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エアマックス98を構成する3つの特徴
エアマックス98の特徴①「圧倒的な存在感のフルレングス・ビジブルエア」
エアマックス98では、ソールの全周にわたり窓を設けた「フルレングス・ビジブルエア」を搭載している。これは1997年に発売されたエアマックス97で初めて実用化されたものだ。初代エアマックスではヒールの一部のみだったビジブルエアは、エアマックス180でアウトソール側からも視認できるように。ハイテクスニーカーブームのきっかけとなったエアマックス95では、前足部にビジブルエアが搭載された。開発段階ではエアマックス95が「Air Total Max(エアトータルマックス)」、翌年リリースされたエアマックス96が「Air Total Max2(エアトータルマックス2)」、そしてフルレングス・ビジブルエアを搭載するエアマックス97とエアマックス98が「Air Total Max3(エアトータルマックス3)」というコードネームで呼ばれていた。サイドからはもちろん後方からも視認できるフルレングス・ビジブルエアの存在感は、今もなお色褪せることはない。
エアマックス98の特徴②「芸術性を感じさせるアシンメトリーなアッパー」
エアマックス98をデザインしたのは、Sergio Lozano(セルジオ・ロザーノ)氏。ほかでもないエアマックス95を手がけた、伝説的なシューズデザイナーだ。デザインのベースとなっているのは前作のエアマックス97で、落ち着いた規則的なさざ波模様のスタイルを、エアマックス98では不規則な波へとアレンジ。どこかアートを感じさせるような仕上がりとなっている。アッパーは通気性に優れたメッシュ素材を使用。マッドガードにはスエードとスムースレザーの2枚重ねで、耐久性を向上させている。リフレクティブ素材を随所に配置をして夜間でも目立つようにしているのも、ランニングシューズらしい設計だ。
トゥ部分のスウッシュを配したレザーパーツも独創的。左右非対称に並べたシュータンのairmaxロゴも、エアマックス98ならでは。シューレースホールは場所によってパーツを変え、フィット感を高めるよう工夫されている。
ヒール部分までアシンメトリーに。発売当時はエアマックス95やエアマックス97ほどの脚光を浴びなかったものの、エアマックス98が近年再評価されている理由のひとつが、シリーズのなかでも随一の芸術性を誇るデザインだ。
エアマックス98の特徴③「グリップ力に優れたアウトソール」
アウトソールに関しても、前作エアマックス97のデザインを踏襲。ビジブルエアは排除し、ランニングシューズとしてグリップ力を優先したトレッドパターンとなっている。小ぶりなスウッシュがさり気ないアクセントに。
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