
日本ブランドが放つ春アウターはまさに和魂洋才の最たるもので、海外からの評価も高く、プライベートで愛用しているという海外の業界人も多い。今回は「日本ブランドが放つ“粋”な春のショート丈アウター」にフォーカスして、注目のアイテムをコーデと共に厳選紹介!
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日本ブランドの春アウター①「第二次世界対戦時に使用されたベンタイル生地を採用!“WACKO MARIA(ワコマリア)のM-65”」
日常での経験や影響を受けた音楽、映画、アートなどをアイテムに落とし込み、妥協のない物作りと独自のオリジナリティを表現するというアーティスティックなアプローチで国内外問わず人気を集める「WACKO MARIA(ワコマリア)」。数年ぶりにリリースされたオリジナルのファーストモデルを彷彿とさせるM-65は、従来のアーバンな雰囲気にヴィンテージウェアライクなゆとりを取り入れた新感覚のシルエットが特徴だ。第二次世界大戦時、ヨーロッパ軍のパイロットの軍服などで使用されていた“ベンタイル”を表地に採用。撥水性が生まれるほど綿を高密度に織り上げたその風合いは、着用者の男らしさを底上げする。
ワコマリアのミリタリージャケット7万9000円、ニット3万5000円、パンツ3万9000円 プロケッズ×ワコマリアのスニーカー2万2000円(以上パラダイストウキョウ 03-5708-5277)
ここが“粋”!「ヴィンテージウェアの細やかな仕様まで忠実に再現」
フードが収納されたスタンドカラーやフロントの4ポケット、シルエット調整可能なドローコードなど、オリジナルのM-65にみられるディテールデザインを踏襲しているのもポイント。袖口の三角フラップまで、当時のディテールが忠実に再現されている。
お問い合わせ:03-5708-5277(パラダイストウキョウ)
日本ブランドの春アウター②「こなれ感バツグンの製品染めシリーズの新作!“Scye(サイ)のノーカラージャケット”」
素材、カッティング、内部構造にまで配慮したScye独自のベーシックアイテムを展開するライン「SCYE BASICS(サイ ベーシック)」より、定番展開している製品染めシリーズの新型にフォーカス。耐久性に優れたポリエステルナイロンの割繊糸を使用した高密度タフタと、キルティング加工を施したソフトタッチのレーヨンコットンサテン地を使用したリバーシブル仕様が特徴のノーカラージャケットだ。従来よりもさらに薄手かつライトな生地を採用することで、より気軽に羽織れる仕上がりに。製品染めならではの味のある風合いとイマどきのボックスシルエットが、着こなしにバツグンのこなれ感を演出する。
サイ ベーシックスのナイロンブルゾン7万3000円、パンツ2万6000円、サイのハーフジップサーマルカットソー2万8000円(以上マスターピースショールーム 03-5414-3531)
ここが“粋”!「様々な製品染めの風合いを楽しめるリバーシブル仕様」
春先はアウターとして、冬はインナーとして使用できるサイズ感に加えて、リバーシブルで使用できるという汎用性の高さも魅力。表と裏で異なる表情の生地を使用することで、様々な製品染めの風合いを楽しめる仕様になっている。特注品のダブルスタッドドットボタンのアクセントもイイ感じ。
日本ブランドの春アウター③「武骨さと華やかさを同時演出する素材使いとシルエットに注目!“MADISONBLUE(マディソンブルー)のアノラック”」
“上質なものをカジュアルに”というコンセプトのもと、メンズライクなディテールを落とし込んだレディースウェアを女性らしくスタイリングするなど、オリジナルの視点を持った提案で2014年の登場から着々とファンを増やし続けている「MADISONBLUE(マディソンブルー)」。現在はレディースウェアだけでなく、ユニセックスウェアやメンズウェアも展開している。こちらのアノラックは、ミリタリータータンをモチーフにしたクラシックな柄や綿ナイロンの高密度タイプライターが男らしさを、美しいカッティングによって表現されたビッグシルエットがエレガントなムードを放つ魅惑の1着。フロントジップアップを駆使することで、様々なレイヤードスタイルを楽しめる。
マディソンブルーのアノラック11万5000円、シャツ2万7000円、パンツ4万9000円(以上MADISONBLUE 表参道店 03-6434-9133)オリバー ピープルズのサングラス3万6000円(ブリンク 外苑前 03-5775-7525)
ここが“粋”!「遊び心たっぷりな“ブロークンロゴ刺繍”をセット」
フロントポケットのフラップには、同系色のブランドロゴ刺繍をセット。1年に1〜2回不定期に開催されるカスタムイベントでは、お馴染みの“ブロークンロゴ”を採用することで他には無いオリジナリティを演出している。
お問い合わせ:03-6434-9133(MADISONBLUE 表参道店)
日本ブランドの春アウター④「上品コットンを超高密度に織り上げた素材使いの妙!“AURALEE(オーラリー)のシャツブルゾン”」
デザイナー自身が本当に良いと思える素材のみを使用し、良い意味で主張し過ぎないデザイン提案を行うことで、大人の男たちから支持を集めている「AURALEE(オーラリー)」。他とは一味違うギミックがきいたアイテムの数々は、世界からも注目を集めている。2021SSコレクションの注目株は、繊細な長超綿のスーピマコットンを限界まで度目を詰めて織り上げることで完成する、超高密度ウェザークロスを採用したブルゾン。タフで上品な迫力ある風合いと、機能的な撥水性を備えた素材感がコーデにミステリアスな魅力をプラスする。
オーラリーのシャツジャケット4万8000円、ニット4万2000円、パンツ3万2000円(以上オーラリー https://auralee.jp/)
ここが“粋”!「シャツを意識した台襟付きデザインで上品な首元に」
ラフに羽織れるスポーティーなブルゾンの型がベースにありながら、ドレスシャツのような繊細な雰囲気も併せ持つこだわりのディテールデザインに注目。襟型は、台襟付きデザインを採用することで、よりシャツライクなルックスに。シャツよろしく袖口のカフを捲ったり、襟を立てて微妙に異なるニュアンスを演出できる点もナイス。
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