クロケット&ジョーンズ「アレックス(ALEX)」は007 ジェームズボンドの2作品にわたり愛用された名作ホールカット

007のジェームズボンドが2作品にわたり着用したアレックスは、ドレスからカジュアルまで使える守備範囲の広い一足だ。今回は、そんなクロケット&ジョーンズの名作ホールカット「アレックス」にフォーカスし、魅力を紹介!

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最高峰の技術力を持つ英国王室御用達ブランド「クロケット&ジョーンズ」

クロケット&ジョーンズは、英国の老舗革靴ブランド。1879年、靴の聖地として名高いイギリスのノーザンプトンにて設立された。創業者はチャールズ・ジョーンズ氏とその義理の兄弟ジェームズ・クロケット氏で、ブランド名は二人の名前に由来する。設立当初より技術力の高さに定評があり、第2次世界大戦中には1万足を越える軍靴を製造。戦後はジョージ・クレバリーやジョン・ロブ・パリなどのドレスシューズ製造を請け負うOEMメーカーとして、玄人から一目置かれる存在となった。そして1990年代後半以降は自社のオリジナル製品も手がけるようになる、数々の名作を生み出していく。

クロケット&ジョーンズが一足の靴を完成させるのにかける期間は、およそ8週間。伝統的なグッドイヤーウェルト製法をはじめとする200以上の工程を経て、こだわりを持って作られるのだ。製造工程には機械も使用されるものの、多くの場面で手作業が加えられるのもこのブランドならでは。熟練した職人のみが成せる伝統的な手作業が数多く受け継がれている。他社のOEM生産を長年にわたり行ってきたことから、ラストの保有数は世界でも随一。さらに、素材はヨーロッパの一流タンナーから仕入れる最高級のカーフのみを採用している。2017年には、チャールズ皇太子より英国王室御用達の称号を授与。創業から139年間、意外にもロイヤルワラントを獲得していなかったクロケット&ジョーンズだが、ついに英国のシューメーカーの中でも数少ない王室お墨付きのブランドとなった。

クロケット&ジョーンズが誇るホールカットの「アレックス」はストイックでエレガントなムードを醸す一足

アレックスは、クロケット&ジョーンズが手がけるホールカットのドレスシューズ。ワンピース・プレーントゥとも呼ばれるホールカットは、一枚の革で成形されているのが特徴の革靴だ。本来、革靴は装飾がないほどフォーマルとされているが、ホールカットの位置付けは難しいところ。ウイングチップよりカジュアルな印象は与えないものの、内羽根ストレートチップよりフォーマル度は低いとされている。とは言えミニマルなデザインのおかげで着用シーンは非常に幅広く、黒の内羽根ストレートチップが冠婚葬祭やビジネスに限られるのに対し、ホールカットはドレスコードの高くないパーティやビジネスシーンはもちろんのこと、オフの日のジャケットスタイルなどに合わせてもサマになる。

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ホールカットの中にはメダリオンやパーフォレーションを施したものも存在するが、アレックスにおいては装飾を全て省くことで究極のシンプルさを追求している。これにより、素材の上質さと仕立ての良さが際立っているのが他のホールカットとの違いだ。パリ発の名作ラスト「348」を採用することで、チゼルトゥのスタイリッシュなシルエットを実現。質実剛健でありながらエレガント、精悍でストイックな雰囲気を醸し出す。

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続いては、クロケット&ジョーンズの「アレックス(ALEX)」が秘める魅力を5つ紹介!

