クラシックな装いへの注目やエフォートレスな着こなしが人気を集めていることから、ここ数年のメンズファッションにおけるパンツトレンドを牽引し続けるタックパンツ。腰回りにゆとりがあるため、単純に穿き心地が良いのはもちろん、タックが入ることによってエレガントな着こなしを演出できるボトムスだ。今回は、タックパンツにフォーカスして選び方と着こなしのコツ、オススメのアイテムを紹介!
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タックパンツとは?
タックパンツとはフロントのウエスト部分に「布をつまんで縫ったヒダ=タック」が入ったパンツの総称。タックはクラシカルなボトムスに多く見られるディテールであり、昨今のクラシックスタイルの隆盛によってここ数年は多くのブランドがこぞって取り入れている。また、腰回りにゆとりがあるため、エフォートレスなイマの気分にマッチしていることも人気を後押しする理由の一つだ。
同じ意味で使われている「タックパンツ」と「プリーツパンツ」。実は別物?
タックが入ったボトムスに対して“プリーツパンツ”という呼称が使われることも多いが、厳密に「タック」と「プリーツ」という言葉の意味を調べると実は別物であることが分かる。タックとは、ゆとりを持たせた生地を畳んだり寄せて縫うことでヒダを作ったもの。そしてプリーツとは、全体に立体感を出すために生地を畳んで作ったヒダのことであり、スカートなどでよく見られるような裾まで折りヒダが続いたディテールを指す。下で挙げたイッセイミヤケのボトムスで取り入れているのも「プリーツ」だ。つまり、世間一般でプリーツパンツと呼ばれているものは、厳密には「タックパンツ」ということになる。ただ、現在ではそこまで厳密に使い分けられることは少ないため、ウエストにヒダが入ったボトムスであれば、タックパンツとプリーツパンツどちらの呼称も当てはまると言っても差し支えないだろう。
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