近よく聞く「フーディ」どっちが正式名称?
本来パーカー(Parka)とはアザラシやトナカイなどの毛皮で作ったフード付きの防寒着のことで、極寒の北極圏における狩猟やカヤックのためのイヌイット(エスキモー)の衣服を指し、フード付きのスウェットシャツとは全くの別物だ。英語圏ではフーディ(Hoodie)の名称が一般的であり、日本でいつからフード付きのスウェットシャツをパーカーと呼ぶようになったのかは定かではないが、正式には Hooded Sweatshirt (フーデッドスウェットシャツ)と称する。それゆえ昨今、日本でも世界的にポピュラーな名称である“フーディ”を採用しようという傾向が強まってきており、日本国内でも多くのブランドがフーディの名称を使用。その流れから、Z世代を中心にパーカーではなくフーディと呼ぶのが新常識になりつつある。
パーカーの重ね着コーデにはこんなデザインが使いやすい!
重ね着コーデに使いやすいパーカー1まずはフードに立体感のあるパーカーを選ぶ。
パーカーの重ね着コーデにおいてもっともキモとなるのがフードであり、アウターとのマッチングによって得られるこなれ感はフードの見え方次第と言っても過言ではない。それゆえ自立性に乏しいペタッとしたフードのパーカーでは、重ね着した際アウターとのバランスが悪く、フードの貧弱さによりコーデの洒落感を台無しにすることさえあるので要注意。何よりもまずフードに立体感のあるパーカーを選ぶことでパーカーの重ね着を際立たせ、スポーティーなエッセンスをプラスしながらこなれ感を演出したレイヤードスタイルに落とし込むことが重要だ。
重ね着コーデに使いやすいパーカー2汎用性の高いモノトーンのグレーor黒を主力パーカーに、抜けが良く中和力の高い白を取り入れ
どんな色のアウターにも合わせやすいモノトーンのパーカーなら重ね着コーデにもってこい。定番のグレーとブラックを主力に、抜けが良く中和力の高い白と使い分ければ、間違いのないアウターとパーカーのペアリングが完成し、こなれ感のあるレイヤードスタイルを表現できるというワケだ。
重ね着コーデに使いやすいパーカー3レイヤードに使うならジップアップではなくプルオーバーをチョイス
パーカーをインナーとして重ね着するなら、ジップアップタイプではなくプルオーバータイプの方が使いやすい。もちろんジップアップパーカーでも重ね着ができないわけではないが、アウターのデザインとのバランスや、単純にインナーにファスナーが付いていることによる異物感を防ぐことを考えるとプルオーバーパーカーの方がレイヤードには向いていると言えるだろう。
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