
チノパンといえばメンズファッションの定番であり、トラッド、ミリタリー、古着などあらゆるスタイルに欠かせない存在だ。今回は、押さえておくべき着こなしのポイントや季節ごとの注目のコーデ事例、おすすめアイテムを紹介!
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チノパンの起源と歴史19世紀半ばに英国陸軍によって生み出された後に米国で広まる
チノパンの起源は、1800年代にインドに駐在していた英国陸軍のカーキ色の生地の軍装とされている。チノパンの定番色であるカーキは、敵から目立ってしまうという欠点を抱えていた当時の英国陸軍の白い軍服を紅茶やコーヒー、泥、香辛料で現地染めして誕生した。のちに工業染色が進んで標準化され、カーキはチノパンの定番色に。カーキというのは、ウルドュー語で“土埃・土色”を意味する。ちなみに、そんなカーキやベージュ系の色味のことを指す“コロニアルカラー”という言葉の由来は、植民地(コロニー)時代に英国人が植民地に訪れる際に着ていた服の色合いからきている。チノパンはその後、米国陸軍でも採用され、1898年の米西戦争でフィリピンに駐留していた米軍兵士が帰国して国内で広まった。また、彼らがフィリピンにて中国製の綿ツイルの軽量トラウザーを穿き、現地のスペイン語話者が“pantalones chinos(中国のズボン)”と呼んだことがチノパンの名前の由来とされている。1945年マニラにて、マッカーサーがカーキ色のチノクロス素材のセットアップを着用している写真は、米国の戦勝のシンボルとして広く流布し、カーキ=軍人の矜持というイメージを強めた。
チノパンの特徴チノ・クロスと呼ばれる適度なハリと耐摩耗性を兼ね備えたコットン製ツイル素材
チノパンとは“チノ・パンツ”の略称であり、“チノ・クロス”と呼ばれるコットンやポリエステル、稀にリネン素材の生地で仕立てたトラウザーを指す。その最大の特徴は綿主体のツイル生地であり、斜めの畝は適度なハリと耐摩耗性を生み出し、洗うほど表情が出る仕様。また、似ている生地としてウエストポイントと呼ばれている双糸(コーマ糸)の右綾織りで作られた生地が存在するが、こちらは通常のチノに比べ、光沢感が強く、耐摩擦に優れている。
ここからはチノパンの着こなしのポイントを解説していく。大人男子がチノパンをお洒落に着こなすなら「シルエット」と「丈」に注目してほしい。
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