ヴァンズのぽっちゃり系スニーカー「ニュースクール」とは?オールドスクールとの違いを解説!

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ヴァンズのぽっちゃり系スニーカー「ニュースクール」とは?オールドスクールとの違いを解説!

「VANS(ヴァンズ)」の名作「OLD SKOOL(オールドスクール)」に新しい解釈を加え、90年代らしいルックスとぽっちゃり系のボリューム感あるデザインが特徴の「KNU SKOOL(ニュースクール)」。今回は、ニュースクールがどのようなアイテムなのか、ベースになったオールドスクールと比較しながら特徴を解説!

オールドスクールを再構築ヴァンズ「ニュースクール」とは?

「ニュースクール」は、誰もが知るヴァンズのアイコンモデル「オールドスクール」を再解釈し、90年代のスケートシューズらしいディテールやボリューム感のあるシルエットを採用したスニーカーだ。1998年にリリースされ、2002年まで販売した後に一時姿を消したが、2015年にオリジナルモデルのカップソール構造を再現したモデルを復刻。2022年にファッション性を高めたライン「Vault by Vans」コレクションでリリースされた後、2023年にヴァンズを象徴するバルカナイズド製法、ラバーワッフルアウトソールを備えたデザインを取り入れて、90年代のオリジナルモデルと差別化を図ったモデルをリリースした。オールドスクールのデザインを継承しつつも、一味違う大胆なデザインで、昨今の90’sリバイバルのトレンドにマッチしたことで注目を集めているモデルだ。

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「オールドスクール」とは何が違う?「ニュースクール」の5つの特徴を紹介!

ヴァンズを代表する人気モデル「オールドスクール」を現代的にアップデートさせた「ニュースクール」にはどのような特徴があるのだろうか。オールドスクールと比較しながら、5つの特徴を詳しく解説!

ヴァンズ「ニュースクール」の特徴①3D加工でインパクトを足した立体的で太い「ジャズストライプ」

ニュースクールの最大の特徴と言えるのが、サイドに配された立体的な「サイドストライプ」。ブランドを象徴するトレードマークとして70年代に取り入れられたサイドストライプ通称“ジャズストライプ”は、1977年に初めてオールドスクールに採用されたもの。ニュースクールは、そのストライプに3D加工を施し、ダイヤ状に膨らませて幅を広げることで、ブランドらしさをさらに誇張したチャンキーな見た目にアップデートされている。

ちなみに、立体感のあるサイドストライプは以前も使用されていた例があり、“カリフォルニア州サンノゼの奇才”と称されるサイモン・ウッドストックのシグネチャーモデルや、プロスケーターとプロスノーボーダーの顔を持つキャラ=ベス・バーンサイドのシグネチャーモデルに採用されていた。しかし、これらのモデルはニュースクールのように膨らませたり幅を広げてはいない。ゆえに、ニュースクールの“幅広かつ3D”になったインパク抜群なサイドストライプは、他のモデルには採用されたことがない唯一無二のディテールだと言える。

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ヴァンズ「ニュースクール」の特徴②90年代のスケーターシューズを彷彿とさせるファットな「ボリューム感」

90年代のスニーカーシーンはバブル崩壊後ということもあって、80年代のような派手なファッションから一転、ストリートに寄り添うスタイルが好まれた。それによって、ヒップホップ、スケーター、裏原などのカルチャーが流行し、足元のトレンドもキレイめなデザインよりもファットでボリューミーな見た目が好まれる傾向にあった。ニュースクールはオールドスクールよりもぽってりとしたフォルムで、その当時のトレンドを感じさせるボリュームたっぷりなルックスが特徴だ。

シュータンは、ヴァンズのロゴタグを配した肉厚なシュータンに切り替え、シンプルなシュータンのオールドスクールとの差別化を図った。また、画像2枚目の設計図からも読み取れるように、サイドのスエードアッパーから少しはみ出すように作られた足当たりの良い分厚いライニングを採用して、90年代らしい装いにシフト。ヒールループも付属しており、着用が楽チンに。オールドスクールよりも1つ少ない7つのアイレットには、幅が広いフラットシューレースを通し、よりストリート感の強い見た目に昇華させている。

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ヴァンズ「ニュースクール」の特徴③耐摩耗性とデザイン性と同時に高めたつま先と踵の「二重フォクシングテープ」

ベースになったオールドスクールや他モデルは、つま先の部分の摩耗を防ぐためフォクシングテープを2重にしていることが分かる。一方でニュースクールを見てみると、このつま先部分のフォクシングテープはミッドソールに配されたラインを覆い、アッパーに届くほど太めの幅を採用しており、他モデルと比べてつま先の保護範囲を広げていることが分かる。このデザインによってソール自体が視覚的に分厚く見え、チャンキーなサイドストライプや厚みのあるシュータンとのバランスがほどよくチューニングされている。また、ブランドスローガンのヒールパッチを配した踵部分も2重にフォクシングテープを配置。前方、後方共に強度を高めることで、バルカナイズド製法に起こり得るソールの剥がれを防ぎ、スケーターのトリックで摩耗しやすいつま先、踵部分をしっかりと保護してスケートシューズらしいルックスにアップデートしている。デザイン性と機能性を同時に高めた画期的な仕様もニュースクールならではのディテールだ。

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ヴァンズ「ニュースクール」の特徴④履き心地をアップさせる「ソール構造」&幅広な「アスレチックシューズラスト」

アウトソールに関しては、ヴァンズが十八番とするグリップ力の高いラバーワッフルソールを採用。そこに衝撃吸収の役割を担うEVAのミッドソールを一体成型することで、極上の履き心地を叶えている。また、ラストはオールドスクールと比べて幅の広いアスレチックシューズのラストを使用し、窮屈さを感じさせない仕様に。分厚いシュータン、足を包み込むようなライニングとの相乗効果もあり、足に負担がかかりにくい快適な履き心地を実現している。

©Ralph Serna

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ヴァンズ「ニュースクール」の特徴⑤大人のスタイルに馴染みやすい丈夫な「スエードアッパー」は健在

ニュースクールの定番モデルには、オールドスクールと同様の丈夫なスエードを採用。やわらかな肌触りで足馴染みが良く、ローテクスニーカーに使用されることの多いキャンバスよりも高級感が出るため、大人のスタイリングにも最適だ。軽量性と通気性も兼ね備えており、シーズン問わず使える汎用性の高さも嬉しいポイント。

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豊富なバリエーショで展開されるヴァンズ「ニュースクール」

ニュースクールは定番のスエードの豊富なカラバリに加えて、異素材を組み合わせたモデルやカラーウェイ、チェッカー柄をあしらった柄物など、さまざまなモデルを展開。シンプルなモデルを探している人から、着こなしの主役になるようなモデルを探している人まで、幅広い要望に応えられる幅広いバリエーションも魅力だ。

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オールドスクールとニュースクールにフィーチャーしたキャンペーンが公開中!

現在ヴァンズでは、ラッパーのBose(スチャダラパー)とBIM(CreativDrugStore)の両名を起用したキャンペーンを公開中。キャンペーンビジュアルでは、ニュースクールを履いたBoseとオールドスクールを履いたBIMが登場し、お互いをリスペクトした関係性が垣間見れるコメントを残している。

キャンペーンページはこちら

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