
バブアーの着こなしが難しいと感じる人に向けて、編集部が撮り下ろした海外の洒落者のバブアー コーデをまとめて紹介!
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130年愛されるワックスジャケットの王道英国ライフスタイルブランドの地位を確立した「バブアー(Barbour)」の軌跡
「バブアー(Barbour)」は1894年に設立されたブランドだ。創設者のジョン・バブアーがワックスドコットン製の耐久性の高いアウターウェアを開発したことから、北海の不順な天候の元で働く港湾労働者から支持を集め、世界中にバブアーの名が瞬く間に広まった。
バブアーのワックスドコットンを用いた撥水性・耐候性に優れたジャケットは、当時の漁師だけでなく英国海軍からも支持を集める。第一次・第二次世界大戦共に、ワックスジャケットを英国軍に提供。第二次世界大戦では、ジョージ・フィリップ大尉によって潜水艦ウルスラの公式搭乗員服として採用された。
その後、1980年代にはハンティング、フィッシング、乗馬といった英国上流階級のアクティビティと密接にリンクし、カントリー・ジェントルマンの装いを彩ることで、英国を代表するライフスタイルブランドとしての確固たる地位を築く。
ここからはバブアーのアウターを羽織ったリアルなコーディネート事例をストリートスナップで紹介!
参考になる海外洒落者コーデ7連発(1/7)イマ旬なのは“短丈バブアー”に“ゆったりスラックス”を合わせたコーデ!
ここ最近でショート丈アウターの注目度が急上昇しており、バブアーでは「トランスポート」「スペイ」の2大ショート丈モデルが飛ぶように売れているという。この2モデルは、バブアーでトレンドコンシャスな着こなしを実現したいとお考えの方にぜひおすすめしたい。合わせるボトムスはゆったりリラックス感のあるシルエットに仕上げられたスラックスが正解。最新ミラノコレクションで散見されたスタイルを彷彿とさせる、大人の品良きコーディネートが完成する。
バブアーのジャケット4万6200円(ビームスF 03-3470-3946)TBD アイウェアのサングラス3万9600円(TBD アイウェア 050-5218-3859)ジェントルマン プロジェクトのニット2万2000円(https://www.gentleman-projects.com/) その他スタイリスト私物
参考になる海外洒落者コーデ7連発(2/7)ざっくり編みのニットの上にバサっとバブアーを羽織って
現在人気を集めるバブアーのワックスジャケットの大半は、ハンティングや乗馬といったアクティビティに適応するために運動量分のゆとりを取り入れた適度なリラックス感のあるシルエットに仕上げられている。そのため中がスカスカに見えないよう、バブアーに合わせるインナーは相応の厚みがあるトップスを選ぶのがおすすめ。有力候補になるのは、こちらのスナップで着用されているようなざっくり編みのニット。適度なラフ感がありながら品を忘れないエフォートレス&カジュアルなバブアー コーデに仕上がる。
参考になる海外洒落者コーデ7連発(3/7)大人の洒落男はスーツにバブアーを合わせている!
ネイビースーツにバブアーの長丈アウター「ボーダー」を合わせたスナップをキャッチ!英国上流階級のアクティビティと密接にリンクしている背景もあるからか、バブアーのワックスジャケットはスーツとの合わせがスマートにキマる。アウターといえばブラック、ネイビー、グレーが定番だが、バブアーのワックスジャケットで最もポピュラーなセージグリーンも、ベーシックなネイビースーツ、グレースーツと相性が良い。トレンチコートほどキメ感がなく、ステンカラーコートほど保守的なイメージがないため、コート系アウターと差別化しながらイイ感じに洒落た着こなしが実現できる。
参考になる海外洒落者コーデ7連発(4/7)バブアーに合わせるパンツの丈はノークッションがお約束
英国カントリーの雰囲気がただよううバブアーのアウターに合わせるパンツは、裾にクッションを作らないノークッション丈でスッキリとまとめるのが洒落者の常套手段だ。足元は外羽根プレーントゥやブローグシューズ、ローファー、Uチップといったカジュアルなスタイルに合う革靴、もしくはコンバースのオールスターやニューバランスの900番台などのレトロな見た目のスニーカーが好相性。
参考になる海外洒落者コーデ7連発(5/7)大胆なTシャツのレイヤードと旬顔スニーカーのチョイスでストリート感をプラス!
大人がバブアーを横ノリの雰囲気で着こなすなら、こちらのスナップを参考にして欲しい。バブアーの定番「ビデイル」よりも丈が長い白Tシャツを大胆にレイヤード、さらに足元はナイキのスニーカー「ズーム ボメロ 5」をセットしてストリート感を加速させたコーディネートに。全体をモノトーンでまとめて、洗練された統一感を演出している点も参考にしたい。
参考になる海外洒落者コーデ7連発(6/7)インナーにTシャツ合わせでモノ足りなさを感じたらシャツジャケットを重ね着!
