【ミラノ メンズファッションウィーク24SS】最新ストリートスナップとブランドの動向を公開!

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【ミラノ メンズファッションウィーク24SS】最新ストリートスナップとブランドの動向を公開!

2023年6月16〜20日の期間で開催されたミラノ メンズファッションウィーク。イタリア国内外のブランドがファッションショーと展示会を開催している中、ピッティとはまた違ったテイストの着こなしに身を包んだ洒落者を多く見られる場でもある。

まずはミラノ ファッションウィークでキャッチした最新ストリートスナップをチェック!

モードなスタイルをはじめ様々なバリエーションの着こなしが見られるミラノ メンズファッションウィークのストリートスナップ。今回撮影した中でも特にクールだったメンズスタイルを厳選!

続いては、ミラノ ファッションウィークで目立ったトピックを紹介していく。

“リネン”と“ナチュラルカラー”をテーマとしたゼニアの2024SSコレクション

ミラノ市内の一角を切り取る形で、膨大なリネン原料に囲まれた会場を創出し発表されたゼニアの2024SSコレクション。ゼニアが自社で生産するリネン素材「Oasi Lino(オアジ リノ)」はこの原料から生み出される。

この作り込まれた世界観が表す通り、本コレクションはゼニアのリネン素材「オアジ リノ」をメインに構築。リネンというと基本的には清涼で夏に適したカジュアルな素材として認識されているが、ことヨーロッパにおいては古くから高貴な素材として知られており、ゼニアもリネンをエレガントで気品のあるものとして捉えている。そんなゼニアオリジナルのエレガントなリネン素材を用い、リラックスした抜け感のあるシルエットが特徴のアイテムを中心に展開。ゆったりとしたシルエットから生まれるドレープによって、リネンの優雅なムードをさらに増幅させたコレクションを完成させた。

色味はグラデーションやトーンオントーンといったゼニアが得意とするカラーリングが目立つ。アイボリーやミントグリーン、ライトオレンジ、ベージュなど、自然から着想を得た爽やかなナチュラルカラーに、ダークブラウンなどの濃いカラーをミックスすることでメリハリのあるカラーパレットを表現した。

ゼニアのショー会場では俳優の磯村勇斗氏をキャッチ!

ゼニアのショー会場には日本からのゲストとして俳優の磯村勇斗氏が来場。オアジ リノで仕立てられたプルオーバーシャツとワイドパンツを着用し、トリプルステッチスニーカーを履いたスタイルを披露した。

ブラックを基調としたコレクションが目新しいエンポリオ アルマーニ

巨大なイチョウの葉をモチーフにした会場で開催されたエンポリオ アルマーニのショー。テーマは「The essence of the night」ということで、ブラックのアイテムをベースに、シャンパンを思わせるようなベージュや明るいホワイトとグレーなどを掛けわせたコレクションを発表した。エンポリオ アルマーニでここまでブラックを全面に打ち出したコレクションは珍しいとのこと。また、ショーの後半には琴の音を取り入れたオリエンタルな音楽とともに、東洋のどこか官能的なムードを漂わせるラインアップも。

ランウェイがひとしきり発表されると、ショーのラストにはジョルジオ・アルマーニ氏とともにパリ五輪のイタリア代表選手たちがステージに登場。これはエンポリオ アルマーニがイタリア選手団のオフィシャルユニフォームを手がけていることからの演出であり、フィナーレとしてイタリア国歌が流れる感動的なムードで幕を閉じた。

別日程で開催されたジョルジオ アルマーニのショーには日本から生田斗真氏が参戦!

ミラノ ファッションウィーク最終日に開催されたジョルジオ アルマーニのショーには、ブレンダン・フレイザー氏やレゲ=ジャン・ペイジ氏らとともに、日本からのゲストとして俳優の生田斗真氏が来場。アルマーニの2023年SSコレクションを象徴するネイビーの煌びやかなセットアップに身を包み、会場前では多くのメディアからスナップを撮影されていた。

ひときわユニークな会場設計でコレクションを発表した44 Label Group

2020年にスタートした新進気鋭のブランド 44 Label Groupのショーは、各ブランドが意匠を凝らした会場作りをする中でもひときわ目立つユニークな会場を設計。螺旋状に登る立体駐車場にランウェイを敷き、頂上から階下へ向かってモデルがウォーキングするユニークな形を採用した。

ブランドのオーナーは、ドイツ・ベルリンを拠点に活動するDJ兼音楽プローデューサーのMax Kobosil。テクノの本場ベルリンで活動する彼のバックグラウンドイメージ通り、四つ打ちのハードなテクノミュージックに乗せてコレクションが発表された。

ピッティは不参加だったブランドもミラノ ファッションウィークで展示会を開催!

ウールリッチの2024SSコレクションは、セイリングやリゾートビーチ、クライミングをテーマにしたアウトドアテイスト全開の打ち出し。海や太陽から着想を得たブルーやビタミンカラー、クライミングテーマのコレクションは岩や地層をモチーフにしたような武骨なパターンを採用していた。

今回もピッティへの出展を見送ったタリアトーレは、ミラノにある自社のプレスルームにて新コレクションをお披露目。2023年1月に取材した時からさらにプレスルームの面積を拡大しており、イタリア国内でも好調な波に乗る勢いが窺えた。メインカラーはライトグリーンとくすんだライトピンク。他にもイエローやブラウン、ブルーなど、明るい色味を中心にカラフルなパレットで新コレクションを提案した。

ゆったりとしたシルエットや淡いカラーリング、柔らかな仕立てのアイテムで、“優しさ”を感じさせるコレクションをミラノで発表したカナーリ。ニューコレクションのアイテムを身に纏ったモデルたちがステージ上をウォーキングする見せ方は今回も健在で、実際にモデルが着用したアイテムを歩く動きに合わせて間近で見られるこの表現方法は、服のリアルな質感、フィッティングが見て取れる。カラーリングは夏の海辺と砂浜を思わせるようなライトブルーとホワイトを貴重に、イエローやピンク、ブラウンでアクセントを効かせた。

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