ドレスシューズよりもカジュアルで、スニーカーよりもドレス感のある夏の定番靴「デッキシューズ」。チノパンやジーンズ、ショートパンツなどカジュアルなボトムスとの相性が良く、アメトラやプレッピースタイルの足元を洒落感たっぷりに演出する。ローファー同様、素足履きがサマになるのもデッキシューズの大きな魅力だ。今回は「デッキシューズ」にフォーカスし、スマートな足元で格上げしたメンズの着こなし&アイテム紹介!
CONTENTS
スポンサーリンク
デッキシューズとは?
デッキシューズとはその名の通り、ヨットやボートなど船の甲板部分である“デッキ”の上で履くためのシューズのこと。ボートシューズと呼ばれることも。デッキシューズは単なる船乗りのためのファッションアイテムではなく、セイラーたちの命を守る大切なアイテムである。海の上に浮かぶ船は波によって大きく揺れ、デッキ上は海水に濡れて非常に滑りやすい。そんな状況下でも滑りにくく安定性を保つために作られたのがこの「デッキシューズ」だ。船乗りでなければ日常的に船に乗る機会は少ないが、現在ではタウンユースできるファッションシューズとしても親しまれ、雨の日の濡れた地面であっても滑りにくく丈夫であることから幅広い層に愛されている。
デッキシューズの特徴①「最大の特徴は水気を効率的に逃がす独特のアウトソール!」
一般的なスニーカーのアウトソールとは見た目からして違うデッキシューズのソール。切れ込みのように入った波形の溝が特徴で、この独特のパターンが地面と靴の間にある水分を効率的に逃がすはたらきをしている。もっとも有名なのはこのスペリートップサイダーのデッキシューズに使われている「スペリーソール」で、これは創業者のポール・スペリーが、氷の上でも滑らずに乾いている時と同じように駆け回る犬の足から着想を得て開発したもの。今では多くのブランドがデッキシューズにこのソールを採用している。
【関連記事】
デッキシューズの特徴②「レザーアッパーの場合はオイルドレザーが使われることが多い?」
デッキシューズのアッパー素材はレザーがもっともポピュラーだが、他にもキャンバスやナイロン素材など、一般的なスニーカーのように多種多様。レザー素材の場合は防水性を考慮し、油を染み込ませたオイルドレザーが使われることが多い。オイルが入ることによって撥水するだけでなく、水濡れによる革の劣化を抑制する効果も。オイルは経年によって落ちてくるものなので、オイルドレザーのデッキシューズを履いている場合は適度に油分を補おう。
2/18GO TO NEXT PAGE