クロケット&ジョーンズ「アレックス(ALEX)」の魅力①「007ジェームズ・ボンドが2作品にわたり愛用」

クロケット&ジョーンズは、映画「007」のジェームズ・ボンドが愛用している革靴ブランドとしても有名だ。ボンドと言えば、スーツや革靴、時計から酒の銘柄に至るまで、使用するアイテムのすべてが注目される。革靴ではジョン・ロブやチャーチなども着用してきたジェームズ・ボンドだが、クロケット&ジョーンズはシリーズ23作目の「スカイフォール」と24作目「スペクター」で着用。つまり、現役のボンドが愛用するブランドである。アレックスは、この2作品の両方でダニエル・クレイグ扮するジェームズ・ボンドの足元を飾った。

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スカイフォールではマカオでのカジノのシーンで、スペクターではモロッコでの列車の移動シーンで着用されたアレックス。この2つのシーンでジェームズ・ボンドは、どちらもタキシードを身にまとっているという共通点がある。夜の礼装であるタキシードは、光沢のあるオペラパンプスや内羽根ストレートチップ、内羽根プレーントゥなどを合わせるのが正式とされる装い。フォーマルシューズとしては異端な位置づけにあるホールカットをタキシードに合わせるあたり、ボンドのこだわりが垣間見える。そもそもジェームズ・ボンドはスーツにダイバーズウォッチを合わせるスタイルを定着させるなど、これまでも一見正統派な英国紳士スタイルの中に、独自のこだわりを貫いてきた。タキシードにアレックスを合わせるスタイルも、そんなボンド流の着こなし一貫である。

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クロケット&ジョーンズ「アレックス(ALEX)」の魅力②「上質レザーを贅沢に使った洗練デザイン」

ホールカットのアレックスは、上質なカーフ素材を一枚革のパーツで仕立てている。継ぎ目はカカトの部分のみで、メダリオンなどの装飾も一切なく、究極にまでシンプルさを追求したデザインとなっているのが特徴だ。5アイレットのシューレースホール周りも丁寧な作り込みで、革の裁断や縫製技術の高さがうかがえる。また、ストレートチップやダービーシューズのようにパーツごとに組み合わせる製造方法ではないため、技術力だけでなく革の良し悪しも一発でわかってしまうのもホールカットシューズの特徴。クロケット&ジョーンズで採用されるカーフレザーの革質は、ホールカットの魅力を引き出すのに充分なクオリティだ。

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クロケット&ジョーンズの「アレックス(ALEX)」はメインコレクション

ちなみにクロケット&ジョーンズには、定番モデルが並ぶ「メインコレクション」と最高級ラインの「ハンドグレードコレクション」が存在する。アレックスはメインコレクションの製品で、素材に関してはハンドグレードコレクションのほうが高級なものを使用しているものの、アレックスのアッパーカーフが放つ光沢や決めの細やかさも高級靴として申し分のない品質だ。そもそもホールカットは、良質でしなやかな革でなければ木型に吊り込めなかったり、履いたときに不自然なシワが入ってしまう革靴なのである。

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メインコレクションとハンドグレードコレクションのその他の違いとしては、主にアウトソールとインソールが挙げられる。ハンドグレードでは、アウトソールをヒドゥンチャネル(伏せ縫い)で仕上げ、さらに半カラス仕上げによって仕立てているのが特徴。インソールは、メインコレクションはハーフソック仕様の中敷きにクロケット&ジョーンズの金のロゴをプリント。ハンドグレードではフルソック(全部敷き)の中敷きにブランドロゴは型押しとなっている。メインコレクションのゴールドの型押しインソールは、セレクトショップなどで目にする人も多いのではないだろうか。

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アレックスのミニマルなアッパーのフォルムを損なわせない匠の技が垣間見えるヒールカップにも注目

アッパーの中で唯一のつなぎ目となるヒール。実に丁寧に縫製されており、アレックスのミニマルなアッパーを損なわせない技術力は見事なもの。小ぶりなヒールカップはカカトのホールド感も高く、見た目の履き心地を両立させている。

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クロケット&ジョーンズ「アレックス(ALEX)」の魅力③「ラスト348による洗練されたシルエット」

さまざまな種類のラストを有するクロケット&ジョーンズだが、アレックスでは「348」というラストを採用している。クロケット&ジョーンズと言えば2002年にパリ店のビスポーク職人の発案によって開発されたパリラストの異名を持つ「337」が有名だが、348はパリラストをベースに、モダンでスタイリッシュなフォルムへ進化させた木型だ。ハンドグレードコレクションの定番337や367ラストに比べると先端がさらに細長くなっており、サイドのエッジが効いているのが特徴。よりイタリア靴に近しいロングノーズシルエットとなっている。

