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フルーツオブザルームの代名詞「Tシャツ」の3つのポイントとは?
パックTをはじめとするベーシックなTシャツこそ、フルーツオブザルームを象徴するアイテム。生地の丈夫さと着心地のよさは、洗濯しても簡単にヨレずに長く愛用することが可能。薄すぎず、厚すぎず、ほどよい重量感で暑くなる季節にはサラッと気軽に着ることができて、寒くなればインナーとして十分な機能を発揮する。そんな同ブランドのTシャツの魅力を3つのポイントにまとめてみよう。
フルーツオブザルームのTシャツのポイント①コンフォートな肌触りの生地
真っ先に挙がる長年愛される理由となるのがマテリアル。強さとしなやかさを兼ね備えたハイクオリティな米国産コットンを惜しみなく使い、しっかりと厚みをもたせた生地は肌離れがよくサラッとしている。心地いいドライ感を持ちながら、手にとれば感じられる柔らかなとろみのある素材感は、それだけでコンフォートな肌触りとなるのがわかるだろう。吸水性と速乾性にも優れているため、質実にフォーカスをして買い物をするユーザーも満足させてくれる。また、着込むほどに味が深まるコットン生地は、使い続けることで味だしにもなる育て甲斐があるアイテム。
フルーツオブザルームのTシャツのポイント②シームレスでストレスがない着心地の丸胴編み
一般的なTシャツが2枚の生地を縫い合わせて製造するのに対し、フルーツオブザルームは筒状の1枚生地を使った丸胴ボディを下から上へ向かって編む丸編み機で仕上げていき、脇の部分に縫い目がなくストレスのない着心地が特徴。けっして効率のいい生産方法ではない手間のかかるものだが、糸そのものの柔らかさが生かされたヴィンテージTシャツでもよく見られる仕様だ。
そのこだわりはブランド名にもよく表れている。名前を〆る「ルーム」は織り機を意味するワードで、前半の「フルーツ」には食べ物のフルーツだけでなく、“実を結ぶ、結実する”という意味もあり、合体させると「織り機の結実」となる。同ブランドが生み出す自分たちのアイテムへの自信とクオリティを約束してくれる責任感がそこにはあるのだろう。
フルーツオブザルームのTシャツのポイント③ブランド名にも通じるフルーツ染め
フルーツオブザルームのTシャツのなかでも、イエローやオレンジ、グリーン、パープルと彩りが鮮やかなカラーのアイテムは、フルーツ染めによるもの。果実から染料を抽出した自然染料に微量な化学染料を足して彩度の高い発色性を実現。自然染料は何種類もの変化する色素が入っているため、高い染色技術で光の反射をつかった色の奥行きや“ゆらぎ”を生みだす。この独特な色合いは、安心やリラックスを感じさせるといわれているそうで、色の違いだけではない魅力がそこにあるのだろう。
同ブランドのカラー名は、「マンゴー、キウイ、ぶどう…」といった名称が並ぶのだが、それらはそれぞれ「イエロー、グリーン、パープル…」と染料の抽出もととなった果実を示している。自然染料での染めとなると草木染めなども想像されるかもしれないが、発色のよさで大きな違いがある。フルーツ染めは、果実のフレッシュなイメージそのままに華やいだ色合いで、着ることで気持ちも楽しくなるようなイメージ。その鮮やかさには香りさえ漂ってきそうなほどだ。
ちなみに豆知識として、フルーツ染めを行っているのが日本の工場というも知っておいてもらいたい。色落ちなどもせずに発色よく染め上げるには特許もとった限られた工場でのみで可能とのこと。フルーツを火にかけ、丁寧に抽出された果実染料を化学染料とブレンドし想定した色味を生みだすには、特殊なレシピが必要なのだ。こんなところでジャパンメイドの技がフルーツオブザルームを支えていることに、日本人としては親近感を覚えざる得ない。
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