服好きな男性であっても「なんとなくわかるけど正確な意味までは把握していない」というファッション用語は意外に多いのでは?ということで「いまさら聞けないファッション用語」に着目してお送りしていく本企画。今回は「ハウンドトゥース」にフォーカスしていく。
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ハウンドトゥースとは?
ハウンド=猟犬、トゥース=歯をつなげて名付けられた柄が「ハウンドトゥース」だ。その名前の由来通り、犬の牙のようなとがった形の柄が規則正しくならんでいるのが特徴的。黒&白や茶&白などのツートーン配色が多く、旬なモノトーンコーデに奥行きやリズムを刻むのにも重宝する。この柄が誕生した起源は諸説あるが、スコットランドの氏族(クラン)に関係した柄であるとの説が有力で、他の氏族との識別のために用いられていたのだとか。日本では、この柄が千鳥が連なって飛ぶ姿に見えるため「千鳥格子」と呼ばれている。また、ハウンドトゥースが大きく表現された柄はスターチェックとも呼ばれることも。
ハウンドトゥースの生地は、ウールやコットン素材を使用したものが一般的。一部ストリートブランドでは、ナイロンやポリエステルの素材にハウンドトゥース柄をプリントするなど、使われ方も幅広い。
ハウンドトゥースとヘアラインストライプのチェックを組み合わせた柄は「グレンチェック」と呼ぶ
ハウンドトゥースの千鳥格子にヘアラインストライプのチェックを組み合わせた柄を「グレンチェック」と呼ぶ。ちなみに、この柄は名称の由来として①14世紀ごろにスコットランドのアーカートの谷(グレン)で織られたことから命名された ②グレナカート家の柄として命名された という2つの説がある。他にガンクラブチェックなどにも千鳥格子柄は使われているため、間違えないようにご注意を。
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次のページでは、ハウンドトゥースを取り入れたコーディネート&アイテムを紹介!
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