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チゼルトゥがシンプルなホールカットを表情豊かに

チゼルトゥもアレックスの特徴。スクエアトゥの一種でもあるチゼルトゥは爪先を鋭角にカットしたデザインのことで、ジョージ・クレバリーが広めたとされている。チゼルは工具の「ノミ」のことで、ノミで削り落としたように見えることから命名された。立体的なチゼルトゥは、ホールカットのデザインにぴったり。アレックスがシンプルながらも飽きの来ない魅力を放つのは、348ラストの造形美によるものが大きい。

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クロケット&ジョーンズ「アレックス(ALEX)」の魅力④「グッドイヤーウェルト製法によって最高の履き心地を実現」

アレックスのソールは、伝統的なグッドイヤーウェルト製法によって底付けされている。グッドイヤーウェルト製法は、もともとハンドソーンウェルテッドが発展したもので、機械による量産を可能にした技術。アメリカでチャールズ・グッドイヤー氏によって開発され、英国ノーサンプトンで発達した。工程としては、「リブ」と呼ばれるテープと「アッパー」「ライニング」をすくい縫いしたあと、ミッドソールに「中物(コルク)」や「シャンク(金属芯)」を詰め、「ウェルト(細革)」とアウトソールを出し縫いするというもの。直接縫い付けるのではなくウェルトを介しているため、コバの出し縫いさえほどけば容易にソールの交換ができるのが特徴だ。減りの激しいソールを張り替えることができることから、永く靴を履き続けるためには不可欠な製法である。

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ミッドソールに練り込んだコルクを贅沢に詰めていることから、履いていても疲れにくいのもメリット。さらに、履き込むことでインソールが足の形に沈み込んでいき、次第に最高のフィット感が得られていく。マッケイやセメント製法に比べるとほどよい重みがあるため、振り子の動きで足を前に送り出すことから長時間歩行にも最適。コバの張り出た見た目も特徴的で、ミニマルなアレックスのデザインにほどよいアクセントをプラスしている。グッドイヤーウェルト製法は、他の製法に比べ職人の技術が必要。多くの部品と手間がかかるが、クロケット&ジョーンズでは最高級の素材を使用し、卓越した職人によって手がけられている。

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クロケット&ジョーンズ「アレックス(ALEX)」の魅力⑤「幅広いシーンで活躍する2種類のアウトソール」

スマートさと機能性を兼ね備えたダイナイトソール

機能性を重要視するならダイナイトソールのアレックスがおすすめ。イギリスのハルボロラバー(Harboro Rubber)社によって開発されたダイナイトソールは、ドレスシューズに合わせるラバーソールの中で最も代表的なもの。底面に施された丸いトレッドパターンによって、雨の日でも滑りにくい優れたグリップ力を実現する。タウンユースにも使えるラバーソールには他にリッジウェイソールなども存在するが、ダイナイトソールに比べるとややカジュアルな印象。側面から凹凸が見えないすっきりした仕上げのダイナイトソールは、ドレッシーな雰囲気のアレックスに最適なラバーソールだと言えるだろう。

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ドレスシューズの王道!アレックスの品格を際立たせるレザーソール

カジュアルからビジネス、ちょっとしたパーティなどにもアレックスを履くなら、レザーソールが有力な選択肢となる。古くからの紳士靴のスタンダードであるレザーソールは、ダイナイトソールよりも圧倒的に上品な雰囲気。もちろんグリップ力や耐水性など、機能面においてラバーソールに著しく劣るものの、足馴染みや通気性の良さなどメリットも多い。長時間履いても足が蒸れないため、意外にもビジネスシーンで重宝するのだ。爪先をトゥスチールなどであらかじめ補強し、定期的なケアさえ行えば数年にわたり使用できる。最終的に穴が開いてたとしてもアレックスはグッドイヤーウェルト製法で仕立てられているため、ソール交換が可能だ。

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