Tシャツの上にバブアーを羽織る着こなしの際、バブアーのアウターとTシャツの間のゆとりが多すぎると“アウターに着られている感”が出てしまうため、少しミッドレイヤーを足したくなる気持ちになることもあるだろう。そんな場合はこちらの着こなしのように“シャツ以上アウター未満”のシャツジャケットをミッドレイヤーに取り入れてみて欲しい。バブアーとTシャツの間にシャツジャケットが加わることでバブアーのフィット感が増すため、着られている感を払拭できる。
参考になる海外洒落者コーデ7連発(7/7)ストールをポケットインしたアレンジ術でこなれ感を演出
バブアーのアウターを羽織り、ストールを巻き、防寒対策を万全にして出掛けたものの、意外に外が暑くてストールを外す場面もあるだろう。そんなときにストールのエレガントな収納先として提案したいのが、バブアーのアイコニックなマチ付きポケット。ポケットから少しストールを覗かせることで、適度な着こなしのアクセントになる。実はアウターの腰ポケットにストールを入れる着こなしは、ピッティウオモに参戦する多くの洒落者が取り入れているテクニックのひとつ。首巻きとは一味違うヒネリの効いた取り入れ方が、こなれ感を底上げする。
もっと注目のメンズスナップを見たい方はこちらバブアーのアウターを着用した着こなしを一気見!
いまバブアーを買うならこの6モデルで決まり!
最後にバブアーで展開されているアウターの中でも、購入して間違いない人気モデルを厳選紹介!
バブアー定番アウター1バブアーといえばコレ!王道モデル「ビデイル」
1980年に乗馬用ジャケットとして誕生した「BEDALE(ビデイル)」は、ブランドを代表するカントリーウェアのマスターピース。馬にまたがりやすいようサイドベンツが設けられており、テーラードジャケットの上に羽織ると裾がほど良く隠れるミドル丈に仕上げられているのが特徴だ。
バブアー定番アウター2ツウ好みのディテールを備えたジャケット「ビューフォート」
「BEDALE(ビデイル)」と共にバブアーを象徴するスタンダードなデザインで、マスターピースと呼べる普遍性を備えた「BEAUFORT(ビューフォート)」。ビデイル誕生の3年後、1983年に狩猟用ジャケットとして開発されデザイン的にはビデイルにそっくりだが、ハンティングで仕留めた獲物を入れておける“Game(獲物) Pocket”や、ツィードスタイルで正装したカントリージェントルマンのジャケットも隠れるミドル丈が特徴だ。さらに袖口が厚みのあるリブニット仕様になったビデイルに対し、ビューフォートの袖は狩猟時すぐに腕まくりできるように開閉が可能で、マジックテープ式となっている。
バブアー定番アウター3バランス型ショート丈シルエットの新定番モデル「トランスポート」
この数年でビデイルやビューフォートと並ぶ人気モデルにまで上り詰めた「TRANSPORT(トランスポート)」。“スペイ以上、ビデイル未満”の着丈が絶妙で、ショートレングス、ワイドフィットのバランスはイマの気分にピッタリだ。ヴィンテージ市場でも入手困難なレアモデルとして人気を集めている。昨今は人気セレクトショップとの別注モデルも多数展開され、バブアーの中でもとりわけファッション性の高いモデルとして注目を集めるアイテムだ。カラーやサイズによっては入荷待ち状態が続くほど人気のため、気になる方は売り切れる前に早めの購入を!
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バブアー定番アウター4フィッシングジャケット由来の短丈モデル「スペイ」
バブアーの中で最もショート丈のジャケットとして高感度な洒落者たちから支持されているのが「SPEY(スぺイ)」だ。もともとは、フィッシングジャケットから着想を得たアイテムとして1980年に開発されたモデルで、この丈の短さは水に浸かっても濡れにくいように設定されたもの。ショート丈で上半身がコンパクトに見えるため、脚長効果が期待でき、トレンドのワイドパンツやテーパードパンツとも好相性だ。
バブアー定番アウター5全天候対応型のロング丈モデル「ボーダー」
1982年に全天候対応型ジャケットとして開発されたロング丈モデル「BORDER(ボーダー)」。風や雨の侵入を防ぐチンストラップや通気性を確保するために装備された脇のベンチレーション、冬場手袋をしながらでもファスナーの開け閉めが出来るようにリング状の引き手が付いたダブルジップを採用し、コートとしてジャケットの上から羽織れるように設計されている。ちなみにモデル名の「BORDER(ボーダー)」とは、ブランド創業者であるジョン・バブアーがスコットランドの国境を越え、バブアー一家の拠点をイングランド北東部に移したことに由来。
バブアー定番アウター6定番モデルの中で最もロング丈の乗馬用コート「バーレー」
バブアーの中で最もロング丈のモデルが「BURGHLEY(バーレー)」。乗馬用コートとして開発されたモデルで、膝を覆うほどのロング丈が特徴だ。現行モデルは発売当時のディテールはそのままに、ロング丈のコートにありがちな着られている感や野暮ったさを払拭するスマートなシルエットやディテールを採用。一点投入でコーデをエレガントに仕上げ、タウンユースからビジネスまでシーンレスに活躍する。
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