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クロケット&ジョーンズの「ハイバリー」は『007』でボンドが履いていることでも知られるVフロントダービーの名靴!
映画007シリーズ『スカイフォール』で、ダニエル・グレイグ演じるジェームズ・ボンドが履いたクロケット&ジョーンズのダービーモデル「ハイバリー」。2021年10月1日に公開予定の最新作『ノー・タイム・トゥ・ダイ』でも登場することが噂され、現在再注目を浴びているモデルだ。クロケット&ジョーンズは歴代007シリーズで他にも多くのモデルが“ボンドの靴”として採用されており、ファンであればこのハイバリーは絶対にチェックしておきたい一足だ。
渋さも感じる3アイレットシューズで、「Vフロント」と呼ばれ愛されている外羽根部分がV字に設計されているデザインは、堅牢でクラシックかつ、大人の色気がある革靴好きにはたまらない逸品とされ、厚い層から愛されているロングセラー商品。ロングノーズが特徴的で、モダンな印象のある#348ラストを採用したハイバリーは、クラシックとモダンのバランスの良いドレスシューズで、色気がありながらもどこか男臭さを感じさせ、革靴好きの中で「最後に履きたい革靴」とも呼ばれている。
クロケット&ジョーンズ「ハイバリー」はチゼルトゥがモダンな#348ラストを使用
クロケット&ジョーンズのハイバリーには、セミスクエアトゥとロングノーズが特徴的な#348が採用されている。これはクロケット&ジョーンズの高級ライン、ハンドグレードラインで使用される代表的な靴型。2000年代に極端に角ばったロングノーズ、スクエアトゥの市場へのアンチテーゼとして作られたセミスクエアトゥの#337ラストをベースに、よりモダンなシルエットへとリプロダクトされたのが#348ラストだ。
ハンドグレードコレクションで使用されている#337と比べるとトゥにかけてがやや細くて長く、ヴァンプ(甲部分)のエッジをきかせたフォルムに仕上げられている。イギリス靴の堅牢な雰囲気を持ちながらも、イタリア靴のような軽さのあるシルエットの#348ラストはイギリス靴好き、イタリア靴好きどちらにも支持され、クロケット&ジョーンズのスタンダードラインである「メインコレクション」の顔とも言えるラストだ。
クロケット&ジョーンズ「ハイバリー」はイギリスで作られたこだわりのラバーソールを装備
以前はアウトソールに丸ポイントのパターンが特徴的なダイナイトソールが採用されていたが、現行モデルではダイナイトソールの生産を行う、イギリスのハルボロラバー社が製造しているクロケット&ジョーンズ社オリジナルの「City Sole(シティソール)」を採用している。従来使用されていたスタッドソールも柔軟性に定評はあるものの、シティソールはより柔らかくラバーの粘り気があることでグリップ力が強くなり、返りが良く、クッション性がアップしたことで凹凸感も少ない、緻密に設計されたソール材だ。また、丸ポイントパターンがなくなりフラットな形状になったことで、まるでレザーソールのようなシャープな見た目が再現されている。
クロケット&ジョーンズの「ハイバリー」はブラックカラーのカーフが定番!
クロケット&ジョーンズ自体がクラシックなカラー展開を好むが、ハイバリーはそれが顕著であるモデルの一つだ。他のシューメーカーがコレクションごとに定番アイテムのニューカラーを打ち出す中で、クロケット&ジョーンズのハイバリーはほとんど変わらないラインナップである。現行はブラックカーフのみだが、過去のコレクションでは稀にブラウンカラーやスエード革など、ワンシーズンのみで新しいカラーや素材を出すこともあるため、ブラックカーフ以外をお求めの場合は待ちの姿勢で根気よく探してみよう。