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オールデン「986」のこだわり5「ヴァンラストを採用した幅広で立体的なフォルム」
全13種類のラストを展開するオールデンの中で、ローファーに採用しているのは7種類。986では、その中でも代表的な「ヴァンラスト(Van Last)」を採用している。1930年頃にローファー用に開発されたラストで、日本で初めてオールデンを紹介したビームスが、最初に取り扱ったのもヴァンラストのローファーである。プラザ、アバディーン、ハンプトンといった他のラストに比べ、つま先が幅広に作られているのが特徴。また、トムラストのようなシャープなラストを使ったローファーに比べると、トゥの側面部分が壁のように切り立っている。モカシンを境にほぼ垂直になったフォルムも、986の独創性を表す意匠のひとつ。ヒールカップは小ぶりながら履き口がゆったりとしており、日本人に多い甲高の足でも安心して履くことが可能だ。
オールデン「986」のこだわり6「長時間歩行もこなせるオールアラウンドグッドイヤー製法」
アメリカ靴の王道でもあるオールアラウンドグッドイヤー製法で革靴を仕立てるのも、オールデンの特徴のひとつ。ローファーと言えばマッケイ製法で底付けするブランドも多いが、オールデンはローファーでもこだわりを貫いている。カカト周りまでウェルトを施したオールアラウンドグッドイヤー製法で仕立てられた986は、一般的なコインローファーに比べて圧倒的な耐久性を誇る。コルクも通常より多く敷き詰めることができるため、足へのフィット感も抜群だ。履き始めこそ堅さを感じるものの、一度馴染んでしまえば長時間歩行でも疲労を感じることなく歩くことが可能。デザイン面としても、ここまでコバが主張的なコインローファーは珍しく、オールデンらしい無骨な雰囲気を醸し出している。
耐久性を向上させるダブルソールにも注目
アウトソールとインソールの間に「ミッドソール」という革底を挟み込んだダブルソールを採用した仕様も、コインローファーとしては非常に珍しい。カントリーシューズをはじめとするアウトドア志向の革靴に多く使われるダブルソールは、防水性や耐衝撃性に優れているのが特徴だ。ローファーと言えば、着脱のしやすさや軽やかさと引き換えに、脆い造りのものも少なくない。マッケイ製法+シングルソール仕様のローファーに比べると、986は履きなれるまで時間がかかるものの、ローファーの機能性に加えて難路での歩行にも耐えうる耐久性も併せ持っている。
オールデン「986」のこだわり7「ローファーとは思えないクオリティ!!質実剛健なレザーアウトソール」
無着色レザーによるアウトソールは、武骨そのもの。ウェルトの出し縫いやヒールに打ち付けられた釘、オールデンのロゴの刻印など、アウトソールだけを見るとおよそローファーの靴底のようには思えない。まるで質実剛健なドレスシューズのようなしっかりとした作り込みで、オールデンの抜かりの無さがうかがえる。





















